今週、水曜日から夏休みが終わって、学校が新学期になりました。

不器用な自分なので、色々と大雑把に計画してみました。
お仕事はこれから1年は週に3回、行くことになりました。2つのシュタイナー学校でオイリュトミーのピアノ伴奏をします。

その他、家でやることがいっぱいです。
1日に掃除が1時間、洗濯とアイロンが1時間、料理と食器洗いに2時間と予定を立ててみたのですが、どうでしょうか。
それに犬の散歩、子供の宿題をみたり、バイオリンの練習に付き合ったり、買い物をしたり……。こりゃあ、忙しいなぁ。。。

自分のピアノの練習もしたいです。友人ピアニストN子ちゃんがこう教えてくれます。

「ピアノを仕事と思って毎日、継続して練習すること、楽譜に正確に弾くこと」が上手になる秘訣だそうです。
ピアノ大好き!って言っているだけじゃ駄目だそうです。これを聞いて胸が痛いけれど、何事も、地味な積み重ねだもんね。納得しました。

ピアノと言えば、最近、ニコが自らピアノの練習をしています。

きっかけはこの夏、かっこちゃんの旅行で出会った方から頂いたアンパンマンのシールです。

そのシールをハナルナお姉ちゃんがドの所の鍵盤に貼ったのです。最初はバイキンマンでした。そのバイキンマンの付いた鍵盤をエイッエイッって指で叩いて遊んでいました。


そのバイキンマンのシールが剥がれちゃって、怒っている所です。バイオリンをキリキリ弾いてこわいーー。剥がれたバイキンマンは椅子の上に落ちています。



新たに後日、アンパンマンとカレーパンマンのシールを貼って、本格的に練習を開始!
母がずっと前に送ってくれたキティちゃんの赤バイエルを引っ張り出して、「ドレミファソ ソファミレド」は自分で楽譜を見ながら弾けるようになりました。指もちゃんと独立して動いています。パパをわざわざ呼んで、弾ける所を見せていました。そしてみんなで褒めたら、ニコニコ笑顔。ピアニストになると本人は言っております(笑)

全くもってシュタイナー教育的ではない音楽の教え方ですが、アンパンマンのシールを今日も指で叩きながら、ニコはとても嬉しそうです。



デュッセルドルフから車で15分、ノイス市にあるインゼル・ホンブロイッヒ美術館(Museum Insel Honbroich)に行って来ました。

美術館といっても、このインゼル・ホンブロイッヒ美術館はかなり珍しいタイプの美術館です。
広大な土地の手付かずの自然の中にパビリオンと呼ばれる少し変わった建物が点々とあって、地図をもらってそのパビリオンを訪ねていきます。

美術品だって、確かに置いては在るけれど説明文や題とか全く書いていません。監視する人さえいません。






簡単な食事がビュッフェ形式で置いてあります。コーヒーもお茶も飲めます。


これこそ素朴な美味しさだなぁ。パンも3枚食べて、ジャガイモも食べてお腹がいっぱい。


敷地内はりんごの季節。至るところにりんごの木が植えられていました。何にもしなくても自然にりんごがこんなに出来るなんてすごいです。ビュッフェの所の籠の中にもりんごがいっぱい入っていました。りんご、食べ放題。


ヌートリアがその木から落ちたりんごを拾ってごりごりと食べていました。動物たちも沢山、住んでいるようです。



どんぐりがビシビシと音を立てて、落ちて来ます。ハナルナが手の上にどんぐりを乗せて見せてくれました。うわー、こんな大きなどんぐりを見た事ありません。
そして、何処から風も吹いて来て、木と草がざざっと気持ちの良い音を立てています。
そんな自然の中、何世紀も前の拾って来たようなアフリカやアジアの工芸品をぼんやりと見て、アートや人間、過ぎ去った時間に確かに向き合えました。


夫はこの美術館の年間パスポートを持っています。なぜなら、仲間とコーラスの練習をこの美術館内でやっているそうなのです。
色んなタイプの建物に入って、外でも勝手に歌っていいみたいです。練習するハウスもあるみたい。
色んな建物があって音響が面白いスポットもあります。植物で覆われたある建物ではグランドピアノもありました。芸術的な事には
寛大な美術館です。

夫が即興でアフリカチックに歌うと、すごく美術品ともマッチしてまた面白い場になりました。
声が響く空間に子供達も歌い出しました。監視員もいないから、誰も何も言わないです。
もはや自分達がアートの一部になってしまったかのよう……。




夏休み最後の楽しい遠足になりました。

今日は幼なじみのりょうちゃん一家とエッセン市のグルガパークのファミリーフェスティバルに行って来ました。

りょうちゃんとは小学校3年生で会った時からの幼なじみで初めてドイツに来た時も私達は一緒だったのです。
はじめてドイツに来た時なんて何も分からずニュールンベルクという町で反対方向のバスに乗ってしまって、2人で「あれれ、逆だよね…ワハハ!」なんて笑っていました。

今では、お互いドイツにいる間に家族が出来て、みんなで合わせて9人。ぞろぞろと小さな子供達がくっついてグルガパークでも大名行列みたいでした。りょうちゃんの旦那さんとかいなかったら、やっぱりグルガパークでも迷子になってしまいそうな私達。家族が出来た事で色んな意味で羅針盤が出来ました。

グルガパークは歩いて一周出来ないくらい広くて、色んな植物が植えられています。今の時期もお花がいっぱいで綺麗でした。

我が家の娘、スマートフォンでハナルナが花の写真を撮ってくれました。さすが日本語で花ちゃんという名前だけあって、花の写真が上手です。












帰りは一人で抜け出して、りょうちゃん一家の車に乗り込んで、赤ちゃんが寝たすきにりょうちゃんとカフェに行きました。



話すことは子育てのことや、芸術オイリュトミーについて。りょうちゃんは実はドイツやスイスでいっぱい学んだオイリュトミストです。最近はオイリュトミーの話しで2人で盛りあがっています。育児で疲れていてもオイリュトミーの話しをするとりょうちゃんがキラキラしている……。私も最近、りょうちゃんが教えてくれた色んな人のオイリュトミーをビデオで見ています。2人で舞台に上がる日も遠くないでしょう(私はただの伴奏だけど)…。りょうちゃん、色々、ワクワクです。




夫のお友達のマライレが朝食を一緒に食べようと言ってくれて、会いに行きました。また、あの渡し船に乗って川を渡って、すぐの所にマライレは住んでいました。

60代半ばのマライレ。すごくチャーミングで素敵な方。公立の小学校の先生をずっとやっていたのと、ロマと呼ばれるジプシーの家族がドイツには少なからずいるのですが、そのジプシーのためにずっと活動していました。

シリアからなどのドイツの移民問題がここ何年、ニュースとかになっていますが、実はジプシーの方達も沢山、住んでいるドイツです。


マライレ、日本の書道もやった事があると見せてくれました。はじめてなのに上手!

ところで、マライレはいつも布を頭に巻き付けヘアーバンドにしているのがトレードマーク。おじいさんがエジプト人でターバンが欠かせななかったとか。
とにかく、学校の子供たちが描いた絵のマライレも全てカラフルなヘアーバンドが描かれていてすごく可愛いなと思いました。

我が家の子たち、屋根のロフト部分に行ってはしゃいでいます。


懐かしい感じのシャープの計算機を見つけ興味津々……。







マライレとその後も、ブレーメンの町に行ったり、川沿いを歩いたりしました。

マライレのおかげで、私もブレーメンが大好きになり、夫はブレーメンに何年間後、引っ越したいとかも本気で言い出していました。これから、私達はどうなるのでしょうか……。

ブレーメンの町にはヴェーザー(Werser)川という名前の川が流れていました。


こんな船が出ていて対岸まで、運んでくれます。人間だけでなく、犬も自転車も乗せてくれます。私達が乗った時はほとんど他の人が乗ってなかったからか、メリーゴーランドのようにグルグルと船が必要以上に回転してくれました。対岸に行くだけなのに目が回ってしまったよ……。


対岸についたら、「Cafe Sand 」という大きな海の家みたいなカフェが見えました。日本語だと「カフェ 砂」と言います。名前の通りにカフェの前が砂浜になって、川を見ながらお茶を飲んだりビールを飲んだりしてくつろげるようになっていました。
ブレーメンの市民の有名スポットです。


くつろぐどころか、気がついたらニコは裸になって、ザブザブと川に入っていました。そんなニコをみていたら一瞬、ドイツのヴェーザー川がインドのガンジス川に見えました。

そして、このカフェは何を食べても大きいのです。


りんごチーズケーキだってこんなに大きいです。お皿からはみ出ています。
ご飯の方も量がおかしくて、みんなお腹がハチ切れそうになりました。


トランポリンもあリました(この写真は次の日です)。

そして、ここから歩いて1分の所に子どものためのワイルドパークもありました。




リンゴを中心に果物の木が沢山、植えられていたのだけれど、リンゴの木が1本ずつ種類が違うのです。それがすごく面白いなぁと思って1本、1本リンゴの木を見たり、リンゴを取ってポケットに入れたりしていました。普通にブレーメンに住んでいる人もリンゴを集めに来ていて、一緒にお話ししたりして楽しかったです。

そしてパークの横がキャンピングカーの人達が泊まれる場所になっていました。




ワンコインでシャワーも浴びれて、トイレも綺麗でした。

このフォルクスワーゲンはヨーロッパ中を走りまわりました。そして、もう色んな所がガタガタです。そんな我が家の愛車とお別れの夜です。


ニァーン、ニァーンと猫の真似をしている所です。それだけで子ども達と笑える幸せな夜でした。

次の日は、ブレーメンに住むお友達を訪ねます。


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