楽しかった週末もおしまい。
我が家のニコ君とハナルナが、昨夜から咳と吐き気と熱を持った風邪にかかってしまいました。

幼稚園を休むために電話してみたら、園ではほとんどの子が風邪を引いているとか....。学校も同じような状態で、「お腹が痛くなる病気」が流行っていて11人も休んでいるクラスがあるそうです。

きっと今日は病院に行っても病気の子どもたちでいっぱいだし、先生が出してくれる薬も予想がつくので、病院に行かず家でホームケアする事にしました。
こんな時、我が家ではドイツの自然療法が大活躍です。

私の周りの人達が色々と教えてくれるので
それを少し、紹介します。


自然療法家の友人から教えてもらったホメオパシー。これが最近では1番、気に入っています。
秋に大きな風邪を引いてぐったりしていたら、このホメオパシー薬のことを教えてくれました。
「風邪に対する免疫力」をあげる物だとか(後から調べらたら、効果はそれだけではなくて様々な炎症に効くらしい)。
スプレー型で、口に入れなくてもいいのです。肘の裏に一吹きして、その部分を自分の手で擦るだけでオーケーです。

確かにこれを使ってから私は調子がいいのです。子供にも使ってあげてれば良かったな。
「Spenglersan kolloid G」です。小さいので8ユーロぐらいです。普通に薬局で買えます。
もし、興味があったら私に聞いてください。もう少し、説明できるはず...。



アントロポゾフィー医学の先生から薦められました。
アントロポゾフィー医学やホリスティックな観点から子供の病気を治したいお母さんのための本です。
比較的、新しい本で本屋ですぐに買えます。子供が病気になったら家で出来るケアを詳しく書いてある事、更にアントロポゾフィー医学を中心にした具体的な薬が書いてある所もいいです。病院の先生も読んで参考にしているそうです。
30ユーロぐらいする本だけど、勉強になります。
ただし、ドイツ語です。


薬箱から私はこんな自然治療薬を取り出してみました。
1番、左のシュスラーザルツ(日本ではテッシュソルトって言われています)なんて体に安心(副作用なし)で、ドイツでは薬局で買えてお手頃です。我が家では風邪を引いたら「3」と書かれているのをとりあえず摂ります。リン酸鉄が希釈振盪された物が入ってます。ドイツ語ではFerrum phosphoricumって言います。難しいので、薬局では「シュスラーザルツの3番」っていえば大丈夫。鼻水が緑だったら「4番」も使います。

春にむけて体のデトックスと思えば、風邪や熱も悪いものではないはず。

今日はみんなでゆっくりしますね。


ドイツに来て、最初から面白いなぁと思うことの一つに、私の出会ったドイツ人達がみんな散歩が好きなことです。

私がはじめてドイツに来たのはもう15年位前のことです。スイスとの国境あたりで自然がとても綺麗な所でした。

遠く日本から辿り着いたばかりなのに早々と
「一緒にお散歩をしましょう!」と言われドイツ人について散歩することに....。その散歩が「これって散歩じゃなくてハイキングでしょ?」って言いたくなるくらい、森の中を歩いたのでこれから先のドイツ生活が心配になったのを覚えています。

今、一緒に暮らしているドイツ人夫も家の中より、外が好きなタイプ。

どんなに寒くても、太陽が出た隙に
「新鮮な空気を吸いに行こう〜」って散歩に誘われます。

「植物園ぐらいなら、行こうかな?最後にお茶を飲めるなら....」
って答えました。

だって、外はマイナス気温です。


まだ、雪が残っている中、家族で植物園をお散歩中。


池も凍っています。氷の下には魚が泳いでいるのが見えます。


外がマイナス気温の中、何回か意識的に深呼吸してみると、体も心も「すっきり」するのを感じました。冬の浄化の力ってすごいなぁ。


でも、やっぱり最後は寒いからカフェに入ってお茶をしました。子供たちはカフェの黒板で落書きに夢中....。

今日はこれからアマデウスの学校ヘ行きます。シュタイナー学校では、一年に何回か、土曜日に舞台の上でクラスごとに授業で習っていることや、音楽やオイリュトミーなど見せてくれる日があるんです。
何が見れるか楽しみです。

この間、植物園を訪ねて春の使者と言われる「クロッカス」の花を見て、喜んでいたのですが、ドイツの冬はそんなに甘くなかったです。

今朝、コートも着ないで、少しだけ外に出たら身も凍るような寒さです。温度計を見たらマイナス2度.....。

そんな寒い毎日でニコ君の通う幼稚園ではこんな事をやりました。


雪だるまになったニコ君。


お友だちが太陽になって、雪だるまを照らしています。


雪だるまが溶けちゃった〜。

幼稚園では、子どもたちと小さな劇や人形劇などを毎日のようにやっています。
子供が大きくなって気が付いたのは、このような小さな劇でも、毎日やることで子どもたちの心の引き出しみたいな所の深くにずっと入っていることです。ちゃんと覚えているんですよね...。


雪だるまといえば、幼稚園に飾ってあったフェルトの雪だるまを一つ、先生から頂きました。
「一番、小さいあの雪だるまはニコ君と一緒に作った物なのよ」って言われました。
そういえば、何週間か前、先生に石を持って来てって言われたのです。

持って行った石は大きな子どもたちがフランスにキャンプに行った時に海岸で拾ってきた思い出の石です。

みんなのコラボでかわいい雪だるまになりました。
さっそく、子供部屋に飾っています。
それにしても本当に、太陽は来てくれるのかな?春が待ち遠しいです。

今日は2月22日。
ネコの日かな?もしくはニコ君のあだ名は「にーにー」なのでニコ君の日だね。なんてさっき夫と話していました。

だから今日は我が家にいた「ミカ」という猫とニコ君について、書きます。

我が家にはアマデウスが生まれる前から、学校の生徒さんの家族から譲って頂いた猫がいたんです。

小さかったその猫ちゃん。夫と私で「ミカ」と名付けました。なんでミカというかというと、ドイツ語で「小さい猫」を「ミッツェ カッツェ」って言うのです。略して「ミカ」って呼ぶことにしました。

まだ小さい猫に私と夫は夢中になって、一緒に遊んだり、可愛い姿を写真に撮って、アルバムに入れて友達に見せてたりしていました。

ある日、いつもの様に友達に猫の写真を見せていたら「猫を可愛がっている位なら子供を作った方がいい」なんて言われました。
「それもそうだな」と軽く思ったその当時はまさか、その後に自分たちが3人も子供を持つとは考えもしませんでした。

それから、あっという間に10年....。ミカがいるのが当たり前の毎日を過ごしていました。

3人目のニコ君を妊娠している時、ミカの右の耳から毎日のように膿が出てくるようになりました。病院に連れて行くと「外耳炎」って言われて、抗生物質の入った薬をいただきました。

でも、薬をあげてもあげても良くならなくて、いつも一緒に寝ているベットにまでも膿が付いてしまっていました。

臨月の頃、ニコ君が生まれるので膿の出るミカとは一緒に寝れないと思って、違う寝床を作って別々に寝る練習していました。それでも私と寝たがったミカ。今、思うととっても悲しいのだけれどね......。

そしてついにニコ君の出産になりました。あの時は辛かったです。生まれて来た赤ちゃんが「頭蓋内出血」で、すぐさま新生児集中治療室に移されました。
私も3度目の帝王切開の痛みがひどくて入院。同じ病院にいるニコ君の姿を見に行くのに痛み止めと車椅子が欠かせない状態でした。

だから、自宅に一時的に戻るのに1週間もかかってしまいました。

自宅に帰ってたら、久しぶりに見たミカが本当に弱々しい姿でぼ〜っとお出迎えをしてくれました。立っているのが何とかって感じだったのでこれはおかしいと思って、夫に「すぐさまミカを病院に連れてって」って言いました。

その後、夫がミカを病院に連れて行ってくれました。
すでに手の施しようのない「脳腫瘍」があって、もう苦しまないように安楽死をされました。

私はそれを聞いて、本当に病院で泣いてしまったけれど、ニコ君も頭蓋内出血で入院していたので、気持ちを強くして頑張ってました。

ニコ君はその後、頭の中に溜まった血腫を取る手術に成功しました。

不思議な事に、ミカの腫瘍があった場所とニコ君の血腫があった場所が一緒だったんです。

偶然と言えば偶然だけど、どこかでミカがニコ君の命を助けてくれたような気もします。

私はいつも思います。ミカは本当に私が3人の子供達を出来るのを最初から最後まで、見守ってくれたんだって感じます。
ミカが一番最初のお姉さんって言われていたもんね。

この記事は辛くて、今まで書けなかったよ.....。
ありがとう、ミカちゃん。またいつか、会う日まで。


ニコ君は今日も元気です。「ニコ」が「ネコ」って聞こえるのかな?いつも「にゃん〜にゃん〜」と猫の真似をしてくれます。


昨日、またピアノを弾くためにシュタイナー学校ヘ行きました。

自分の受け持つ授業と授業の間や、夫や子供の授業が終わるまで時間が余ることがあるんです。



「そんな時に何か出来ることないかなぁ」と思っていたら、学校の食堂で働いてるお母さんに学校の前にあるスーパーの中で会いました。

「時間があるから、私も食堂を手伝っていいかな?」
って聞いたら「喜んで!」って言ってくれました。

これから、空いている時間に、学校の食堂でお昼ご飯を作るお手伝いをすることしよう!

私達の通うシュタイナー学校では、食堂で作られるご飯や休憩に食べるパンの全てがお母さん達のボランティアなんです。

エプロンを畳んだり、りんごを切ったりおやつのピザ味のパンを作ったりしました。
ただのピザパンですが、パンは作る所からはじまるんです。ソースも手作り、チーズも二種類を削るところから始まります。
材料も全てオーガニックの物です。


沢山の人のために調理をすること。
ひとつひとつが大量で体力もいるし、手際も良くないと台所はすぐにグチャグチャになります。メニューを考えたり、材料を揃えたり、気を使うこともいっぱい。

でも、「先生や生徒が美味しかった」って言ってくれるのが嬉しくてお母さん達、頑張っています。

私もお母さん達から、料理のこと、学校のこと色々と学んでいきたいな。
これからも継続してやっていきますね。


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