久しぶりに、「今、夢を見ているんだ」と意識がある明晰夢を見ました。

夢の中で、空を飛びながら色々な建物に入って、建物や人達を見たり、遊びに行っていました。
見えてくる建物は、天使の絵が描かれたゴシック建築の天井が見えたりやヨーロッパ風の家だったので、「やっぱりヨーロッパに住んでいるだけあるわ」と自分で感心していました。面白かったのは人が夢を見ている間に、病気になった人を治しておく医者という人にも出会いました。

最後は見たこともないおじさんの家に入りました。おじさんが何かお酒をコップに入れてくれました。「夢の中だからちゃんとアルコールの味がするのかなぁ」と言いながら、それを飲んだのだけれども、ちゃんとお酒の味を感じることができました。
そして、何だかあまりにリアルだったので、夢の世界か現実の世界か分からなくなったあたりで、おじさんがガザゴソと5枚くらい何も書いていないハガキの束を私に渡しました。

「向こうの世界に行ったら、どんな様子なのか、あった事とか色々とハガキに書いて送って欲しい」とおじさんに言われました。

「わかった。向こうの世界のこと報告するね」とハガキを受け取りながら、答えた途端に目が覚めました。

起きてベットの中で手もとを見ても当然、そのハガキなんてありません。
そんな不思議な夢を見ました。


ところで、現実の世界では可愛いハガキが私に日本から送られて来ました。


中学校時代の同級生が、お誕生日が近くなって来た私にメッセージが書かれた絵葉書を送ってくれたのです。ありがとう!パンダが好きなお友達です。
上野動物園のシャンシャン、可愛い!シャンシャンと私のお誕生日が近い事を知って、嬉しいなぁ。子どもたちとシャンシャンの写真を見て楽しんでいます。

あと、もう年を取りすぎているのか自分の年を1歳分、勘違いしていた事に気が付きました。思っていた年齢より実は1歳、若かった事に気が付きました。だから、今年はお誕生日、しなくていいくらいです。

日本の母が、5月の連休に私やドイツに住む孫たちのために、スーパーやお買い物にいっぱい行ってくれて沢山の小包を送ってくれました。

ここ何日かその時の、小包が次々と届いています。ほとんどがちゃんと届いているのですが、ある小包が税関に引っかかって、市の税関局から1通の手紙が来ました。手紙には税関局に直接、来てくださいと書いてありました。

それで、何に問題があるのか分からなかったけれど、その税関所まで、小包を引き取りに行って来ました。

税関所は市の端っこの方で、普段は行かない地域です。バス停で降りて、スマートフォンで地図を見ながら行ったのだけれど、方向音痴の私はその地図の見方が分からないのです。それで、その場にいた通行人の方に聞いてみました。でも、教えてくれたのは、どうやら逆方向だったようです。

ひたすら、そのまま逆に歩いていたら、スマートフォンのナビが「ホクトウに進んでください!」って何度も言いました。
「このナビって、日本語を喋るんだ。でも、ホクトウって、北東ってこと?」。方向で言われても、方位磁石持っていないから、どうすればいいのか分からず困りました。あっ、でも方位磁石のアプリも持っていたから、それを使えば良かったのなと今、思いました。

そんなこんなでたどり着くが大変だったのです。

やっと辿り着いた税関局。でもそこで、ショックなことがありました。

税関で問題になったのは、ある光るおもちゃです。電池を入れるおもちゃで、ピカピカ光ります。


私がニコぐらい小さい頃(40年ほど前?)に売られていた懐かしのレトロなおもちゃです。当時、まだファミコンはなくて、こんなゲームがあったのです。

我が家のアマデウスは発達障害があって、はっきりと診断はされていませんが自閉症の傾向が強いです。その1つだと思うけれど、生まれた時から、ピカピカ光る物が大好きです。電球も今でも執着しています。
そういう事を知っている母が、ピカピカ光るおもちゃを送ってくれたのです。

そして、ドイツまで飛行機に乗ってやって来たおもちゃだったのに、この税関局で「電池の入っていたり、電気のおもちゃは駄目です」と言われ、その場でゴミの処分をするという紙にサインをする事になりました。そうなんです。電池の入ったおもちゃは、捨てるそうです。ドイツの税関、職員にもよるのかもしれないけれど、そうとう厳しいです。

母がせっかくおもちゃ屋さんで、買ってくれて、しかも確かにアマデウスが母には言っていなかったけれど欲しい、欲しいと言っていたので(実は弟も十年前にくれたのだけれど故障してしまったおもちゃだったのです)、ショックでした。

とにかく、色々としてくれ、ゴミ箱行きなんて悪いな。「こんな事になってごめんなさい」と泣きそうになって思ったのですが、送った方の母はさっぱりと「あらら、また、良いことあるよ」と言ってくれて、救われました。

あとは、日本食やら孫たちの洋服やらお菓子など沢山……。送るって、お金も手間も大変です。母の愛をとても感じます。今日もありがとうでいっぱいです。

昨日はお友達のピアニストN子さんの家まで行って、ピアノのレッスンを受けました。
何ヶ月に一回、N子さんにピアノを見てもらっているのです。そして、夏にはN子さんからピアノを習っている生徒の発表会に出ることになりました。

何を弾いてもいいという事なので、前からこっそり練習していたシューベルトの即興曲の中から、何か弾きたいと思っていたですが、右手が痛すぎて弾ききれないということがわかりました。

そうなんです。去年かおととしに階段ですっ転んで右手を痛めてから、少しでも無理をすると右手に痺れや痛みが出るのです。そして、あのベートーヴェンのソナタを重いピアノで無理に練習して悪化してしまいました。

だから、グリークの抒情小曲集から、綺麗でうっとり出来る2曲を弾く事にしました。
N子さんはフレーズごとに、すごく丁寧に見てくれて、今までこんな風に教えてくれて感謝しかないです。

なんせちゃんとしたピアノ教育を受けていない事もあって(昔、近所の19才だった音大生から習っていたけれど…)、頭を使っていない私の天然なピアノ演奏に対して、ドイツの音大できちんと教育を受けた「分析」「思考」を使えるN子さんから学ぶことが本当に沢山なのです。多分、レッスンが2時間ぐらい経ってしまったと思うぐらい細かく見てもらいました。


しかも、イチゴのケーキとコーヒーまで淹れてくれて、さらに2時間ぐらい居座ってしまったよ……。おしゃべりも楽しかったです。平日の大事な時間も使ってくれて、ありがとうがいっぱいです。


週末にオイリュトミーの先生から頂いたお花が大きく咲いて、素晴らしいです。
ピアノ演奏も、大きく成長できるように頑張りたいと思います。


ニコとハナルナを連れて、ヴッパータール市で主催された大きなファミリーコンサートに日曜日に行って来ました。
チケットは購入が遅れたために奇跡的に取れた最後のチケットだったので、大きなホールのほぼ1番後ろでした。後ろは赤ちゃん連れが多かったです。

でも、子どもは舞台の前に作られたスペースがあるので、そこでコンサートを聞くことができます。

ここが1列目の真ん中です。よく見える席でラッキー!

ファミリーコンサートは、いつも1時間ぐらいで、音楽を知らない人も子どもにもわかりやすく作曲家や、楽器を紹介してくれて、誰でも気軽に音楽を知ることが出来ます。

今回のテーマはロシアの作曲家「ペーター チャイコフスキー」でした。
みんなが知っているバレエ音楽の「白鳥の湖」やくるみ割り人形の中から、数曲を取り上げたり、子どもも楽しいコンサートでした。

司会者がドイツでは有名人。子どもの番組「Wissen macht Ah!」でおなじみのRalpf Casperさん。



コンサートが終わって、偶然にも入り口で会って、サインと写真を一緒に撮ってもらいました。こんなカジュアルな格好で、司会もしていて、終わったあともニコニコとすごく自然で優しい雰囲気でした。私はテレビをあんまり観ないので、テレビではどんな感じかはわからないのですが……。

その日は、コンサートだけではありません。市の音楽学校の方達の協力で、オーケストラに使われる楽器を子ども達が試したり、音楽学校の生徒さんのコンサートなどもありました。


トランペットを吹いてみるニコ。



ちゃんと音が出ている〜。
サックスフォン、かっこいい!実は私もサフォンフォンを習っていたことがあるんです。男の子達に混じってやっていたけれど、センスがなかったです(笑)。でも、ピアノは弾かないで、ジャズを毎日、聞いたり、サックスフォンを吹いていた時期もありました。


ギターの超初歩まで、ちゃっかり習ったニコ。


こんな大きな縦笛をはじめて見ました。
大きすぎて、指が押さえられないことに気が付き笑えました。しかも、音が小さな縦笛より小さいのです。。。


ハワイのお母さんみたいな人の歌声が気持ち良かったです。

会場では、学校の子どもやオーケストラの先生、私のハープの先生も一日中、働いていたので会えました。あの道で会ったハープのお兄さんは、夕方からここで、コンサートをするということ。ただのストリートミュージシャンと思っていたけれど、実はコンクールも出ちゃうようなハープの上手なお兄さんでした。


お外も広々と、気持ちいい会場。。。
あんまり興味ないのに連れて来ちゃたので、少し拗ねています。一応、バイオリンは続けています。

帰り道は、また違う小さなフェスティバルを通りかかりました。なんか楽しい雰囲気だったので寄ってみました。

エチオピアの本格的コーヒーを飲んでみました。

これが自然なコーヒー豆。これを火で炒るところからやるから、1時間ぐらいかかっちゃうように見えました。
あまりにコーヒーが出来ないので

エチオピアの餃子や、ドーナツ、ミントティーを飲んだけれどもどれも美味しかったです。




もうどこの国だかわからない雰囲気になって来ました。目に見えるすべてが面白かったです。

そして、家に帰って来て、ニコに「今日、色んな楽器を見たり、コンサートを見たけれどもこれから何の楽器を習ってみたい?サックスフォンかな?」って聞いたら、
「チェロ!」と答えたのには意外だったので驚きました。

だって、1回も試してもいない楽器だったので……。なぜチェロなのか?でも家族はサックスフォンはうるさいので、ニコが習うならチェロにしてくれとのことです。


おまけ。夜は手作りピザ。子どもが作ったピザ猫です。ブログに載せてというので……。ドイツの猫は「ニャン」じゃなくて「ミャウ」ってお話しするようです。

治療教育が必要な子ども達が通うシュタイナー学校では、土曜日、特別な日でした。

その日は学校でどんなことを学んでいるのか、どんな様子なのか舞台の上に各クラスがあがって見せる日だったんです。

いつもは子ども達は、送り迎えのバスで登校するのですが、この日はご家族の方と一緒に学校に来てもらい、1時間ほどホールで舞台をみてもらいます。

その後は、お母さん達の作った、サラダやケーキを食べたり、学校の各工房なども見学出来ました。

私も11年生のオイリュトミーの伴奏者として学校に行きました。

去年から、11年生はベートーヴェンのソナタ3番の一楽章などをオイリュトミーでやっていて、最初は授業だけかと思っていたのだけれど、他の上級生のクラスに見せるようになったり、今回は舞台に乗るまでになりました。
舞台の上に乗って、お客さんの前でやろうと目標ができたことで、みんなの練習にも力が入りました。

でも、このベートーヴェンの初期のソナタの曲、くせものです。よく音大の入試課題曲と聞いたことがあったのだけれども納得です。技術レベルが嫌でも見えてしまうという曲なんです。1小節目から、困難で3度の指が思うように動きません。至る箇所で自分の今の出来る技術的な限界が見えてしまって、人には正直聞かせたくない曲です。

それに学校の舞台の下に置いてあったピアノは、ほとんど使われない古くて、響かない、鍵盤も重いグランドピアノでした。変な音もするし、鍵盤も凹む所もありました。
最初に弾いた時に、出だしの1小節目が、鍵盤が重すぎて弾けなかったので、冷や汗が出てきて、本番に弾くのが「こわい〜無理、無理」って思いました。

オイリュトミーの先生も、生徒たちのオイリュトミーの方で、緊張したり心配な部分があったみたいです。もう何年もここの学校では、上級生は舞台でオイリュトミーを披露していなかったとか……。
そんなこんなで色々と乗り越え、お客さんやご家族に披露した11年生のオイリュトミー。終わったあと、観客から沢山の褒めをいただきました。子ども達の底力ってすごいです。後、とにかく、こわくてもやってみるって大事だなぁと……。


終わったあと、先生からお花をいただきました。何かといつも優しい先生で、胸がいっぱいです。


その後、校内にも行って工房とかをみました。蜜蝋のロウソク作る工房。


蜜蝋ロウソクと石鹸を買いました。


わぁ、素敵!かごを作る工房もありました。

外では、アフリカの太鼓とダンスというものや、顔に絵を描くコーナなどあって、子どもたちが遊べるようになっていました。

お天気にも恵まれて、外で美味しいものを食べながら、おしゃべりしたり、心も体もあたたかな時間を過ごしました。


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