もう年末年始だし、お餅ぐらいは食べたいなぁと思って今日はデュッセルドルフという町へ電車に乗って行って来ました。デュッセルドルフには、日本から来た駐在員の方も多く住んでいるので、日本のラーメン屋さんやスーパーも何店かあります。

一緒について来てくれたのは、やっぱり娘ハナルナです。


電車に乗ったら、さっそく編み物をし始める
ハナルナ。どうやら今、授業で靴下を編んでいるそうです。小学校から、編み物やっているから将来は相当、上手になっちゃうでしょう……。


いきなり、靴を脱いで作りかけの靴下に足を入れています。電車の中で、こんな事をする人、はじめてみました。車掌さんも、通りすがりに笑っていました。

どうやら、大きく作りすぎちゃったようで、出来上がったら私にくれるそうです。ラッキー!


私達の横にも、後ろにも犬が乗っていました。たまに、熊みたいな大きな犬も、電車に乗って来る事もあります。
電車の中では、ワンちゃん達はみんないい子にしています。ホームに出るとワンちゃん達、いきなり緊張が緩んで遊び出したから驚きました。

デュッセルドルフでは友人とも会いました。一緒にお茶をしたのですが、あり得ない珍騒動が起きて大笑いでした。珍騒動すぎて、ブログには書けないのが残念です。

そして、日本食のスーパーは今年、最後の営業日。レジでも、長蛇の列ができるほど人が沢山でした。でも、無事にお餅も買えました。

お昼に家を出て、帰って来たのが夜の8時です。お餅を買うのも1日がかりだなぁ。

アマデウスのクラスメイトのティムの家族と小さなクリスマスのお茶会をしました。

ティムのお母さんは、手仕事がとても得意なザビーネさん。編み物とかフェルトが上手で、たまにこのブログにも登場してくれます。ティムの家族とは、子供たちだけでなく、家族ぐるみで仲良くしています。

本当は我が家に来てくれるはずだったのですが、ザビーネの家の車も壊れたということで
私達がお邪魔することにしました。

ザビーネママがリンゴケーキを焼いてくれて、パパもお菓子を焼いてくれていました。

私もケーキを焼いて持って行きました。ケーキはクリスマスにもう見たくないほど、いっぱい食べました。でもやっぱりどれもこれも、美味しかったです。

ティムが自分がもらったクリスマスプレゼントを見せてくれました。


すごい……。日本語で木工旋盤という物らしいです。木を削って、色んな物を作れる機械です。ティムが見せてくれたのはその機械のミニタイプです。


ティムのパパは木工職人なんです。パパはもっと大きい機械を持っていて、この機械があればロウソクの台から、木の器、駒なども作れることを教えてくれました。
自分だけの木の器など作れると思うと、わくわくです。

ティムのお姉さんも、面白い物を見せてくれました。

「クリスマスプレゼントに、これをもらったの〜」

これは、寿司靴下というそうです。クルクルと畳むと巻きずしになるという……。日本でも、見た事がなかったオモシロ靴下!

靴下を履くとこんな感じだそう……。ちなみに、お姉さんの足ではないです(笑)。


家に帰って、調べたら、巻きずしだけじゃなくて、握り寿司靴下っていうものもあるではないですか……。

みんなのプレゼント、とっても楽しいです。



クリスマスのドイツの家族の食事会はとても楽しかったです。

まずは、みんなより一足先に老人ホームに行ってヨハナおばあちゃんをお迎えにいきました。


ニコはびっくりさせようとサンタクロースの帽子を被って、おばあちゃんの前に登場!

私たちからは、ヨハナおばあちゃんの好きなローズのボディローションと、日本の母からも手づくりのアクセサリーがあったので、それを綺麗にラッピングしてプレゼントに持って行きました。

ヨハナおばあちゃんは私達が来た事をすごく喜んでくれました。
老人ホームのカフェで、「好きなもの頼んで〜」と言って、クリスマスケーキやらジュースやアイスをご馳走してくれました。すでに子どもたち、甘いものでお腹いっぱいです。

犬のクッキーも毎回、老人ホームに行っていて、ヨハナおばあちゃんのひざの上で甘えていました。
最後のお客だったのですが、ヨハナおばあちゃん、老人ホームのカフェで働くお姉さんたちにもいっぱい感謝の声をかけて、車椅子に乗って動きにくいのにチップをサッと出して、お姉さんに渡していて、チップも忘れた私は少し恥ずかしくなりました。

その後は中華レストランで、親戚が一堂、集まりました。25人ぐらい来ました。

そのレストランは何でもありのビュッフェで、お寿司もフライドポテトも、沢山の料理がありました。生の魚介類や、肉も何種類もあって、自分で適当にお皿に乗せて、ソースも選ぶと鉄板焼にしてくれました。

中国人のオーナーの奥さんお話したけれど、今、妊婦さんでなんと5人目。あと、3週間で生まれるそうです。中国の方でそんなに子沢山の方にはじめて会いました。なんだか、ニコニコと幸せそうです。私のこと、中国人にしか見えないとかで、色いろと話しかけてくれました。

それにしても、ヨハナおばあちゃん、孫とひ孫だけで13人も来ていて、みんなにお小遣を用意していました。日本でいうお年玉です。我が家の子どもたちもそのお年玉にとても喜んでいました。

子供も大人もみんなヨハナおばあちゃんを大好きになってしまいます。それだけはなくて、レストランでお友達に偶然あったら、手を取ってお話ししたり、最後にレストランのオーナーにも、「美味しかった」「ありがとう」「また来年、来るわね」とか本当に心から言っていました。

ヨハナおばあちゃん、町からほとんど出た事がないし、飛行機にも乗ったことのないおばあちゃんですが、誰に対しても、誠実でやさしく、愛がいっぱいで海のように大きいです。。


クリスマスの2日目になりました。
朝、起きていつものようにかっこちゃん(山元加津子さん)のメルマガを開いてみたら、びっくりです。このブログで書いたドイツのクリスマスマーケットの様子をリンクしてありました。

かっこちゃん、どうもありがとうございます!もともとは子供が発達障害や病気になった事で、かっこちゃんという存在を知る事ができたのですが、手作りの物や自然なもの、宇宙を考えることが好きというかっこちゃんとの共通点を見つけてワクワクします。

かっこちゃんのおかげで、自分が小さい頃、
たしかに私も魔女になりたいと思っていた事まで思いだしました。ノートに魔法の本を書いて、雨を降らしたり、風をおこす練習をしていました。そんな事をしていたら小学校一年生のある日、魔法使いが玄関で、紫色の水晶を持って立っているのを見ました。怖くて怖くて、あのときは逃げたのだけれど……。

かっこちゃんは小さな頃から魔女になりたかったそうです。


そんなかっこちゃんの、新しい本「みみずと魔女と青い空」が少し早い私のクリスマスプレゼントとして、空を超えてドイツにもやって来ました。

夢中になって、1度目は一気に読んで、2度目はゆっくり色エンピツで線を引きながら読みました。

私の読んだかっこちゃんの本で、この本が1番大好きな本になりました。かっこちゃんストーリーがギュッと凝縮されて、どのエピソードも心にじんわり響きます。

本では、小さなかっこちゃんが大人のかっこちゃんに出会ったというお話からはじまります。時間についての概念が、ここでガラリと変わる不思議なエピソードです。

そして小さなかっこちゃんの気づいたことが、この本では色々と書かれています。

全ての生きている存在が実は全体でひとつの命を生きていること。
砂も星も人も花も虫も、生きし生きるものが一対一でつながって、全てが大事で、みんなが助け合って生きていること。

こんな宇宙的な気付きが、驚いた事に小さなかっこちゃんにあって、本に書いてあるように宝石の鉱脈を見つけるようなその後のかっこちゃんの経験があります。出会った子どもたち、出来事、世界中の旅行……。そして、その経験を通して、本の中で、私たちに大事なことを伝えてくれています。

あと、この本自体がとっても素敵なんです。
こばたけちかこさんの絵が可愛くて、全部カラーというのが嬉しいです。

丁寧に作られた本で、持った感じもいいし、本のしおりの糸がオレンジ色だったのも、全体的に青いイメージの本の中、反対色でハッとされました。

素敵な本を作ってくれてありがとうございました!

きっとかっこちゃんには、来年にお会いできると思うので今から楽しみです。

これから、ヨハナおばあちゃん達とクリスマスのお食事会に行きます。まずは老人ホームにヨハナおばあちゃんをお迎えに行ってから、中華料理のビュッフェだそう……。まだまだクリスマスは続くドイツです。

ちょっと前なんですが、我が家もようやくテレビという物を買ったのです。テレビが無くてもパソコンで、何でも見れるし、別に無くてもよかったのですが、たまたま店頭で安くなっていたテレビを夫が買いました。

ドイツのテレビ番組をほとんど見た事がなかったのですが、昨日のクリスマスイブにはじめて買ったテレビで放送されている映画を見てみました。

何を見たかというと「シンデレラのための3つのヘーゼルナッツ(3Haselnüsse für Aschenbrödel)」という映画。1973年に旧チェコスロバキア共和国と旧ドイツ民主共和国の共同で作られた昔の映画です。
名前の通り、映画の内容はあの童話のシンデレラです。でも少し違うのは、魔法を持った3つのナッツのはたらきによって王子さまと結ばれます。

この映画、ドイツではクリスマスに皆んなが見るという定番中の定番の映画だそうです。なんせドイツもチェコも40年以上に渡って、クリスマスに放送されています。日本でいう大晦日の紅白歌合戦みたいな感じなのかな?
子どもたちも夫も、冬はこれを見ないと駄目ぐらいの勢いでオススメするんです。


さすが定番。映画、面白かった〜。
衣装やお城や人物、音楽すごく興味深いです。

王子様もかっこいいです。


灰をかぶっていたシンデレラが、美しいドレスに変身して、王子様とめでたし、めでたしのハッピーエンド!

そして昨日は、日本にいる大事な友達が、結婚してから、体調のこともあって遅れたのだけれど2年経ってから、ようやく結婚式をあげました。

だから、シンデレラの映画を見ながらその友達がシンデレラのような素敵なドレスを着て
いる姿とか想像していました。

私は、今年、不思議なんだけれど体外離脱を何度も経験して、離脱した時、なんとその友達にも会いに行っていたのです。そうやって、意識の深い所で遠く離れていても、つながっている事という体験もしました。

なかなか、遠くて会えないけれど、想うということが魔法のナッツにもなると思うのです。
シンデレラに乾杯!





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