風邪をひいて弱っている私を前に、木曜日に5年生のクラスでやるカーニバルのパーティーでインド人に仮装するパパは「どうすればいいかなー?何かいいアイデアはない?」と絶え間なく私に聞いてくる。しかも彼はクラス担任なのでそのカーニバルパーティーを仕切らなくてならない。

私の持っている全てのインド人アイテムを、タンスの奥から引っ張りだしてみた。なんでこんなものを持っているのだろうか?青い刺繍の入った巻きスカート、アクセサリー、染めたシャツなどそれらしいものが出てきた。とりあえずそれらをパパが着てみた。当然、サイズが合わないが巻きスカートなんて、けっこうなんとかなるものだ。

カツラも色々持っていた。ブロンドの髪、かみなり頭スタイルのものなど。とりあえずブロンドをかぶったパパは懐かしのヒッピー時代のビートルズみたいになってしまった。

「インド人は黒髪だって!やっぱりおきまりはターバンでしょ。」と私が言いだし、二人で頭にターバンを巻きつける練習をくりかえした。

英語だったが「ターバンの巻き方」のHPも見つけ、それを参考に私のおんぶ紐を頭にグルグル巻きつける私達。「今、日本人とドイツ人でターバンを巻く練習に励んでいるのは私達ぐらいだろう。」なんて思いながら。しかし、楽しくてちょっと練習しただけで、ターバンならまかせてと言えるくらいになった。

そして、弟がなぜだかくれた「踊るマハラジャ」のCDがでてきたので、ターバン姿のまま家族で踊ったのであった。
誰にも見られたくない。

しかし、木曜日は37人のドイツの5年生全員がインド人になって、日本でかつて大流行した「踊るマハラジャ」の音楽でダンスも踊るらしいから、ぜひパパに写真を撮ってきてもらいたいところである。



まだまだインド人とはほど遠い。イスラム圏の人にしかみえない。ということで明日、貸し衣装屋さんに行ってみます。

風邪をひいているのに、パパの生徒が舞台に出るということで無理やり連れていかれたゾーリンゲンでのカーニバルコンサート。オーケストラをバックに子供たちが舞台に出て歌を歌ったり、ミュージカルをする。
そして突然、舞台に出てきたのはお姫様の格好をした「ミスゾーリンゲン」であろうとんでもない美女。私は鼻をたらしながら美女に見とれて「こんな美女だったら、人生何をするか?」をぼーっと考えていた。風邪をひいて集中力ゼロ。

その後、前々から行きたかったゾーリンゲンのお城を目指して歩き出した。パパも私が何も言っていないのに「あのお姫様はすごい美人だったよなぁ」とかぼやいている。そして林を突き抜けてなんとかお城の下までたどりついた。が見たらリフトに乗らないとどうやらお城には行けないらしい。お城は山の上なのだ。どうやってベビーカーでリフトに乗れるのか。あきらめて、城下町?を散歩することにした私達。
私にとっておもしろかったのはここの地域の家の壁と屋根。辞書で調べるとスレートとなっているが、どの家も濃い灰色の壁で統一されている。伝統的な壁と屋根をしている。私が「なんの素材でできているのか?」聞くとパパが先生らしく「ここの壁はスレートというんだよ」と格好よく答えてた。「おおっ、私の夫よ、すごい知識。」と思ったら、前に歩いていたお兄さんがちらりと私達を見て「よくよくみてごらん。同じようだけどスレート材とスレートもどきの屋根があるんだよ。このタイプはもどきですね。」と突然いいだした。どうみても私には違いがわからない。聞いたらお兄さんは屋根職人だったのだ。パパの知識も職人の前ではタジタジでした。
歩いているだけで色々な発見がある。しかし、いつになったら私はお城に到達できるのでしょうか?




かわいい子供たち。美女はみとれていて写真を忘れてしまった。残念。



これが目指すゾーリンゲンのちいさなお城。



林を歩く、歩く。



かわいい像を発見。背中のかごの中にブレッツェルというパンが入っている。昔にこの地域で実際に存在したパンを売る少年



よくよく黒い壁をみるとスレート材です。うろこみたいな壁。
屋根の上にはブレッツェルのパンが乗っている。



ふるーい教会を発見。

ドイツでこの時期の催しはなんていったて「カーニバル」だ。カーニバルとは、一言でいうと仮装行列みたいなもの。私達の地域ではみんなで単に各自が好き勝手なものにに変身して楽しくパーティーをしたり町をねり歩く。
今日、家具屋のイケアで昼ごはんを食べていたらパパがどうしても今回は「インド人」に変装しなくてはならないといいだした。なんせ今年、学校で古代文明を教えた彼は、37人の生徒とともにクラス全体でインド人になると決めたらしい。

「インド人ね・・・・。私、インド人のお店を何件かドルトムントの町で見たよ。じゃぁ、今から行こうか?」と私は答える。
私は方向音痴と有名だが、けっこうお店とか建物はしっかり見ているのでインド人のお店もばっちりチェックしていたのだ。

ということで車を飛ばしてインド人のお店をはしごする。インド人が何を着ているかは、さほど興味がなかったけど、サリーは美しい。私もサリーを見ていたら欲しくなってきた。でもシルクでできているのか思ったよりお値段が張る。・・・・あっさりとあきらめたのであった。パパも普通の男性服じゃおもしろくないので、サリーにしなよと言ったら承知したけど、こんな大男のサイズが見つからなかった。どうやら自分で作るしかなさそう。

とは言え、おでこに貼るインドのシールなんか見つけて喜ぶ私達であった。

その後、人ごみが嫌いなパパの提案。「いかにして人ごみに合わず、町の中心地を避けて散歩するか?」ということをした。わざと中心を避け、知りもしない路地とか家とかお店を見る。
ーーーーこれはおもしろい。新鮮な散歩のしかた。かなりウキウキと楽しめた。
古い墓地がでてきたり、寂しげな公園やあやしいお店たち。変な看板をみたり、意外なものに遭遇できた。

きれいな鐘の音が聞こえてきて後ろの路地をみたら教会が見えた。教会のドアの前には乞食がいた。
彼をパパと私で観察してみた。なぜなら、その乞食はけっこうきれいな格好をしているのに、老人の心を捉えるのが上手なのか、みんながみんなお金を渡している。「見てよ、見てよ。みんながお金をあげているけど、なんでだろう?なんの芸もしていないのに・・」二人で興味しんしんだった。

素敵なカフェも見つけた。古本屋とつながっているカフェで扉には「文学とカフェ」と書いてある。さっそくあまちゃんとパパと一緒に入ってみた。色々な本も置いていて好きに読める。パパはミントのお茶。私はココアを頼んだ。とってもおいしかったけど、ベービーカーから降りたあまちゃんは嬉しさのあまり、店内を動きまわって、私が後ろで見守っていたにもかかわらず隅にあったワインを瓶ごと割ってしまった。「うわぁ〜」と叫んだ私。安ワインだったからよかったけど、高くついたカフェとなってしまった。

最後にふたたび駐車していたのでインド人のお店の前に行くと、
その隣にもカフェがあることを発見した。扉が真っ黒で「カフェ カリスマ」と書いてある。中を見るとインド人しかいないようだ。「こういうカフェって気になるよね。カリスマって変な名前じゃない。次はここに来よう。」ということになった。

今日は散歩しすぎて風邪をひいてしまったよう。でも写真を少し撮ってきました。




インド人のマネキン



サリーが着てみたい。



古い墓地を発見。緑のこけに覆われて墓地全体が美しかった。



最初の一行目が「砂場」って意味。ドイツ語って単語一語が長すぎる。



口から水がでるのかなぁ?なんだかおかしい。



古いアパートはこんな感じが多い。素敵です。



乞食に遭遇した教会。鐘の音が良かった。



カフェでパパからスプーンでココアをもらう。立ち飲みはダメですよ。



ところで、おかあさん。沢山の食料品を送ってくれてありがとう。あまちゃんもかっぱえびせんをモグモグとすごいおいしそうに食べていました。


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