最近、ブログの更新が少なくなってしまってごめんなさい。あっという間に前回から1週間、経ってしまいました。

昨日はとても良いお天気の土曜日で、家族が靴や洋服が買いたいというので、ドイツからオランダに車で行ってみました。

私は買い物なんて近所でいいじゃんと思ったのだけれど、オランダの方がドイツになさそうな物がきっと売っていると夫が言い出して、とりあえず行くことになりました。彼はいつも何かと遠くに行こうとします(笑)。

とはいえ、ドイツの西部に住んでいる我が家から、オランダは車でたった1時間。とっても近いです。今回は、行った事はなかったので、国境の近くの「ベンロー Venlo」という町に行ってみました。


土曜日だったので、広場でマーケットが開かれてました。
ん〜、我が家の住む町のマーケットと変わり無いレベルでした。普通の市場マーケット。

ただ、違うのはキベリングという「タラのフライ」が屋台で沢山、売られていて、それがオランダ名物な事と、お花や植物がドイツより安い事。バラもチューリップも30本で5ユーロ。蘭の花も3株で10ユーロってやっぱり安いです。

それで、植木鉢や籠に飾られた植物や花をいっぱい買ってしまいました。その植物は学校のクラスに飾る事にしました。



野菜もマーケットでは安く買えます。パプリカ20個で1.5ユーロで売られていたもの……。



オランダといえばチーズ。タイヤみたいなチーズが街中ごろごろ。

これは何でしょう?

巨大な買い物のカートがスーパーの前にありました。


ここから音楽が聞こえてきます。これ、実際は大きくて車なんです。




オランダはドイツと地形が違うというのもあるのか、ひたすら続く平地でみんながニコニコと自転車に乗っていて、ドイツより軽やかで穏やかな雰囲気でした。多分、住んでいる人もゆったりと平地のような感じなんです。
この雰囲気が毎回、小さなカルチャーショックです。こんな風に豊かなのにのんびり暮らせる国があることに。そして、余裕があるからなのか、花を飾ったり、可愛い雑貨がいっぱいあって、オランダの方は色どり豊かな素敵な生活をしていそうです。

それにしてもたったの1時間で、言葉も国民も違う国に行けるって面白いなぁ。

今日は秋分の日なのに、大雨警報が出たほど雨が降った1日でした。本当はデュッセルドルフに住む仲良しのりょうちゃんに会う予定だったのですが、雨で電車が止まったりしたら困る(電車のアクシデントが多すぎ)ので、会いに行くのはやめました。

それで、住んでいる市のHPを今朝、見ていたら、ケルトハープ奏者のコンサートがあるのを偶然に目にしたので、そこに行きたいなぁって思いました。実はこれからハープを習う予定で、ただ今、音楽学校に申し込み中。それなのに、ハープのコンサートって今までの人生で行った事がなかったのです。

コンサートの会場を確認したら、市の中心ではなくて、山を登ったような少し離れた所でした。車の運転出来ない私には、少し遠い所です。夫がいれば車で連れて行ってくれただろうけど、仕事で学校に行っていました。

そんなこんなしていたら、気が付いたらコンサートの時間は刻々と迫って来ました。ああ〜、この時間だったら、もう車でも間に合わない。無理だぁと思っていた矢先、夫が学校から帰って来たのです。そのまま、玄関で捕まえて「もう遅れちゃったけど今、コンサートに行きたいから車で連れて行って!」と言いました。そしたら、なんの事だかさっぱりわからない状態の夫が、すぐに会場に連れて行ってくれました。



前置きが長かったけれど、そんなこんなでケルトハープのコンサートに潜り込むことができました。小さな普通の家みたいな会場で、無料コンサートだったのに、20人もお客さんがいないくらいでした。遅れてしまった私たちに、そっとドアを開けてくれました。

会場ではショートカットでほっそりとした女性が1人でハープを演奏していました。思ったより小さなハープなのに大きな響きを持ったハープです。ハープの木と一緒に呼吸しているような演奏で、自然を感じる美しくて優しい音でした。

やっぱり予報通り途中、雨が激しく降って来て、ハープだけでなくて、雨の音も聞こえて来ました。横の大きな窓から見えたのはアナベルという種類の紫陽花。私の大好きな植物です。その薄ピンク色のアナベルが雨で濡れながら繊細に揺れていました。

そして、ふと昨日の夜に、お友達が送ってくれたドイツでチベットのお坊さんが作っている砂の曼荼羅の写真を思い出しました。「今ごろ、河にその砂も流しているんだっけ。ああ〜、生きているもの全ては水に流れ、自然に還って行くんだ」
って思ったら、勝手に涙が出て来るのです。
美しいハープの音色が心もゆるませてくれて、どこかの見えない大きな河につながったような感じになったのです。そして、ハープ奏者の方を見たら、オーラなのか彼女の頭の周りが明るい水色に覆われていました。

そして、涙を必死で堪えていたのだけれど、ハープ奏者の彼女が、演奏の合間にニコと同じように「笑顔が大好き。みんな、笑顔でいてね」って何度もおっしゃていました。
最後に演奏が終わって、思い切って彼女に声をかけたら、「これからケルトハープを習うんです」て言ったからなのか、はじめてお会いしたのに私にだけぎゅっとハグしてくれて、励ましてくれました。

秋分の日、雨の中、うれしい不思議な音楽体験をしました。


ニコが6歳になりました。ニコは誰よりも早起きをして、朝の5時45分にはこうやってプレゼントを見つめて、1人でワクワクしていました。

日本のおばあちゃんからプレゼントも来ていたし、ドイツのお祖母ちゃんのプレゼントもあって、気がついたらプレゼントがいっぱい!

他のみんなも起きて来て、まだ朝の6時台なのにハッピーバースデーの歌をギターの演奏で歌いました。ドイツ語、英語、日本語の順番に歌いました。

朝食はニコは幼稚園で食べます。ケーキだけでなく、先生と協力して、パンや上に乗せるチーズやハムなどの準備もしました。

ニコを送り出してから、今日は自分もお仕事があったので、学校に向かったのだけれど、
すっかり木々が秋になってか枯れ葉が舞っていて、とても感傷的な気分になりました。

ニコが生まれて、病院で入院していた事を思い出したからです。嬉しいけれど、ニコの誕生日辺りを思い出すと泣きたくなる記憶ばかりです。半泣き状態で、学校のドアまでやってきました。それにしても、お誕生日なのに、泣きそうっておかしいなって思いました。

少し前のことなんだけれど、ニコへの愛しさでいっぱいになってしまった時に「ママはニコが大好き過ぎて……どうしよう?」とニコに言ってみたら、一瞬、困ったお母さんだなという顔をしたのだけれども、「ママはずっと笑っていればいいよ」って言ってくれました。
「そうか、笑っていればいいのか…」って、学校のドアの前で泣きそうになった後、ニコが言っていた事を思い出しました。
やっぱり、にこにこニコちゃん、笑顔がいちばんだね。

今日は、ニコの6歳のハッピーバースデー!まだ夜中なんだけれど、こっそり幼稚園に持って行くケーキを作っていました。


じゃーーん。さっき、出来ました。不器用なお母さんでも作れる「恐竜のケーキ」。パウンドケーキに恐竜の顔が描かれた画用紙を刺しただけという斬新なケーキです。それより色がかなり怪しいのだけれども、これを幼稚園に持って行って大丈夫でしょうか。子ども達が「何?これーー」って笑ってくれる顔がみたいです。

恐竜が好きなニコのために幼稚園の先生は恐竜の本とフィギュアのプレゼントを準備してくれたそうです。実は、私も恐竜のプレゼントを買ってしまいました。

きっと起きたら、恐竜だらけのお誕生日になりそうです。

土曜日は近くの公園で子どものための「秋祭り」がありました。せっかくなので、ニコを引っ張って、行って来ました。


移動式の小さなメリーゴーランドもありました。本当に小さくて、馬も車も笑ってしまうほど小さいメリーゴーランド。

子ども達が乗って、そのメリーゴーランドをその親達やお祖母ちゃん達が見守っていていました。
メリーゴーランドが回り始めると、ニコが目を泳がせて私の事を探して、見つけると嬉しそうに手を振ってくれます。クルクルと回る度にそれが何度も続きました。小さな子供の見せるママを見つけた時の、安心感と嬉しさの表情を感じて、幸せな気分になりました。

あと、1年もしたらニコがこんな表情なんて見せてくれないかもしれないし、メリーゴーランド自体にも乗らなくなるかもしれません。

全てが貴重な「今」なので、写真をいっぱい撮ってしまいます。


パトカーが来ていて、警官の方が車に乗っていいよって言ってくれました。


わーい。警官になったみたい。大きくなったら将来はやっぱりピアニストじゃなくて、警官になるそうです(笑)。蜂蜜を作ったり、タイムマシンも作りたいらしいから、やりたい事がいっぱいなんだね。。。。


お姉ちゃんも来て、真面目に交通ルールについて警官の前に座ってお勉強。偉いな……。
私は右も左もよくわからないから、娘に感心しました。


女の子達の合唱を聞きながら、ケーキも食べました。
ニコの選んだケーキは当たりです。プリンが乗っていて美味しかったです。
私はティラミスケーキと思ったら、プラムチーズケーキでした。みんなの手作りケーキ、食べてみないと味が想像できないです。

その後、ゲームをいっぱいしたら、プレゼントを沢山頂きました。要らない昔の玩具など……。それでも、すごく喜んでいました。
楽しい事が夏休みが終わっても、いっぱいなドイツです。


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