ちょっぴり更新が遅れた。
というのもおととい、夜の10時過ぎにひょいと私の大事な友達がおみやげの素麺とねぎを片手に遊びに来た。そのまま、眠い目こすりながら語り続け、笑いすぎて本気で涙流してブログどころでなかった。

昨日といえば、サッカーでドイツがイタリアに負けて、それがなんとも悔しい負け方だったでがっくりと泣いたので、これまたブログどころではなかった。

パパは本当に3日ほど一人で自転車を漕いでハーメルンからブレーメンへ童話のような旅に出てしまった。そのパパから昨日、ドイツが負けたときばかりは、私に電話が来た。
「なんで、こんなにドイツが負けて機嫌が悪いのに、私の横にいないわけ?」と言ったら「そんなこと言われても・・・・」と言い返された。みんな悲しいのに喧嘩を売るような口のききっぷりで話してしまった。ごめん。

とにかく、私は年を取ったのか感情が揺れ、涙腺もゆるんできた。笑って泣いたり、スポーツで泣けるなんて平和意外なにものでもないのはわかりきっているのに。

ところで、こんな単純な私だが実は昔、大学生だった頃、母校の高校に社会科(倫理・政経)の教育実習に行ったことがある。受け持ちは高校一年生のクラスだ。私の母校は1年生だけ「倫理」の時間があって、私は担当の先生から「青年における家庭のありかた」をテーマに授業をしてほしいと言われた。

「家庭」をテーマにした授業は自分でも驚くほど重い内容になっていた。鑑別所の青年が書く「家族絵」を生徒と見たり、当時からドイツに興味があったことと、なおかつアリス・ミラーの「魂の殺人」という本を読んだばっかりだったのでヒットラーが虐待されて育ったことや、ベートーベンも虐待という家庭で育ったことなども話した。

このような話をしたからだと思うが、実習の最後の頃、一人の目立たないくらい控えめな高校一年生のおとこの子が3枚にわたる長い手紙を私にくれた。手紙を見てびっくりした。信じられなかったが、こんなに感動した授業はいままでなかったという。未熟な実習生だった私はこれだけで、本当に嬉しかったが続けて読むと、「実は、小さい頃から父から虐待を受けている。」と書かれていた。「更に、今まで気付いたことをバネに大学で心理学を専攻したい」ときっちりと重く書かれていた。

私は「私のこの未熟な授業に感動してくれてありがとう」とは言ったが生徒に個人的に深く関わってはいけないと思って、けっこうクールに接してしまった。どう接すればいいのかわからなかったのである。

何が言いたかったというと、最近のニュースで奈良の16才の少年が父親の虐待と抑圧によって放火したというのを知った。私にはどうしてもその少年が、あの実習したときの子と重なってしょうがない。年も同じだし、話し方や性格も似ている。このことがが、何日も頭をよぎる。無事にあの男の子は、大学で「心理学」を学べたのだろうか。今、思えばもっと相談に乗ってあげれば良かった。父からの「虐待」は続いたのであろうか。

奈良の少年は本当に普通の少年だと思う。確かに加害者ではあるが、「虐待」という被害者に思えてならない。本当にせつない事件だ。

ここのところドイツはカラリと天気がよい。太陽がさんさんと降って真夏のようだ。パパはすぐさまにでも海へ行って飛び込みたいらしい。海はここからは北海に行くしかない。遠い。
しかも、車は壊れたまま。ということは、一人で電車で行ってもらおうか。私の方はいったん外に出ると突然、アクティブになるが、本来は家にこもってまったりするのが好きなタイプ。突然の遠出は面倒くさいと心の中で思う。

妥協ということで、今日は近くの湖で我慢してもらった。ミニ・バーベキュー付き。これで十分、私は楽しめるのだけど。実は、使い捨てのバーベキューセットをもらったのでちょっと試してみたかったのが本音。

ポテトサラダとご飯を炊いて、小さいウインナー達を買っていざ、ケムナダ湖へ・・・・。

ケムナダ湖には、幸せそうなカップル達と楽しそうな犬たちと暇そうな家族が遊びに来ていて、見ているだけでこっちが幸せになりそうだった。

木陰を見つけて、いざバーベキュー。



バーベキューは男の仕事だとヨーロッパ人とアメリカ人は思っているらしい。なんでだか。



食べに、食べて、食い倒れ。倒れながら、撮ったらこんな画像。あまちゃんはかつお節のふりかけごはんに長時間、集中していた。おいしいのか?お肉はほとんど食べない。



スイカ割りしてみた。こんなミニ家族でスイカ一個は大量。お腹が痛くなる。ちなみに、スイカのつゆが飛ぶので裸にしてみた。



はだかんぼが走る、走る。



そんなことしても、誰も見てないから。

その後、プールに直行。外でも室内でも泳げるプールであまちゃんおおはしゃぎで走りまわっていた。いつプールサイドから落ちるのか心配で追いかけまわる私とパパ。
でも、言葉の遅いあまちゃんが日本語で「あっちに行く」と指差してプールで鬼のように言い始めたのを見逃さなかった。単語じゃなくて、文になっているよ。すごい!

何時間か遊んで、アイス屋さんが車で来ていたのでアイスを湖をみながら食べていたら、すでに夜の9時。外はいまだに明るいけど。あまちゃんは車で爆酔してしまった。もう、今日は朝まで起きないだろう。

この時期になるとドルトムントの町では様々な国から役者や音楽家を招いてフェスティバルがおこなわれるのだが、今年はこの通り、ワールドカップの騒ぎで広場も埋め尽くされているので、ひっそり歩行者天国の路上で本日、控えめな演劇フェスティバルが行われた。

その中で感激したのは小さい舞台の上でのパントマイム。観客を舞台に引っ張っての、おもしろおかしい演技がみんなの大爆笑を誘っていた。といっても、残念ながら、この演技の素晴らしさと楽しさは観てみないとわからないと思うけれど。とにかく動作の一つ一つが、実はかなり研究されているのが感じられる。素人にはできない舞台だ。「プロはすごい!」

どうせここまできたのだからだから、サッカー気分もついでに味わおうと屋台で焼きウインナーを食べながら、そこに設置されていたテレビで「フランス対ブラジル」をみんなで観戦した。

実はもっと大きな画面を用意してある場所がドルトムントにはあるのだが、私達はいつものようにベビーカーを持っていたので、入場のコントロールでひっかかった。「イギリスチームはさっき試合に負けたのでこれからイギリスのサッカーファンがやけを起すだろうから、危ないので子どもは引っ込んでいたほうがいい」と言われた。

と言っても、町のいたるところにテレビが設置されていて、たくさんの人達と観戦したのはすごい、楽しかった。買い物中でも、ご飯中でも試合が始まるとみんなワーワーと騒いでテレビを観だす。楽しい雰囲気。

しかし、楽しいことばかりだけではないのだった。パパがあまちゃんを抱っこしたとき、あまちゃんが突然、パパのめがねを取って地面に投げつけたので、案の定、めがねにひびが入った。

昨日は車の窓にひびが入って、今日はめがねにひびが・・・・。夏休みが始まったばかりなのに、無駄な出費だとか、注意散漫など文句をブーブー言ってみたら、ドイツでは「ガラス・陶器などの破片は幸福をもたらす(Scherben bringen Glück)」ということわざがある。と言われ、「こんなに割れたのだから、すっごいいいことがあるに違いない」とパパに言われた。いいこと、起こるのかしら。それにしてもすごい、楽観的な意見でがっくりした。あっぱれです。



昨日、サッカーのランニング買ってしまった私。ちょっとかわいい。



プー、プー、プー。



サッカーボールの上で休憩。


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