シュタイナー学校の担任のパパとクラスの生徒達と共に日曜の夜「魔笛」というモーツァルトのオペラ劇を観た。「魔笛」といってもドイツ人のオペラではなく、チェコの劇団が人形を使って演じる子供向きの劇だ。
あまちゃんはありがたいことに、アレキサンドラという近所に住む友達がベビーシッターをしてくれるという。いつもお金も受け取らず私達の子供の面倒を見てくれるので本当に助かる。こんな人はそうそういない。彼女は洗濯機をもっていないのでベビーシッターする時間に洗濯がしたいという。そしてテレビもないので少しテレビが観たいという。ベビーシッターしなくても全然使ってもいいのだけれど。

高速道路に出て少しすると突然の渋滞。よりによって事故がおこったらしい。劇場に着いたら上演時間のぎりぎりになってしまった。席に着こうと思ったらものすごくトイレに行きたいことに気づいた。ドアの前には男性用トイレだけ。女性用は反対側にいかなくてはならないとのこと。かなり歩かなくてはならないので思い切って男性用トイレに入ってしまった。生まれて30年、初めて男性用トイレで用をたした。誰もいなくて良かった。あわてて席に座った時には劇はもうすでにはじまっていた。

劇はとっても面白かった。個人的にチェコの劇とか映画とか好き。チェコに一人で旅したときもプラクでチェコ語が分からないくせに劇を観ていた。そのときの劇をふたたび思い出した。
具体的に言うとチェコの劇はトリックが多い。人が舞台を突然ぶんぶん飛んだりきゅうに小さくなったり。影と光を使うのが上手で影絵を使って舞台効果を出している。そして衣装やメーキャップがかわいい。セリフもユーモラスにしている。
ただ「魔笛」というのはドイツ人の誇る偉大なオペラなので音楽的にはいまいちだった。ドイツ語も確かになまっていた。それにしてもドイツ語でここまで劇ができるっていうところは感動した。日本人だったらできないと思う。
それにしても演劇って素晴らしいなぁ。ここにいる生徒みたいに小さい頃にこんな劇を観て育ったなら今頃は演劇でもやってたかもしれない。
こんな私は感激していたのに、パパの生徒や生徒の父母達の何人かは「音楽が良くない」「退屈だ」「僕の趣味ではない」なんて批評が厳しい。目がこえ過ぎてしまったのであろうか?そのたびにパパが「僕が選んだ劇だしおかあさん達はお金もはらっているし・・」なんて少し落ち込んでいた。「気にするな。」と励ましたけど夫が意外にも繊細なんだとあらためて気づいた。ちなみに私が何を言っても落ちこまないんですけどね。
普段は働いているパパは見れないが生徒を実際に見たりそのお母さんお父さんがたを見ていると私なりにも色々気がつく事があった。

帰り道、クリスマスマーケットに寄った。
キラキラとしたイルミネーションと市役所の前ではアイススケートをしている子供達。子供が乗れるように子馬もいた。光るメリーゴーランド。寒い夜、なんだか別の世界に来たようだ。
私達も暖かいグリューワインを飲む。からだが暖かくなってくる。
そしてベビーシッターのアレキサンドラにおみやげ。ヨハネスベリーの入ったマスタードと砂糖がけのアーモンド。

家に帰ったら、あまちゃんもアレキサンドラもにこにことしていた。あまちゃんずっと機嫌がよくかわいい表情や行動をしていたとのこと。ほっとした。結婚間近のアレキサンドラが赤ちゃん嫌いになっていたらどうしようと内心思っていたのだ。そう彼女は来月からトルコに嫁に行くのであった。




上手に撮れなかったけどこれが私達の観た「魔笛」



温かいグリューワインをいだだく。赤ワインにシナモンなどの香辛料が少し入っている。いつもこのようなカップに入れてくれる。



アレキサンドラにもらったスイスみやげのジャパニーズチョコレートをさっき食べたけど日本の味はしなっかた。ナッツの味がした。このチョコレートははじめて見たのでうれしい。

今日のひるごはん。不器用そうに、でもどうしても箸を使いたいドイツパパとこれまたどうしてもフォークを使って自分で食べたい1才児の写真をこっそりと撮ってみた。

ちなみに今日のメニューはパセリをまぶした魚のフライ。ドイツ風きゅうり入りのジャガイモサラダ。ルッコラとりんごとトマトとチーズの
サラダ。デザートは私の好きなビオビオヨーグルト。
たいしたことはない普通の食卓。


箸でさかなのフライを突いているが、ぼろぼろ。



上手にフォーク使ってジャガイモサラダを食べている。



ジャガイモをもりもり食べていた。さすがドイツ人のハーフ・・・。私は別にご飯を食べた。



ヨーグルトを食べると猫が机の飛び乗ってくる。他の猫もヨーグルトが好物なのだろうか?気づいたらふたをなめていた。



突然ですが今日のお客さま、りえこちゃんには特別におしるこをどうぞ。久しぶり餅を食べる私達。おかあさん、餅を送ってくれてありがとう。



午後はあまちゃんとパパはお散歩に行った。そこで、学生が作った彫刻を発見。




その後、友達アレキサンドラ宅へ2人で寄ったらしい。フェルトで動物作りはじめた彼女。先を越された。あいかわらす器用な人だ。



この人が器用なアレキサンドラ。ロバのフェルト人形を私達にひとつくれた。かわいく仕上がっていました。作るのに3時間かかったとのこと。

金曜日の午後はこのようにパパも仕事から開放され、のんびりと昼ごはんを食べて散歩に行くことが多い。

まりあちゃんのママの幸代さんはは5人の子供がいるのにドイツで勉強がしたくて本当に渡独した勇敢なママ。その幸代さんは午前中、語学学校に通っている。娘まりあちゃんはまだ2才で幼稚園に入れないので、近所に住むベテラン久子ママが保育ママとなってお昼すぎまでまりあちゃんを自宅で預かっている。
このような保育ママの制度はドイツでは普通に見られる。

私の義理の母だって例外ではない。パパの実家に帰った時、壁にかわいい女の子の写真が貼ってあったので「この子誰なの?」と義理のママに聞いたら血のつながりはないが保育ママをしていた時に預かっていた子だという。
自分の子供たちの写真よりふたまわりほど大きな写真だったので驚いたけど、大事そうに何十年前であろう写真をかざってあるので好感を持てた。あのドイツママなら自分の子と変わりなくその子をかわいがったに違いない。なんせ新聞に赤ちゃんが載っていると切り抜きして見せてくるし、「趣味は?」と聞いたら「赤ちゃん。」とか言ってたからな。

私は当分保育ママはできそうにもない。自分の子といるだけでひやひやする。またうちの猫がひっかき傷をあまちゃんに作った。ひとの子だったらと思うと冷汗でます。



まりあちゃん。2才です。



久子さんの娘の人形。かわいいな。



あまちゃん、おもちゃで遊んで部屋をちらかす。



つまらなくなるとこういう顔をする。


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