今日のドイツは爽やかな秋晴れ。子どもたちの風邪も治ってようやく学校、幼稚園に各自、通っています。

もう2週間前頃からメールで領事館から日本の教科書が届いているとの知らせが来ていたので、さっきデュッセルドルフまでその教科書を受け取りに行きました。



我が家みたいなこっちで生まれ育ったハーフの子どもたちも国籍がある限り日本の学校の教科書をもらうことができるのです。

アマデウスとハナルナの2人分を頂きました。

特に欲しいのは国語の教科書です。日本語補習校には行っていませんが、我が家は国語の先生が週に一回だけ来てくれるのです。

なかなか日本の子どものようには喋れないし朗読もできないけれど....。



やっぱり日本語だけは少しずつでも勉強してもらいたいな。



「たぬきの糸車」を読むのが宿題。



実はまだ一年生の教科書を使っています。

ゆっくり、ゆっくり。

なんとニコ君、風邪が治ったと思ったら次はケガをしてしまいました。



私が風邪で寝込んでいる時に、夫はコーラスを歌うため子どもたちを連れてボンにある全寮制の学校のフェスティバルに行っていました。

子どもたち、校内の体育館で遊んでいたらしいのですが帰る寸前にニコ君が置いてあった体操の棒に目の上をぶつけてしまったのです。

まぶたの上から血がかなり出て当然、まわりも大騒ぎ。その後、緊急病院に駆け込んで、傷口をくっつける処置をされました。

それにしてもニコ君が血にまみれたセーターを着て、お岩さんみたいな目で帰ってきたので私も自分の風邪どころでなく、びっくりしました。


今日は眼科に行って目の中を見てもらいました。軽い炎症を起こしているけれど目薬をさすだけで大丈夫だそうです。

大事にいたらなくて良かった...。
ほっとしています。

日本の遠くに住んでいる親戚の方達までこのブログをいまだに読んでいてくれていることを知って、頻繁に更新しようと思っていたのですが、我が家にはまた風邪の菌がやって来てブログどころではなくなってしまっていました。

どこからやって来たというと幼稚園からなんですが、ニコ君にうつって先週の金曜日からはとうとう私まで風邪を引いてしまいました。

今回のは風邪といえるのか、症状は主に高熱と頭痛だけです。

それにしても私は20年ぶりに39度を余裕で超える体温を体験しました。悲しいほど低温人間だったのに、ここまで熱が出るとはびっくりです。

朝になってまた体温を計ってみると次はなんと35.1度です。急激な体温差に体がついて行けなく、そうなると頭痛もひどくてベットから這い上がれませんでした。

なるべく自然の力で治したいなと思っているのでホメオパシーに似ているティッシュソルト(シュスラーザルツ)のホットセブンと言われる療法でなんとか乗り切りました。
医者でもあんまり知らない療法みたいですが、私には不思議に良く効くのです。

薬といえば、今回ニコ君は小さいし熱が出て心配だったので病院に連れて行ったんです。

やっぱりホリスティックにみてくれるシュタイナー医学の病院に行ってきたのですが処方された薬の原料を詳しくみてみたら興味深いです。

トリカブト、水麻、ユーカリ、ベラドンナ、硝酸銀、水晶、ヒヨドリバナ、鉄、、、、

ホメオパシーを勉強された方なら知っているものばかりだとは思いますが、知らない人が見たら「魔女のクスリ?」って思ってしまうかも。

でも良く考えたら、原物質はほぼゼロってぐらいしか入っていなくそのエッセンスというかエネルギーだけが入っているんですよ。

調べていたら色々と不思議なことだらけなので次回、先生に色々と質問してきますね。


この魔女めいた自然の薬はドイツではアスピリンのように堂々と薬局の店頭に置いてありました。

上の子ども達もとうとう風邪がうつってベットで夕方から寝ています。



「心が温まってすぐに読める本があるから」とお友達のHさんが文庫本を貸してくれました。

小さな岬にある喫茶店。美味しいコーヒーや音楽、女店主が人生に疲れた人や傷付いたお客の心を癒やしていくという内容の本です。

本当にほっこりとした本だったんですがこの本を読んでいる頃、本当にそんなカフェに出合ったのです。



ちゃんとした写真はないのですが...。
あることがあってちょっとイライラしていた時にたまたま町のマーケットに行ったんです。

そこの野外マーケットの角には一件だけカフェが出してありました。カフェと言っても店主1人でやっている移動式のカフェです。

疲れたななんて思いながらニコ君がいたけれどコーヒーを頼んでみました。

店主がコーヒーを入れてくれたんですけど、コーヒーもミルクもビオの物でした。「こだわっているな」とちょっと嬉しくなりました。
そのままコーヒーが入れられているところを見ていると店主が次は頑張ってコーヒーの上に模様を描きはじめました。紙コップのコーヒーに模様を描くのは難しい...なんて言いながら。
ニコ君にも何杯もミルクをサービスしてくれたりクッキーを渡してくれて親切にしてくれました。

店の前にはテーブルが一つ置いてあって、そうなると当然みんな相席です。

コーヒーを持ってテーブルに戻るとちょうど私のような子持ちのお母さんが座っていました。

挨拶をした途端に子どものことで盛り上がってしまって、気がついたら一時間も居付いてしまったでしょうか。
イライラな気分はなくなって土曜日の朝が楽しくなってきました。

いつの間にかおじいちゃんや旅行者みたいな人も一緒のテーブルに座ってみんなで話をしているし...。

たかがコーヒー1杯を頼んで、こんな気分が良くなることもあるんですね。

小説に出てきそうなカフェでした。


マーケットではその後、植物を買ったり


フランスの石鹸を買ったりもしました。

町の人が週末に静かにつながるマーケット、おすすめです。


お誕生日おめでとう!
末っ子のニコ君、とうとう3歳になりました。

生まれた時に頭蓋内出血というとんでもない事が起こり、しかも原因不明だったので内心ヒヤヒヤしながら過ごしていたこともありました。
「3歳ぐらいまで様子を見てみよう」
こんな気持ちを持っていたのですが、こんな心配をしなくていいくらいスクスクと育ってくれています。

ニコ君を助けるならどんな事でもするよという気持ちと裏腹に
いつも私がニコ君から助けられているような気がします。
こんなに小さいニコ君に毎日、心が和まされて「ありがとう...」の言葉しかありません。

ありがとう...。ニコ君。


幼稚園でも沢山、お祝いしてもらいました。りんごケーキ、レモンケーキ、プラムケーキを沢山食べて帰ってきました。

先生の手作りクッションが幼稚園からのプレゼント。中にラベンダーが入っていていい匂い...。3つのお星さまも光っています。


Search

Profile

Archive

Link

Other