春休みが終わってドイツに帰って気がついたけど、こっちもずいぶんと春らしくなってきた。木々は緑が美しく、その木にはピンクやら白やらと花ざかりである。
私が住んでいるビッテンの町はルール工業地域の一角であって、たしかに錆付いていて荒んだ町模様だが、5分ほど歩いただけで、白い花をたくさん付けた木の下でヒツジがのん気に休憩している光景や子ウサギが道端をぴょんぴょんしていたりする。本日、目についたのはいたるところにに大量のカタツムリ。
まぶしい緑の中を日本ではみんながびっくりするようなマウンテンバイクのようなタイヤがついたベビーカーをひっぱって、逃げようともしないカタツムリをつぶさないように歩いていた。

障害者のホームのお庭に久子ママと子どもを連れて、遊びにいった。ブランコも砂場もガーデンもある。おもしろいものもある。何本かの木の幹に小箱が付けられて、手をのばすと箱の中に手が入れられるようになっている。何が入っているかは触ってからのお楽しみ。誰が作ったのかそんなお楽しみ箱もある。

ここの庭で久しぶりの人にあった。私がここの「栗の家」で実習生として働いていたときの女性のシェフのマグダレーナだ。私は今では友達のノベルトが働いているので「さくらんぼの家」の方などは行くけど「栗の家」には行っていない。ここでは各家々ごとに15人ほどの障害者が住んでいて職員がいる。家ごとにシェフがいるのだが、マグダレーナは「栗の家」だけでなく全ての障害者の家をまとめるシェフとして働いている。この障害者ホームの一番の責任者といえる。

私が「栗の家」に通っていたときキビキビしていて大声を出す強気な彼女がすこし恐かった。尊敬するかたわらそんなドイツ人女性になれていなかったのである。
その後、私がまだいたあの最後の夏、彼女の夫が末期ガンとなり私がいる間に亡くなった。みんなが悲しみの中に陥って、私も葬式に参列したが、あえて黒い喪服でなくて夫が好きだったからとあえて真っ白なコットンのワンピースを着て、毅然と立っていた彼女がとても印象的だった。

本日、久しぶり見た彼女が確かにパートナーはいなくなったがあいかわらず大きな男性を相手にキビキビと指示している姿を見て嬉しくなった。

のんびり、のんびりカタツムリとその横でテキパキした彼女が働いていて・・・それでいてとっても調和した世界が横たわっているのを感じたのであった。

日本の実家の玄関から、まるまる24時間かかってようやくドイツのアパートに。
たった12日間の日本への帰国だったのですが、なんとも濃厚な日々だった。日本に着いてまもなく乳母車をひきながらバックパッカーのリュックを背負って箱根、京都に旅行。こんなもんだからバスに乗るの断られたり、ロープウェイに乗るたびにめんどくさかったが本当におもしろかったな。
その合間に弟と彼女の「こしひかりちゃん」のところに遊びに行ったり、小学校以来の親友のところにおじゃましたり、パパの始めた弓道の弓具を買っていたらすぐさま帰国になってしまった。
旅はしたいし、家族とも話したい、友達とも会いたいと欲張っていたら、ヘトヘトになってしまって移動中にキヨスクでどこかのサラリーマンのように栄養ドリンクを買っている自分がいた。それでも会いたい人ややりたいことは半分しかできなかった。それにしてもなんせ2歳児になろう子どもがいるから疲れるのはあたりまえなのであった。

その間、ブログのことはすっかり忘れてしまった。しかもデジカメの接続部分のカーベル(日本語でもカーベルというの? )を日本に忘れてしまって写真が見れないのが残念。またそれらが送られてきたらゆっくりと画像はアップしようと思う。そのときに色々と旅行のことを書きたいと思う。

それにしても、日本からドイツに戻ってきた土曜日の夜のこと。空港から電車に乗って思ったのがなんともまぁドイツの電車の中は殺伐としていて汚いのであろう。(といっても色々な種類があるので私達の乗り合わせた電車のこと)ごみは飛び散っているし、窓には落書きがしてあった。そんな汚い中、あまちゃんは床にころがってはしゃいでいた。ちょっとおかしな人が来てわざわざゴミを私たち座っている座席の横のゴミ箱に捨てたのはいいけど、蓋もしめずごみを撒き散らした。「ゴミを捨てたのならちゃんと蓋をしろ!」とパパが怒った。
その横では穴が開いたボロボロのジーンズを着た若い酔っ払いが罵声をあげて私達の横を過ぎ去った。こんなことは日本では考えられなかった。「ドイツって国は本当に先進国なのか?カルチャーショックだよ」とパパがつぶやく。

ドルトムント駅に着いてもあんなに大きな駅なのにエレベーターがないので乳母車で階段を登るのが苦しい。そのほかにスーツケースとリュックと旅行カバンを持っていた私達。何とかホームにたどり着いたら
アナウンスが流れ「ビッテン行きの電車は今日は走りません。」と言う。またもや重い荷物とともに階段を降りなくてならなかった。

土曜の夜にアパートに着いたが、次の日の日曜日はスーパーマーケットはもちろんのこと、お昼までレストランもしまっている。お腹がすいた。冷蔵庫は空っぽ。
日本だったらコンビニがあるだろうに・・・。とすでに日本が恋しくなった。

時差ぼけとハードな旅行だったので突然、がっくりとしてしまったのか眠い、眠い。ずーっと寝ていた。このまま起きれなくなってダメ人間になってしまったらどうしようなんて思ってしまった。

さっき、ここから近い植物園に家族で行って、美しい木々を見ながらコーラ飲んでいたら少しずつ正気が戻ってきたのであった。
よかった。

あと、何時間かで空港に向かうのですが、
なんと今になってドイツパパのパスポートの期限が切れていたことが判明!こんなことってあるの?冷や汗、タラタラ・・・・。
パパは日本に入国ができるのだろうか?さっき大使館に電話したらなんとかなると言われたけど、最初からこんなです。日本はEU圏でないのである。パスポートは必要。もうダメだったらパパ無しで飛行機乗るかも。

あまちゃんのためにはこっそりと買った絵本をバックの中に忍ばせた。これだけじゃダメだろうなー。飛行機でいいこにしてくれるにはおもちゃやおやつも必要だな。

ドッタンバッタンとしておりますが、日本に帰国するので更新は少しお休みします。22日に帰る予定ですが、もしかしたら、私とあまちゃんだけ延長するかもしれません。そうしたら、会いたかったお友達にも会えるかも?まずは行きの飛行機の様子を見てから考えることにします。

桜はまだ残っているのかな?久しぶりの日本が楽しみです。


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