今週、ニコ君のハッピーバースデーでした。
思えばニコ君を妊娠する前に夢のお告げで私達の元へ来たいと思っている子供がいると言われ、
その後、まさかのびっくり妊娠。
覚悟して挑んだ三度目の帝王切開。そしてニコ君がついに誕生!でもそこからニコ君のドラマチックな人生のはじまり。一筋縄ではいかなかったです。
ニコ君は生まれたばかりで、頭に外傷もないのにひどい頭蓋内出血があったのです。脳も出血によって圧迫されていて、瞳孔の大きさも非対称で眼の神経がやられているということでした。すぐさま新生児緊急治療室(NICU)へ。
その後、誰もが認める脳神経外科の名医のミュラー先生に手術をしてもらいました。手術した日のことは一生忘れません。原因不明で手術中、瞳孔がひらきっぱなしだったそうです。手術の直後、ロケットみたいなすごい機械の中にボンベを背負った医者と共にNICUに通路を渡って通ってきたときは
病院内の患者さん達もびっくりして「オーマイゴット」と言われました。その中には目が開きぱなしで、色々なチューブにつながれて、青ざめた小さなニコ君が入っていました。最初は死んだようにビクともしなかったのだけれど、少ししたら麻酔が切れてきて、痛みがでてきたようで苦しそうに動きはじめました。私は痛み止めを入れてもらうように看護婦さんに頼みました。生まれたばかりなのにこんなに大変な経験をしているニコ君を見るのは今だから言うけれど見ているのは辛かったです。
前置きが長すぎました。でもあの時は元気に次のお誕生日を迎えられるか自信はなかったのです。
1歳になったニコ君は、あの経験も夢だったのではないかと思われるほど回復して活発に動ける赤ちゃんになりました。発達はゆっくりめですが、1,2歩は歩けるようになったし、バイバイというと手を振ったり、「ママ」はまだ言ってくれないけれど、「パパ、パパ」と言えるようになりました。どこにでもよじ登るので山男になるものではないかと思わせるパワフルな面も最近はみられます。
存在しているだけで、みんな笑顔になって癒されています。ニコ君、いてくれるだけでありがとうです。
誕生日、おねえちゃんがケーキを作ってくれましたよ。でもバターと牛乳を入れる順番を間違えてしまいました。なんとかなったのかな?
ショートケーキの高さはいつもよりできなかったけれど、なんとかなりました。
デコレーションもハナちゃん手伝ってくれました。見た目はいまいちですが、おいしくできて、ニコ君も
いっぱい食べていました。大好きなブルーベリーを乗せたらやっぱりすごい勢いで食べていました。
今日もハナちゃんに人形のように抱かれるニコ君。
- 2013.09.21 Saturday |
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