子供も居なくて予定もない貴重な日は、実際は家で、大好きなピアノを弾いています。何時間、弾いていても不思議に全然、飽きないのです。バッハ、モーツァルト、シューベルト、ショパン、ドビュッシー……。どの作曲家の曲でも心が惹かれてたまりません。
私はピアノを弾くためにドイツに留学した訳ではないし、名演奏家でも何でもないけれど、小さい頃から無意識のようにピアノが好きだったのです。最近、その気持ちをさらに強く思い出して来ています。

実は、自分の気持ちとは別に名前だって「絵が好きになりますように」と名付けられて、音楽に理解も無いし、お金も無い家庭で育ちました。

昨日、読んでいた保育園の連絡帳を読んで
いかに自分がそんな中でも、小さい頃からピアノへの興味があったのか、それで親が戸惑っているのか分かりました。

連絡帳の中に例えば、こんな事が書いてありました。

母 「エレクトーンのおもちゃをよく弾いています。私は全く音符に弱い上に音痴です。よく1人であそこまで弾けるなぁと時々、感心します。私はピアノとか弾けないので分からないのですが、絵里香は全く、誰からも教えてもらわず音を出しているのでメチャクチャな指でやっていると思います。
先生、たまに指導してやってください。とても弾くのが好きで暇があると朝から晩までオモチャのエレクトーンを弾いています。どうせだったら少しでも正確な方がいいと思いますので……。
こんなに好きだったらピアノを教えてもらいに行った方がいいのでしょうか。
家にピアノを買う気は全くありません。でも
もう少し好きな状態が続くようであればエレクトーンに細長い机の上で弾くのを学校に上がり出して、そのうち与えようかと思っています。」

保育士 「保育園で指導するという時間はあまり持てません。ただ弾きたい時に弾いているのは、ドレミのうたなどメチャクチャに弾いていないものをやっています。シャープ♯って何?と聞きに来たので黒い鍵盤を使うんだということを話しました」

ああ〜、小さい頃から家にピアノがあってレッスンに行かせてもらったら、どんなに上手になったのか……。どうやらピアノの弾き方の基本は保育園の先生から習ったようです。

でも、その後、小学校高学年になってようやく母が中古のピアノを買ってくれてすごく嬉しかったです。その後も練習しなさいとか1言も言われませんでした。ただ、娘にピアノ必要と思ったらしく、無理してでも買ってくれたのです。

母や保育園の先生には、本当に成長を見守ってもらえて感謝です。そして、連絡帳の中の小さな自分が愛おしいです。



「小さな頃に本当に好きだった事は大人になってもずっと好きな事」。連絡帳を読んで思ったことの1つです。そして、その好きな事が人生をきっと豊かにしてくれるはずです。

自分の子どもたちもどんな事が好きなのかじっくり見ていきたいなと思いました。

ずいぶんと前ですが日本の母がこんな懐かしい物をドイツまで送ってくれたので、時間もあるので、今、タイムスリップした気分で読んでいます。



私がまだ小さな頃に通っていた保育園と学童クラブの先生と母が交互に書いた「連絡帳」です。
だから40年ほど前の物ですが、すごく興味深くて読んでいて面白いのです。
自分が全く、覚えていない事をこうやって記録された物は今では本当に宝物だなと思います。

面白いと思った中の1つに、私の7歳ぐらい(連絡帳は学童クラブ)の将来の夢です。こんな事を当時、言っていたそうです。

「子供を産むために男の人と結婚するけれど、結婚式はウエディングドレスなんて着なくて、パンツ1枚でいいや。そして、その結婚した人とキャンピングカーを買って世界中を、みんなで旅する」

そして、夢が叶うようにキャンピングカーの本を枕元に置いて一緒に寝ていたそうです。

そんな夢を持っていた事はすっかり忘れていたけれど、ほぼその時に言っていた当時の夢は「予言」だったのかと思う現実になっています。

結婚式は役所でやったのだけれど、夫に役所に行く前に「何を着ればいいのかな」って聞いたら「普段着でいいんじゃない」と答えたので、確かにパンツ1枚みたいな格好でした(普通は役所でもドレスっぽいの着るらしい。後から知りました…。)
それに夫はキャンプもキャンピングカーも大好きなドイツ人。

もう知り合ってからキャンプとか旅行とか行き過ぎて、お腹いっぱいなのでみんなに勝手に行ってもらって、今では1人で家でゴロゴロしているくらい(笑)。

小さな頃の夢、叶っている……。

今、家族はキャンピングカーに乗ってフランス北部を旅行中です。


海に浮かぶ修道院モン・サン=ミシェル
が見えます。


フランスの石造りの町をパパと回っています。


ミニゴルフで遊んだのかな。1位はやっぱりニコ!

海辺だからか連絡が取れたり取れなかったり……。でも、子供達もすごく楽しそうで元気にしています。

かっこちゃん(山元加津子さん)をはじめて知ったのはいつだったでしょうか。

5年以上前の事です。発達障害の息子がすでにいた事や高齢出産だったので人一倍、慎重に出産に挑んだはずだったのに、生まれて来た赤ちゃん(ニコ)が頭蓋内出血を起こして手術する事になりました。そして、赤ちゃんにも障害が残るだろうと言われたのです。正直、そんな事を医者から言われてショックでした。そんな大変な時に、インターネットを通してかっこちゃんの事を知りました。

誰かのブログの中でこう書いてあったのです。「福祉の事ならかっこちゃん」と……。
それから、「かっこちゃんって誰だろう」って思ってメルマガを登録したのです。

メルマガから見られるかっこちゃんのぶれない優しさと人柄、それは私の育児まで影響して前よりも子供におおらかに優しくなれました。そして、たとえ何があっても「大丈夫」という確信にまでなったのです。

だから、一言でいいから、かっこちゃんに励まされたメルマガ読者として「ありがとう」と伝えようとメールを送ってみたのです(2016年2月)。
そうしたら、思いがけず、かっこちゃん本人から返事が直ぐに来て、震えるほど嬉しかった覚えがあります。

前置きが長くてごめんなさい。でも、その日からずっとかっこちゃんにお会いしたかったのです。

でも、ドイツに住んでいて遠くてなかなか講演会にも行く事などできなかったのです。
夢の中では2、3回も講演会に行くシーンを見たのに、ああっ、実際は無理だろうと思っていました。

でも、とうとうこの夏、かっこちゃんがドイツに仲間達と旅行に来てくれたのです。テーマがドイツの魔女と童話のツアー。魔女も童話もきっとただのおとぎ話じゃない……。
魔法が私の夢をひとつ叶えてくれました。



じゃーーん!本物のかっこちゃんに、とうとうお会いする事ができました。天井に張り付く魔法を披露!


かっこちゃん、ここには魔女が歩いているよ……。

ドイツのハルツ地方、魔女の踊り場の魔女の家にみんなで入りました。ガイドさんいわく、45年間もガイドしているけれどここに来たグループははじめてだそうです。

ドイツのウインナーを食べるかっこちゃん。かっこちゃんの横に座って沢山、お話し出来た私は本当に幸せです。
みどりちゃんのお宝のサングラスをかけるかっこちゃん。お茶目すぎます。

会う前の日は緊張して、寝れなかったぐらいでしたが、ほんわかなかっこちゃんで、会ったら安心感でいっぱいです。

でも、かっこちゃんのほんわかの間に見られる「どんな人もひとりひとり素敵な存在で、みんなが平らな関係にある」という強い思いは揺るぎなく感じられました。

かっこちゃん、ガイド中もふらふらとペンギンのように歩いてショーウインドウの中の人形を見たりしているのに、実はちゃんと見たり聞いたりしてあんなにすごい長文のメルマガを毎日、書いているのにも驚きました。このドイツの旅日記はかっこちゃんのメルマガで読めるので、ぜひ登録してみてください。


かっこちゃんと一緒に来た仲間38人の方も、全員本当に優しくて、素敵な方ばかりでとても楽しかったです。もっとみなさんとお話ししたかったなぁ。
日本からお菓子や手作りのテッシュケースや梅干し、空飛ぶ竹ガーゼ、折り紙、シール、ふりかけなどお土産を沢山、頂いてしまいました。
本当にありがとうございます。


最後の朝食の時、図々しくも、サインをお願いしたらこんなに可愛いイラストまで描いてくれて、しかも憧れのかっこちゃんが「大好き」とまで書いてくれて、嬉しくて何度も見てしまいます。
私もかっこちゃんが大好きです。少しこわいけれど、勇気を持って大好きって言うと「大好きの魔法」がきっとかかるんだって嬉しくなりました。
反対の表紙には、朝食の時にいらしたかっこちゃんのお友達にもサインを書いてもらったのだけれど、見ているだけで心があたたかくなって泣きそうになります。みんなが大好きになってしまって、もう寂しい気持ちです。

また、きっと皆さんにお会いできることを願って……。ありがとう。。。

こんなにひとつのブログを長く続けている人って世の中で私ぐらいかなと思っているけれど、今、本当にこのブログを続けていて良かったなと思っている事が起こっています。

実は私の大好きで憧れのかっこちゃん(山元加津子さん)と仲間の40人がドイツを旅行中です。

かっこちゃんがこのブログを読んで「えりちゃん、ドイツに行ってみたいです」っておしゃってくれたのです。そして、この夏に本当に実現しました。

1番のきっかけは私達家族が2017年8月に旅行した魔女の伝説が残るハルツ地方に行ったこと。それをブログに書いたらかっこちゃんが読んでくれたのです。
かっこちゃんは小さな頃から魔女になりたかったそうなのです。
しかも、かっこちゃんは作家でもあって「魔女・モナの物語」をシリーズで2冊も書いています。

ブログにはかいていなかった裏話として、私はその2年前の旅行の際に


この大好きな魔女の本を3冊、スーツケースに入れて持って行ったのです。魔女のモナも私達と一緒に旅をしていました。そして、旅の間にパラパラとモナの物語を読んでいました。


その時に泊まっていた休暇用の家の裏がたまたま森でした。緑の苔と木に覆われたその森から本当にふと魔女のモナが現れそうな感覚に覆われました。

しかも、かっこちゃんが自分で描いたという本の中の挿絵がハルツ地方の雰囲気が出ていて、来た事もないはずなのに不思議だなぁと思いました。


でも、まさかの著者のかっこちゃんと仲間達が飛行機に乗って、はるばる日本からその地まで来るとはその時は想像もしていませんでした。

ずっと会いたかったかっこちゃんにお会いできる事となってドキドキが止まりません。

明日、電車に乗ってそのハルツ地方に私も向かいます。無事にかっこちゃんに会えるのでしょうか。また、その後の事はブログで報告します!

昨日は長年のお友達の久子さんと、会うのは3回目のゆうすけ君に会いに、懐かしいビッテンという町まで電車で行きました。

ビッテンという町にはシュタイナー教員養成の学校があって、今まで色んなシュタイナー教育に興味がある方や学生と出会った町です。

久子さんが先週、お誕生日だったのでプレゼントを渡して私もお祝いしたかったのです。


久子さんには、魚の絵が描かれた和食器風のお皿などをプレゼントしたらとても喜んでくれました。そしてカードは久子さんの大好きな「星の王子様」から王子様のお友達のキツネを選んでみました。

ゆうすけ君は前にブログにも書いたのだけれど、前の3月に「花は咲く」という東日本大震災の応援歌を一緒に歌ったお友達です。

その時に少し、ゆうすけ君と立ち話をしたんです。ゆうすけ君はシュタイナーの教員養成の最後の年で、治療教育を学んでいて、卒業後の職場を探し中と話してくれました。私は思わず、何も考えずに「だったら、ゆうすけ君、私が最近、ピアノを弾きに通っているシュタイナー学校に来て先生になれば?」って思いつきで言いました。

そうしたら、ゆうすけ君はその後、本当に学校へ履歴書を送っていて、学校に実習にも来たらしく、夏が過ぎたら3年生の担任になる事が決まりました。しかも3年生のクラスはオイリュトミーの教室のすぐそばです。

ゆうすけ君、すごい!!これから見かけたらゆうすけ先生と呼びます。
学校が決まったので、ビッテンから私達の町ヴッパータールに引っ越しして来るそうです。ゆうすけ君がこの町まで盛り上げてくれるそうです(笑)。なんか楽しみ……。



就職祝いにそのドイツのアイス屋の定番、スパゲッティアイスをおごらせてください!

久子さんもゆうすけ君も、何を話しても
笑ってくれて、すごく楽しい時間が流れました。

それで最終バスに乗るのを忘れて、電車で帰って来たのだけど、工事していたり、反対方向の電車に乗ってしまって家に着いたのは、夜の11時45分でした。帰り道が45分の所が3時間もかかってしまったのです。それで疲れちゃたけれど、今、家族がいなくひとりなので大丈夫です。


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