今年は暖かい冬でなかなか雪が降らなかったけれど、とうとう何日前から冷え込んで少しだけ雪景色が見られるようになりました。不思議なのは一番、嬉しそうにしているのが夫と友達のシュテファン君ということ。

シュテファン君は幼稚園に行っている娘がいるのだけれど、日曜日はその娘ちゃんを連れてよく我が家に遊びに来てくれます。奥さんがゆっくり休日に一人で休めたり、仕事の準備ができるように・・・・というのもあるのです。

雪が降った日曜日、やっぱり我が家に来てくれました。夫とシュテファンが子供たちを連れて遊びに行ってくれるのでとっても助かります。



雪といってもまだこれだけだけど、久々の雪に、丘の上の公園には人がいっぱい来ていたようです。木でできたそりとプラスティクでできた円盤型のそりの両方で思う存分、遊んだ子供たち・・・。



二人のパパが子供たちを連れて、遊びに行ってくれたので、その間に私はムーミンママのようにみんなにおいしいものを作ろうと思いました。

暖かいさくらんぼのソースとバニラソースのかかったワッフェルと暖かいプンシュと呼ばれるジュースがちょうどみんなが帰ってきた頃に出来上がりました。

震えて帰ってきた子供たちも暖かくて甘いものに大喜び。シュテファン親子もお弁当箱に手作りクッキーを入れて持ってきてくれていて、また小さなクリスマス会になりました。

たしかに最近はメンバーも増えてムーミン一家みたいだなぁ。



 我が家は困ったことにまた今年のクリスマスもみんなで強力な風邪を引いてしまいました。去年みたいに胃腸がやられたわけではないのだけれど、特に喉が痛く、咳が止まりません。私はそれに加えて、中耳炎にもなりかけています。首から上が色々と痛いです。
なんとか冬のビックイベント、クリスマスは乗り越え、学校もないのでその後は、毎日のんびりと過ごしている日々です。

ところで、今年のクリスマスプレゼントは・・・・・


じゃ〜ん、とうとう夫が欲しがっていたハープがやってきました。

たまたま、学校の音楽の先生が我が家に遊びに来てくれたので「ハープが欲しいんだ〜」と話していたら、「ハープを買ったけれど、弾きこなせなくて売りたいと言っている人を知っているよ」と先生が教えてくれたんです。



話はトントン話に進んで、その日の内にハープを手に入れることができました。
マニアックな楽器だから、どこで買えばいいのかわからなかったたし、高価そうだったので音楽の先生がいなかったらあきらめていたところでした。
欲しいものは「欲しい、欲しい」と言ってみるものだなぁ。

夫へのプレゼントだったのだけれど、今のところみんなで弾き回しています。ハープの音色って、弾いてみたり聞いたりして気がついたのだけれど、ものすごく優しくて、癒しという言葉を使うとなんか噓くさくなってしまうのだけれど、ようにセラピー効果のある楽器だと気がつきました。

自分が風邪を引いて、体が停滞していたから特にわかったんです。優しく大地に抱かれていながらも、草原の風に吹かれているような感覚になりました。

10年計画でハープを弾いていこうと心の中で決意。だって、こんなに素敵な音を出すって知らなかったのです。ごめんなさい、夫よ、私がハープを練習したいと思います。



子供もまんざらでもない様子。。。。







別に 旅行に行かなくてもこの時期のドイツはどこに行っても町中に活気があって楽しいです。



はじめてケルンの旧市街のクリスマスマーケットに行ってきました。
このマーケット内、なんとアイススケートができる場所があるのです。そのためにハナルナと夫はスケート靴を家からわざわざ持ってきました。ちなみにスケート靴がない人も大丈夫です。貸りることができます。
当然、張り切って、アイススケートを滑る2人ーーー。

 
それに対して私達は留守番組。まだ小さいニコ君とスケートが上手に滑れなくてコンプレックスがあるのかアマデウスはリンク外で見てるだけでした。
パパがちらりと見えて、居なくなってしまうたびに泣くニコ君、アマデウスも滑れない悔しさでイライラしちゃってかわいそう・・・・。

そんな子供のご機嫌を取るために、スケートリンクから離れて、100年以上前に作られたと思われるかわいい観覧車とメリーゴーランドがあったので両方、乗ってみました。
特に観覧車はおすすめです。
子供に付き合って嫌々乗ってみたのですが、上から見るクリスマスマーケットは思ったよりもキラキラと幻想的で感動・・・。素敵だったのが、木にもロウソク型のイルミネーションが飾られてそれが観覧車からちょうど良く見えたのです。美しくて、しばしうっとりです。
なんとか不機嫌な子供達もなだめることができて良かった、良かった。

全体的にこの旧市外のクリスマスマーケットはテーマが「童話」。
小人のモチーフがいたるとこに見られてかわいらしいし、冬休みで小さい子供達も沢山来ていたのですが、あまりに人が来ていて混雑しているので肝心のバギーや乳母車がなかなか通れないのがちょっと難点でした。抱っこはもう重いし、チョロチョロされて迷子になられるのは一番困ってしまうし・・・。

とはいえ、スケートの後は家族揃って、屋台で焼きソーセージや焼きりんご、温かいワインを飲んで、クリスマスの音楽を聞きながらこの時期の楽しい雰囲気を満喫しました。



ケルンの大聖堂も久しぶりに中に入ってみました。写真じゃわからないけれど、本当に圧倒される大きさです。



なんかキリストの物語がこの中にも立体的に凝縮されていました。覗いているだけで聖書のストーリが生き生きと見えてきます。娯楽がなかった頃はこういうものが人々にとってどれだけ大事だったのか、想像ができます。

大聖堂内には東方三博士の遺骨など貴重なものが沢山あります。ケルンを観光するかたはぜひ寄るしかない・・というか駅の真横に建っているので、探さなくても大きすぎて目に入ってしまいます。
この時期はこの大聖堂の裏にクリスマスマーケットが開催されています。実はそっちも行ってきたんです。クリスマスマーケットのはしごです。こっちも駅から近いし、なかなかでしたよ。



今日は町を歩きすぎて疲れました・・・。








 子供たちの学校が冬休みに入りました。早起きをしなくてはいいのでホッとしていますが、一日中、子供も夫も家にいるというのはむしろ、大変かもしれません。冬休みはたいして予定はありません。実は今日はハンブルクに住んでいる友人の誕生日会に招待はされていたのですが、ニコ君が風邪を引いていたり、外があまりに天気が悪いので急遽、とりやめて家でみんなでゴロゴロとしています。

冬休み前、子供たちの通うシュタイナー学校に行ってきました。そのときの写真です。


ハナルナのクラスのクリスマスのキリスト生誕劇です。「やるなら、主役のマリアをやれば?」という夫の意見を堂々と無視して、天使役と羊役をやりました。

もう一人の主役、ヨゼフは「この子は誰?知らない子だぁ」と思っていたら、なんと担任の先生の娘さんでした。担任の先生の自分の子供がクラスにいることも珍しいことだけれど、いつも男の子のような娘さんを堂々とヨゼフの役を与えたことにアッパレな気持ちになりました。
多分、本当に心は男の子な子なんだと思います。
私も左利きだったのに、同じ年の頃、習字教室に行かされて右手で書くことが苦痛だったおぼえが・・・。子供もありのままで生きていきたいものです。


こんな天使ちゃんです。親友のお友達とべっとり。お友達が大好きで、一緒にやりたかったみたいでした。

ちなみに、キリストの劇と言ってもなにか特別な宗教的な意味はないのです。劇を通して、この冬のクリスマスという季節を感じてもらうため。学校では別に上級生がもうちょっと本格的なキリスト生誕劇をやってくれて、全校生徒で観るのです。毎年、毎年、同じものを観るというのに意味があります。



アマデウスのクラスにも招待されたので行ってきました。

教室は朝、このようにまだ暗いのです。小さなロウソクと歌集を先生がひとりひとりに渡してくれて、それを頼りに子供も大人も一緒にクリスマスの歌をうたいました。
これまで20曲ほど子供の希望に合わせて授業でも練習していたようです。子供たち、堂々と楽しそうに歌っていました・・・。雰囲気が良くて心に光が灯るような素敵な時間でした。

机の左に見えるお菓子の家は授業でみんなで土台の部分から作ったそうです。ヘンゼルとグレーテルと魔女か住んでいそうなおいしそうな家・・・・。ドイツだなぁ〜。

その後、子供たちの笛の演奏、先生のお話を聞いたあとは、各自持ってきた手作りクッキーと温かい飲み物をみんなで食べて飲んで終了。アマデウスのクラスは少人数で子供たちもいつもニコニコとしているし、先生の暖かさや魔法ような授業をみて、私もなんだか気分良くなってしまいます。なによりも、なかなか学習や、コミュニケーションが難しいアマデウスが毎日、楽しそうに学校に通っているのが一番、嬉しいことです。

ニコ君は当然、いつも私に連れられて一緒にいるのですが、休み時間は生徒たちとアマデウスに手をつながれひっぱりだこ状態になっていました。「かわいい〜」とプレゼントまでもらっていましたよ。



家ではクッキーを焼くアシスタント係としてがんばっております。味見ばっかりしているような・・・。









 私たちの住む町のクリスマスマーケットはわざわざ遠くから来る人なんていないくらいの地味なマーケット。
それでも夜になるとキラキラと輝いて沢山の人が押しかけます。

どこから来たのか不思議な屋台たち・・・。
魔女の台所やらエキゾチックな品々、香ばしい匂いのアーモンドの砂糖漬け、焼いたマカロンなどが小さな屋台に並べられていて楽しくてどこか非日常的な雰囲気です。



クリスマスマーケットに建てられた大きな小屋の中。覗いてみるとハチミツや蜜蝋のお店でした。
世界で一番、ハチミツを食べる国民はニュージーランド人とドイツ人です。とにかく豊富な蜂蜜の種類で驚けます。中では試食もできるのです。おいしい〜。

友達のプレゼントに蜜蝋のロウソクやハチミツリップクリームを購入しました。


今年もあった、あった。
キリストの誕生したシーンを再現ものが野外に作られています。
本物の動物を使っているのです。らくだ、ロバ、ひつじ・・・。
こんな寒い中、らくださん、お疲れ様です。



動物を真剣に見ていました。暖かくなったら動物園に連れていってあげよう・・。


奥まで歩いていくと中世の雰囲気を出したマーケットもありました。そこが一番、楽しかった。色んな生演奏を聞きながら、香辛料入りのワインをみなさん飲んでいます。
おつまみはこんなものもありました。
パンの上にトロトロの熱いチーズをかけているラクレットと言われるスイスの料理です。
ピクルスやジャムを添えたりもできて自分好みに仕上げます。


激しい、火を使ったショーも見れました。奥のお姉さんの頭が燃えているーーー。
子供たち、楽しんでいました。



夫が欲しいハープってこれ?って聞いたら、小さすぎるとのことです。
でも夜のマーケットに馴染んでとってもいい音色でした。



子供はホットワインを飲めないので暖かいココアを飲んであったまっています。



焚き火のコーナーもあるのでここで一休み。奥にいたカップルの方と仲良くなる我が家の子供たち・・・。


格好もマーケットに馴染んでいて素敵なので撮影をお願いしました。
見えないけれど、下に犬がいてそのワンちゃんもかわいかったです。












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