月曜日の今日がカーニバルの最高に盛り上がる日。「ローゼンモンターク(薔薇の月曜日)」って呼ばれています。

ここの辺りの地域が盛り上がっている中、我が家だけ盛り下がる出来事がありました。

ひとつは、風邪を引いてしまって、私が一日中、ベットで寝込むはめになったこと。

まぁ、それは大した事はないのですが、昨日、我が家の車がボンのカーニバルに参加した後に、壊れてしまったことです。

カーニバル中で、町の修理工場はしまっているし、まぁ、色々とあって、最後はレッカー車に来てもらい、その後はタクシーに乗って、夜中に帰って来れました。

とにかく子どもたちを乗せて、大きな事故にならなくて良かったです。


ボンでは、他のファミリーと集まって楽しんだ後、外のパレードを楽しみました。


自分でメイク!ヒョウになりました。


ドラゴンちゃんです。怖くない〜。


レッカー車に乗って、喜んでいます!

色々とあるけれど、今日も前向きに。
修理代がこわいな....。

アマデウスのクラスも仮装にテーマがありました。

今年の7年生の仮装のテーマは「有名人」。うーん。我が家にテレビがないという事もあって、最近のドイツの有名人、よくわかりません。

それでは、昔の有名人にするか。
あ〜きっと、アマデウスが、あのアマデウス・モーツァルトになったら、面白いはず!と思ったけれど、そんなこと恥ずかしくて出来ないそうです。

という事で、私が10年ほど前に仮装したあの有名人に...。



この人は、誰でしょう?


アマデウス、チャーリー・チャップリンになりました。

日本に住んでいる母にLINEでこの写真を送ったら、「アマデウス、おじさんになっちゃって〜」なんて返事が来たけれど、おじさんじゃなくて、チャップリンです。

昔の声もなかったなような時代の白黒映画がアマデウスは、好きな事を思い出したんです。チャップリンのDVDをプレゼントした事もありました。

ジャケットがこれまた私のお友達のりょうちゃんのお下がり。イギリス製で、良い物で捨てられない〜と言って10年ほど前に私に回って来たのはいいけれど、私も産後から二の腕の所がピチピチになって、タンスに眠っていました。気が付いたら、アマデウスにぴったりなんて....。

この日、我が家の本当のおじさんの方も、仮装してました。こっちはメイクで若返り?してました。


パパ、面白い!(笑)


この日のパーティのテーマが「野菜と果物」
だったので、人参おじさんに...。
コソコソ、メイクしてうっとり。顔が人参色になっていました。

帽子は、私が作った特注です。スーパーで売ってた緑の帽子に、人参の飾りを縫い付けただけだけど、わくわくして、楽しかったです。思わず、スーパーで緑のカツラも買いました。


人参ジュースをどうぞ!

本物の人参を腰にぶら下げ、パーティに行った人参おじさんでした。


ドイツはカーニバルの時期になりました。国中が、仮装した楽しい人達でいっぱいになる時期です。

もちろん、学校でもクラスごとに仮装して、カーニバルのパーティがあります。

パーティが終わったら、火曜日まで、学校はおやすみになります。カーニバルのために連休だなんて、羨ましい子どもたちです。

クラスごとに、仮装のテーマが決まっていて
例えば、ハナルナの4年生のクラスはゲルマン神話を授業でやっているので、仮装のテーマも「ゲルマン時代」です。

ゲルマン人の格好??なかなか、難しいです。

でも、娘ハナルナは、「家にある物で、自分で適当にやるから大丈夫ょ!」って勝手に仮装してくれました。



ゲルマン時代のお姫さまだそうです。
私のお友達がくれたワンピース、母が作ってくれたネックレス...。みんなから頂いたものが、色々と、役立っています。


学校では、ゲルマンパーティを楽しんだみたいです。


ハナルナが好きなチョコレートケーキ(ドイツの料理サイトから)を作って持って行きました。

(チョコレートケーキ)20センチの丸型
バター 120グラム
砂糖  180グラム
バニラ砂糖 1袋(8グラム)
ダークチョコレート 100グラム
水   125ml
カカオ 10グラム
シュマント(ドイツのクリームチーズ)大さじ1

これを全て、鍋に入れてなるべく弱火で溶かす。
全部溶けたら、15分から20分冷ます。

冷めたら卵1個を、よく泡立て、その鍋の中に入れる。
さらに小麦粉(タイプ405)125グラム、ベーキングパウダー小さじ1を加えて、さっくり混ぜる。

175ー180℃のオーブンで40分ほど焼く。
出来上がったら、型から出して、粉砂糖をふりかける。

簡単なのに美味しい!この量だと直径20センチの丸いケーキ型なので、私は1、5倍の量で26センチのケーキ型で作りました。

この間、マフィンのレシピを載せたら、作ってくれたお友達がいて嬉しかったので、またレシピを書きました。

今日はアマデウスの学校が、カーニバルパーティです。そもそも、こだわりがあって、恥ずかしがり屋。普段の洋服も難しいのに、ちゃんと仮装してくれるのかな。


申し訳ないが、私は皇帝などなりたくない。それは私には関わりのないことだ。誰も支配も征服もしたくない。できれることなら皆を助けたい、ユダヤ人も、ユダヤ人以外も、黒人も、白人も。
私たちは皆、助け合いたいのだ。人間とはそういうものなんだ。私たちは皆、他人の不幸ではなく、お互いの幸福と寄り添って生きたいのだ。私たちは憎み合ったり、見下し合ったりなどしたくないのだ。
この世界には、全人類が暮らせるだけの場所があり、大地は豊かで、皆に恵みを与えてくれる。 人生の生き方は自由で美しい。しかし、私たちは生き方を見失ってしまったのだ。欲が人の魂を毒し、憎しみと共に世界を閉鎖し、不幸、惨劇へと私たちを行進させた。
私たちはスピードを開発したが、それによって自分自身を孤立させた。ゆとりを与えてくれる機械により、貧困を作り上げた。
知識は私たちを皮肉にし、知恵は私たちを冷たく、薄情にした。私たちは考え過ぎで、感じなく過ぎる。機械よりも、私たちには人類愛が必要なのだ。賢さよりも、優しさや思いやりが必要なのだ。そういう感情なしには、世の中は暴力で満ち、全てが失われてしまう。
飛行機やラジオが私たちの距離を縮めてくれた。そんな発明の本質は人間の良心に呼びかけ、世界がひとつになることを呼びかける。
今も、私の声は世界中の何百万人もの人々のもとに、絶望した男性達、女性達、子供達、罪のない人達を拷問し、投獄する組織の犠牲者のもとに届いている。

私の声が聞こえる人達に言う、「絶望してはいけない」。

私たちに覆いかぶさっている不幸は、単に過ぎ去る欲であり、人間の進歩を恐れる者の嫌悪なのだ。憎しみは消え去り、独裁者たちは死に絶え、人々から奪いとられた権力は、人々のもとに返されるだろう。決して人間が永遠には生きることがないように、自由も滅びることもない。
兵士たちよ。獣たちに身を託してはいけない。君たちを見下し、奴隷にし、人生を操る者たちは、君たちが何をし、何を考え、何を感じるかを指図し、そして、君たちを仕込み、食べ物を制限する者たちは、君たちを家畜として、単なるコマとして扱うのだ。
そんな自然に反する者たち、機械のマインド、機械の心を持った機械人間たちに、身を託してはいけない。君たちは機械じゃない。君たちは家畜じゃない。君たちは人間だ。君たちは心に人類愛を持った人間だ。憎んではいけない。愛されない者だけが憎むのだ。愛されず、自然に反する者だけだ。
兵士よ。奴隷を作るために闘うな。自由のために闘え。『ルカによる福音書』の17章に、「神の国は人間の中にある」と書かれている。一人の人間ではなく、一部の人間でもなく、全ての人間の中なのだ。君たちの中になんだ。君たち、人々は、機械を作り上げる力、幸福を作り上げる力があるんだ。君たち、人々は人生を自由に、美しいものに、この人生を素晴らしい冒険にする力を持っているんだ。
だから、民主国家の名のもとに、その力を使おうではないか。 皆でひとつになろう。 新しい世界のために、皆が雇用の機会を与えられる、君たちが未来を与えられる、老後に安定を与えてくれる、常識のある世界のために闘おう。
そんな約束をしながら獣たちも権力を伸ばしてきたが、奴らを嘘をつく。約束を果たさない。これからも果たしはしないだろう。独裁者たちは自分たちを自由し、人々を奴隷にする。
今こそ、約束を実現させるために闘おう。世界を自由にするために、国境のバリアを失くすために、憎しみと耐え切れない苦しみと一緒に貪欲を失くすために闘おう。
理性のある世界のために、科学と進歩が全人類の幸福へと導いてくれる世界のために闘おう。兵士たちよ。民主国家の名のもとに、皆でひとつになろう。

日曜日は、家族でボンという町まで行って来ました。


今、ボンの「BUNDESKUNSTHALLE」というミュージアムで、3つの特別展が見られるのですが、その内の2つが前から、行きたいと思っていました。


ひとつが人類史の展示会で、これは最近、ちょうど読んだユヴァル・ノア・ハラリ「サピエンス 全史 上下」の本をテーマにした特別展。

この本、2冊もあったのにとても興味深くて一気に読んでしまいました。世界的にベストセラーになった本らしくて、ドイツではこんな展示までされているなんて嬉しいです。

もう一つは、ダウン症の歴史や、ダウン症の方達の作品などが展示されている「Touch Down」という珍しいテーマの特別展。
これもずっと行ってみたいなぁと思っていました。

このダウン症の特別展を少しだけ紹介します。実は、先に人類史の方に家族でガイドも付けて行ったので、みんなヘトヘトになってしまって、ダウン症の展示会はひとりで、行きました。


入場料は4ユーロ。入り口で、聞いたら撮影はOKだそうです。


いつからダウン症の人達が歴史上に見られるのでしょう?
これは、紀元前1200年あたりの今のメキシコ、オルテカ文化の子供の像なんです。
この顔は、ダウン症の子供じゃないのかって言われています。昔のオルテカでは、ダウン症の子どもは神さまと思われていたのではないかと...。
真実は誰もわかりません。


五百年前のオランダの絵画。
ダウン症の子供が天使として描かれているのではないかという事です。


私が面白かったのは、ダウン症の論文を最初に書いた、ジョン・ラングドン・ダウン(1828ー1896)について。ダウン症というのは彼の名前から付けられたんです。時代はビクトリア王朝時代。彼はイギリスの優秀な医者でした。当時の障害者への、扱いは本当にひどかった時代に、
セラピーや良い食事、運動、演劇を取り入れる障害者施設を作って実践しました。
また、当時まだ珍しい写真機を買って、施設に住んでいる住民をひとりひとり、写真で撮って、詳しいプロフィールなどを書いています。
そんな中、ダウン症の人達の顔つきや性格に、共通点があることがわかって来たのではないでしょうか。



ダウン氏の孫も、偶然にもダウン症だったんです。ジョン君です。


これは、現在の写真です。
みんなの作文やメッセージが沢山、読めて、よりダウン症を理解できました。




この大きな染色体を刺しゅうしたのも、ダウン症のある女性です。



よく見ると、確かに21番の染色体がトリソミーになっています。



その他にも、ナチス時代の事や、カラフルな絵画、とにかくダウン症の全てについて、盛り沢山でした。



カタログも安いのに、詳しくって良かったです。みんなが読めるように文が易しいので、嬉しいです。我が家の子どもたちも、沢山読んで、「ダウン症」について、昨日、はじめて知ったのです。


幼稚園のお友達でも、ダウン症の子がいたり隣が障害者の大きな作業所だったのに、今まで、気が付かなかったそうです。


みんなが待ってくれていたので、ガイドは申し込まなかったけれど、90分のガイドが週末にあっておすすめできます。(最後の拍手喝采の凄さで良かった事がわかりました)
この特別展示は3月12日までです!



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