息子アマデウスの通う学校の事務室で働いていたリュディー。六十代の女性です。
今はもう年金暮らしをしているのですが、今でもたまに一緒に朝食をしたり、町でふと出会ったりしていました。

リュディーは、前から「チゴン」の先生もしているとは知っていたけれども、「チゴンって何??」って思っていて、何か中国の体操の事かなって何年も思っていました。

家に帰って、はじめて「Chi gong」辞書で調べてみたら、「気功」と書いてありました。

ああ、気功のことだったんだぁ〜とやっと気が付きました。もともと、何か体のために何かやってみたいなと思っていたので、これをきっかけにリュディーの気功のクラスに先週から行っています。

ドイツ在住のフランス人のリュディーに「気功」を習うとは、思っていませんでしたが、じわじわと気功もドイツで人気なんです。ちなみに「タイチ Tai chi」とドイツ人が言っているのは、「太極拳」の事です。

クラスに行ってみたら、50代60代の方ばかりで全員、女性でした。

みんなで輪になって、同じ動きをゆっくりします。虹の動きや、雲を見る動き、玉を持って運ぶような動き。後から調べたら、それは「太極気功18式」というのものらしいです。はじめての気功でしたが、確かに「気」を感じて、身体があたたかく、終わったあとは、心も体がスッキリと軽くなったように感じました。

気功って中国で、何千年もの歴史があるのだから、それだけでも凄いって思うのです。

はじめてやる事って何だか、ワクワクします。

昨日、本屋さんに立ち寄ったら、1番、目の付くコーナーにこんな本達が置いてありました。


タイトルに「Hygge」って書いている本がいっぱい‥‥。ドイツ語ではないから、何の言葉だろうと思って、見てみたらHyggeとはデンマーク語でした。

この「Hygge」という言葉、ヒュッゲって発音するらしいのですが、どの国の言葉にも訳せないデンマーク語だそうです。あえて、訳すると「人と人とのふれあいの中からうまれる、あたたかな居心地の良い雰囲気」とのこと。

世界でもっとも国民が幸せと感じる国はデンマーク。そんなデンマークに見習って、デンマークの「幸せ」なライフスタイルが欧米を中心に注目されているみたいです。

本の中を見ると、暖炉の前で、みんなで美味しいお茶を飲んでぬくぬくしているような写真や、工作やお料理のレシピが並んでいました。なんだか楽しそう……。

これは、デンマークに住んでいるゆうちゃんに、いつかHygge(ヒュッゲ)って何なの?なんでそんなにデンマーク人は自分達のこと幸せだよって言い切れるのか、その秘密を聞いてみたいと思います。



キャンドルはヒュッゲな生活に欠かせないそうです。
ヨーロッパに暮らしてから、私も自然の灯りが大好きになりました。

これから、どんどん暗い冬に向かって行くけれど、デンマークのヒュッゲのライフスタイルのように、あたたかくて、みんなでにっこり出来るような心地のよい暮らしを、していきたいなぁって思いました。


本屋さんの帰りに、飾りのカボチャを買ったので、ククミスっていう不思議な植物と並べてみました。200円ほどで、ちょっぴり幸せ。これも私の小さなヒュッゲです。

すっかり秋になってしまったこの頃。寒くなって来たからか、学校が始まったからか、風邪のウイルスも我が家にやって来たようです。

この1週間、子どもの咳から始まって、病気がちな我が家でした。

昨夜はまさかの夫が、突然の嘔吐と下痢で、ソファの上に倒れ込んでしまいました。
今日は仕事を休んでいます。でもさっき、聞いたら「体調が70%ほど回復した。多分、変な物食べたのかも……」との事です。子どものような回復力の早さにびっくりです。

不思議な事に、週末はみんな元気だったので色々とお出かけをしました。

私は、やっぱりマーケットが好きなので「手作り陶器のマーケット」に行って来ました。
ドイツ人の作る陶器はなかなかオリジナルに溢れていて楽しいです。日本の感覚よりカラフルな物が多かったです。
そして、日本の器を意識している物も結構、ありました。金魚や、花火が描かれたお皿など……。

こっそりと(?)写真も少しだけ撮って来ました。

カラフルだなぁ〜


こんなのも素敵!開催されている場所がまたいい感じの所で、何にも買わなくても、ケーキやコーヒーを飲んだり、砂場で遊んだりできます。




自分達の物は、全く買わず、プレゼントや学校の教室に飾る物を見つけました。

全部、可愛いので選ぶのに悩む私と対象に、アドバイスを頼んでみたら、いつにもなく決断の早い夫(ウダウダしている私が面倒くさかった?)。

気がついたら不思議な物を買っていました。
来年は、女友達と行きたいものです。


町のマーケットに行って来ました。一緒について来てくれたのは娘のハナルナ。
ハナルナと2人っきりでお出かけは珍しいので、嬉しくて2人で手を繋いでルンルンです。


もうすっかり秋色のマーケット。こんなに色んなカボチャが店先に出ていました。
これは、飾り用のカボチャで、食べても美味しくないです。日本にいた時は、カボチャを家に飾るっていうことはしたことが無かったです。ちなみに値段はひとつ、1ユーロ。

今年はどのカボチャを飾ろうかな……。


秋色のリースも素敵です。
季節ごとに、お花屋さんも、色んな植物を揃えてあって見ているだけで楽しい!

特別にこの日はフランスのマーケットが開催されていました。フランスから来たチーズや色んな味のサラミ、ココナッツとハチミツを固めたお菓子やクレープなどもありました。

お店の人はフランス語しか喋れないのか「ボンジュール!」って言って来ます。私達が「ボンジュール!」って言ったら、目を大きくして喜んでくれて、試食を沢山くれました。私がハナルナに「フランス語で美味しいって何て言うんだっけ?確か、セボンだっけ?」と言ったら「わからない、わからない。そのセボンがうんちとか全く違う意味だったら、恥ずかしいよね」とか言うので、おかしかったです。フランス語を学校で習っているはずなのに全く使えないハナルナでした。


フランスのチーズって値段が高いことが判明。いつも来ているオランダのチーズ屋さんの方が値段が半分ぐらいだったので、オランダのチーズを買いました。


こんな風にオランダのチーズはタイヤみたいに丸いです。そしてタイヤのように大きいです。

トマトが入ったチーズを買ったけど、美味しくて次の日、ペロリと全部食べてしまいました。


最後はマーケットでよく屋台のコーヒーを飲みます。コーヒーはオーガニックコーヒー。これがなかなか美味しいのです。

コーヒーを飲みながら、町の人と少しお喋りも、おもしろいです。

どこの国に行ってもマーケットは興味津々です。


うわぁ、うれしいな。
ニコの通う幼稚園でも、朝食の時間に5歳のお誕生日をお祝いをしてもらいました。
幼稚園では、子供たちのひとりひとりお誕生日をお祝いします。ちなみに先生のお誕生日も、同じようにお祝いします。


ドイツでは、お誕生日は自分達が幼稚園や学校、職場にケーキを持って行くのが普通です。

私が用意したのは、天板に大きく焼いたケーキと、甘い物を食べない子どもたちのためにパンやチーズなどです。

ケーキは、日本語で「ドナウの波(Donauwelle)」と言うケーキです。さくらんぼとカカオ味のスポンジ、バタークリームが入っていて上にはチョコレートがかかっています。天板が大きすぎて思ったより高さが無いし、肝心の波も無いので「どうしよう。あれれれ?」って感じだったのだけれど、味は良かったみたいで、好評でした。みんなレシピを欲しがっているよ、なんて言われました。なんちゃってドナウの波ケーキ、頑張って夜中に焼いた甲斐がありました。


パンは幼稚園の横の障がいを持った方達が働く、作業所内の「パン工房」で注文したパンです。

注文するために2、3日前にパン工房まで行って来ました。ちょうど、その時、作業所が休み時間で、パン屋さんのレジの前はみんなが列を作っていました。

私の前にはすごくジェントルマンなダウン症の男の子が立っていました。
目が合った時、手がサッと出て、笑顔で場所を交代して私を前に並ばせてくれました。「前に行っていいの?」って聞いたら、更にニコニコ顔で「どうぞ、どうぞ」って言ってくれました。朝から人の優しさに嬉しくなりました。

そんなこんなで、注文したパンは味も特別に美味しいです。


先生達から、素敵なプレゼントをいただきました。


手作りの青い船です。
フェルトを切って、縫って…。わざわざ、こんな手間のかかる物を作ってくれたと思うと、胸がいっぱいです。

中には、子供用のお風呂の入浴剤などが入っています。



カタツムリ組だから、カタツムリが付いていました。先生、どうもありがとう!



お誕生日パーティーもあって、ニコは疲れてしまったみたい。お昼ごはんの後は、先生のおひざの上で寝てしまいました。


Search

Profile

Archive

Link

Other