年に一度、植物園の横で大きな「こども祭り」があります。3人の子供と一日中、お祭りの最初から最後までいたので最後はクタクタに疲れました。子供たちに「一日中、遊んで疲れないの?」って聞いたら「全然、疲れない〜」そうです。


一番人気はこれ。下にトランポリンがあって、縄とばねで引っ張ることによって高くまで飛べます。空中ででんぐり返しもできて楽しい。遊園地でやると、500円くらいかかるけれど、おまつりだからか無料です。でも、ずいぶん並びました。


待っている間、ニコ君と地味に遊びました。何をしてもかわいいお得な年頃。

赤ちゃんとできる体操を見たけれど、音楽に合わせて結構激しく動くのでびっくり。
赤ちゃん、揺さぶられすぎに見えたけれど・・・。バギーと一緒にできる体操もあるそうです。


車掌姿が似合う・・・・。

動かしていたのはコレです。

この日は憧れのパトカーももはやオモチャ状態。警官の方が他子供たちも運転席に乗せてくれて、サイレンを鳴らしたり、スピーカーで車の中から話すこともできました。
「こちらは、警察です!」とか小さな子供の声で聞こえてきます。周りの大人が「ははは・・・」と笑っていました。あま君も警察になりきって話したいというので、「何を言うの?」と聞いたら、「今から全員、逮捕します!」だって・・・。


水で濡れた上をタイヤで走らせます。簡単で楽しいアイデアです。

娘ちゃんも後から夫と来てくれました。テントの中でパン焼き。お兄さんがギターでしみじみとしたドイツ語の歌を歌ってくれていきなり始まるキャンプの雰囲気・・・。

気球の中に入ってはしゃぎました。本当は飛びたかったなあ・・・・。

と暖かいこともあって子供も大人も野外での楽しいイベントが多い最近です。









 

 あま君の通う学校では、4年生から8年生は週に1時間、サーカスの授業があるのです。1年間、練習をして夏休み前のこの時期に学校全体で「サーカス公演」をします。

昨日がその「サーカス公演」の日。
玉乗りやらとっても高さのある一輪車やピエロの演技、手品など本格的でした。ここの学校は世間で言われる発達障害の子供達も多いので、みんなの体の動きはどの程度かなと思っていたのだけれど、練習すれば本当に色んな事ができるようになってびっくりしました。

先生達の音楽バンドも3時間も生で演奏していて素晴らしかったです。子供の動きに合わせて即興で音楽を付けたり・・・・。

サーカスだと運動会と違って、競い合うということがないのがいい所です。ピエロが度々、出てきて笑いを取ってくれることもあって、会場が絶え間ない笑いと手拍子で楽しい雰囲気でした。自分達のクラスになると特に張り切って親達も「ブラボー、ブラボー」と叫びます。最後は盛り上がって観客は総立ち状態でした。

あと、親たちはできる人だけ、1品料理を作って持っていきます。それを合わせてビュッフェにすれば、みんなのおいしい夜ごはんになりました。自分では作らないようなものが食べれるし、わけありで食べ物を持って行くのを忘れた私達も夜ごはんを食べれて安心。昔、小学校時代、運動会のお弁当を作るのが大変そうだった母を思い出しました。ドイツはこんなに楽です。



あま君、釘の上にはだしで乗っています。



うまく撮れなかったけれど、炎を吐いているところ。



3時間も付き合ってくれて、ありがとう。いい子に観てくれて私も他のお母さん達もびっくりしました。3人目は兄弟の付き合いが多くてかわいそうだけど、その分、たくましいです。
ちなみに、昨日、工作ばさみで髪の毛を切ってみたら、森三中の人みたいになってしまいました。

 朝っぱらから4年生になっても時計がきちんと読めなくて、パニックになっているあま君。学期末で仕事に追われて夜まで焦っている夫、一日中、動き回って叫んでいるニコ君、まだ風邪を引いていて鼻水も出ているのに、弟に頭突きされて鼻血を3回も出したハナちゃん。クラスメートからも顔に怪我されているし・・・。

そんな中で学校関係のイベントも盛りだくさん。今日は学校の事務室で行なわれる朝食会に行ってきました。ドイツ人達の中で日本人は私だけ。話題についていくのに集中力が必要なのに、小さな子供を抱えていて終わった後はぐったりです。

疲れて休みたくても休めないのが育児と家事。小さい子供達がいるのは本当に大変なんです。

自分を励ますために、よく色んな国の育児書を読みます。あと、詩もいいです。ただの一編の詩が、心に響くことはよくあります。

ホームドクターの所へ行ってきた際に子供の薬の冊子(前回の画像に出ているWALA社の冊子)をもらってきたのですが、見開き部分にまた心にガツーンときた詩が載ってありました。日本語で訳されたものがあったので載せます。

「子供について」

あなたがたの子どもたちは、あなたがたのものではない。
彼らは生命そのもののあこがれの 息子や娘だから。

彼らはあなたがたを通して生まれてくれるが、
あなたがたから生まれたものではない。

彼らはあなた方と共にあるが、あなた方の所有物ではない。
あなた方は彼らに愛情を与えうるが、あなた方の考えを与えることは出来ない。
なぜなら、彼らは彼ら自身の考えを持っているから。

あなた方は彼らの身体を宿すことはできるが、彼らの魂を宿うことは出来ない。
なぜなら、彼らの魂は明日の家に住んでおり、あなた方はその家を夢にさえ訪れられないから。

あなた方は彼らのようになろうと努めうるが、
彼らに自分のようにならせようとしてはならない。
なぜなら、生命はうしろへ退くことはなく、
いつまでも昨日のところに、うろうろ、ぐずぐずしてはいないのだ。

あなた方は弓のようなもの。
その弓から、あなた方の子どもたちは、生きた矢のように射られて、前へ放たれる。

射る者は永遠の道の上に的をみさだめて、力いっぱい
あなた方の身をしなわせ、その矢が速く遠くへ飛び行くように力を尽くす。

射る者の手によって、身をしなわせられるのを喜びなさい。
射る者は、飛び行く矢を愛するのと同じように、
じっとしている弓をも愛しているのだから。

Kahlil Gibran "The Prophet(預言者)" から抜粋  訳・神谷美恵子

ハリール・ジブラーンはレバノンうまれです。1883年に生まれたというのだから、シュタイナーと同世代です。

親という役目が「弓」なんて、ハリール・ジブランの詩は本質を掴んでいます。矢をきちん支え、遠くへ飛ばすためには弓は大事です。私達は思わず「射る者」になって子供をコントロールしようとしてしまうのですが、そこはぐっとこらえて、自分は弓でありたいと思いました。後は大いなる自然に身をまかせて・・・。



 

ルドルフ・シュタイナーの考えは教育だけでなく、ドイツでは農業や医学にまで根付いています。私達のホームドクターはシュタイナー医学(アントロポゾフィー医学)を勉強した医者です。
考えてみたら、ドイツに来てから手術で抗生物質を採らざる得なかったくらいであとはほとんどシュタイナー医学とホメオパシーの自然のお薬のみで10年以上もインフルエンザなども治しているので、はやりの風邪などはこれで十分だと思っています。自然なもの以外の薬を無駄に使いたくない気持ちは3人の子供の育児を通してさらに大きくなってきました。なんでかというと色々とあるのですが、長くなりそうなのでまたいつか・・・。

ところで今、夫とハナルナがしつこい咳風邪になってしまって、さっそくシュタイナー医学のホームドクターの所へ診察に行ってきました。



保険が効くので診察代も、子供に限って言えばお薬も一切お金を出さなくも大丈夫です。
処方してもらったお薬は、すべてシュタイナー医学に基づいた自然のお薬たち・・。
たとえば咳止めシロップの中にはハーブのタイム、ホメオパシーのレメディでおなじみのドロセラ(モウセンゴケ)やイペカック(吐根)が入っています。

色々と興味深いことばかりです。

とにかく、二人とも早く咳が良くなるといいね・・・。



学校を休んでいる間、退屈しのぎに自分で先生になりきって授業していました。こっちも生徒になりきって聞いてみました。色々なアルファベットを教えてくれました。かわいくて笑えた・・。
この絵はアルファベットの「C」を学ぶ絵で、顔の形が「C」をしています。名前も「CRAC」というそうです。ちなみに自分で考えたキャラクターなんだって。
 

 ランゲン美術館は広大なNATOのロケット基地跡の中に建てられているのです。美術館でその周辺の地図をもらえます。その地図を片手にその後、お散歩に行きました。芸術家の住居やアトリエ、大きなモニュメントなどが見られます。


美術館の館員のおすすめスポット。丸屋根(ドーム状)が特徴。ここでライブとか出来そうです。写真じゃわからないけれど、音響がものすごくてみんなで歌をうたったり、手をならして音を確認。ここに来たらぜひ、試してみてください。おもしろい・・・。


隣に建っているモニュメントは屋根が逆になっているのです。どうやってこんなもの建てたのか・・・。デザインをしたのはどうやら日本人の方らしいです。

音楽家のための家とのことらしいです。すごく不思議なデザインをした家です。こんなアパートに住んでみたいな。

ロケットを入れていたと思われる場所も中に入れます。ここは入り口。中は細長いトンネルのような作りでした。


なんだろうこれは・・・・。

プレハブに建てられたレストランもあります。残念ながら、この日は閉まっていました。

この建物も面白いです。特にドアの場所が・・・・。

先日の嵐で、もう先には進めないです。木が倒れてしまってこんなことになっていました。
その後、車で10分ほど走って、子供達とカフェでアイスを食べたあと、森のハイキングコースに行ってきました。

ヤギに遭遇。ここにもなぎ倒された木がかなりあったのですが、楽しそうに木の上に乗って余裕顔でした。

ただの木が蛇に変身。。。ニコ君、またがってすいぶん遊んでいました。

これはワニか?やまんば顔のむすめちゃん。杖を持ってなりきってます。

森の家も発見!なんかワクワクするね。
嵐のせいで「子供の農場」は閉まっていたのですが、散歩しているだけで楽しかったです。場所はノイス市です。いい所だなぁ。








 


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