レニー大叔母さんの90歳のお誕生日。
レニー大叔母さん、特別な誕生日なので太っ腹なことに親戚一同、62人をレストランに招待。
遠くスイスや北ドイツハンブルクから飛行機に乗って駆けつけた家族もあったりして結局、招待された人がほとんど集まることができた。
あまりに人数が多いので面識のない人、久しぶりの人がいたので、各自シールに名前とレニー大叔母さんとの関係を書いて胸に貼ってお互い確認できるようにした。
豪華な食事、おしゃべり、音楽演奏(私もちゃっかり弾きました)、写真撮影、最後はアコーディオンの演奏に合わせてみんなで腕を組んで歌ったり色々とあった。すごい賑やかで楽しかった。



レニー大叔母さんは一生を独身で過ごして、90歳の今も一人暮らし。いつも頭が冴えていてしゃきしゃきしているのにはびっくり。こんなおばあさんもいるんだぁと感心していました。
90歳のお誕生日にこんなに沢山の人とお祝いできるなんて幸せな事に違いない。本当におめでとうございます!

10月8日 (土曜日)

10歳も年下のお友達ともえちゃんとD君の結婚式。会場はシュタイナー教員養成学校で。
彼女が本当に最初にドイツに来た時に色々と手伝ってくれたD君と結婚するとは前は思っていなかったけれど本当にお似合いのカップル。運命の赤い糸って本当にあるんだなぁ。
ともえちゃんのウェデイングドレス姿が綺麗でかわいらしい。2人で作ったスライドショーや、音楽科の友人達の歌やら本当に楽しい時間を過ごせた。本当にスーツケース1つで何年か前に来たともえちゃん、今では旦那さん、沢山の友達や先生など沢山の仲間に囲まれていることが本当に素晴らしい。




さすが音楽科の学生は歌が上手。感動して泣きそうになったよ。



我が家の子供達も参加も参加。ごはんはビュッフェ形式でおいしかったです。子供も好きなものをたくさん食べました。アットホームで手作り結婚式。心に残る素敵な式だった。それにしても準備が大変だっただろうなぁ。本当にどうもありがとう。

10月9日(日曜日)

近所にある昔の線路の跡地でちょっとしたお祭りがあったので散歩がてらに行ってみた。なぜだか出ている食べ物の屋台がトルコ人とかロシア人ばっかり。それはそれでなかなか面白いけれど。
一番最初の屋台で張り切ってトルコピザに野菜をはさんだものを注文。とってもおいしいのに1ユーロっていうのは安すぎる。ピザにトルコのハンバーグみたいなものを挟んだものも食べたけれどこれもおいしいなぁ。
飲み物はちょっと珍しいのでコーラのトルコバージョンを買ってみた。「まずいっ」って夫は言うけれど
味はやっぱりコーラだった。トルコのファンタはざくろ味もあるし、スプライトはラムネ味。ちょっと好奇心で色々と試してみている。

帰りはいつもは閉まっている鉄道模型ファンのクラブの建物が開いていたので家族みんなで入ってみた。入ってびっくり。すごい細かい鉄道模型が建物中にゴロゴロとしていた。鉄道だけでなくて、建物や人や風景の細かさに驚かされる。何のためにこんなに細かい作業に没頭できるのかおたく魂に理解が出来なかったけれど、説明してくれる人は色々と熱く語ってくれた。そこのカフェがまたレトロで不思議な気分。近所にこんな秘密クラブがあるなんて知らなかったな。

10月10日(月曜日)

あま君を学校まで送った帰り道でのこと。バス停で知らないおじさんに声をかけられた。
「なんかあなた達っていつもバタバタと走っているよね。一回くらい時間通りにね」とにっこりしながら言われた。どうやら遅刻しそうでいつもバス停までダッシュで走っている私とあま君をいつも見ていたらしい。なんせ靴を履くのに5分もかかるあま君がいるので私達は毎朝、バスと競争しながら走るくらいぎりぎりなのであった。いつもバスの時間は一緒なのでみんな「あぁ、またあのぎりぎり親子だね」と思っていたのかもしれない。
「確かに・・・。それにしてもすっごい観察力!」とおじさんには言い返したけれどけっこう心の中はドッキリとしていた。だって遅刻ぎりぎりな上にあま君、今日はランドセルを忘れてバスに乗ってしまって、手ぶらで学校へ。慌てないで学校に行こう。

10月11日(火曜日)

今日こそは余裕を持ってバス停まで行こうと思ってさらに5分前行動をし、忘れ物に気をつけながら歩いてバス停に行ったらなんとバスと乗用車の接触事故があったみたい。パトカーが来ていて現場検証していた。当然、バスが動くことはなく大幅に遅刻して学校へ。

10月12日(水曜日)

あま君の学校に転校してきた高校生の女の子が最初は折り紙を折る私と生徒達を関心なさそうに見ていたのだけれど「どこから来たの?」って聞くので「日本から来たよ」と言ったら「えーっ、日本?私、漫画が大好きなんだ」と目をキラキラさせて興味を示してくれた。漫画を通して日本が好きな子が結構いるな。「土曜日にデュッセルドルフで日本デーがあるから行ったら?」と言ったら「行くよ」ってことに。しかもコスプレ大会に出るとか出ないとか。どうやら本気のアニメファンらしい。

10月13日(木曜日)

あま君、セラピーの日。なにをしたかと思えば、パンを焼いたりキャンドルを入れるちいさいランタンを
作ったりしたみたい。私がパン屋で買ったさくらんぼソース入りのパンと「交換して!」と言ったら交換してくれた。セラピーをしてくれる先生はどうやらあま君のクラスに授業を見に行ったとのこと。
軽度発達障害を持っているので難しいこともあるけれどバックアップしてくれる大人が多くて恵まれている。さらに良い環境作りをしようと心に思う。

(金曜日)

日本語のクラスへ。やっと「あいうえお、かきく」まで子供達が読めるようになってきた。ドイツ語よりもひらがなの方が読むようになるのは簡単。子供達が二つの言語を学ぶ過程を見ていてなかなか興味深い。

友人のSちゃんが仕事の面接とかでたまたま近くまで来たので夕方は一緒にカフェへ。中がタバコくさいのでむりやり外の席に座ったけれどけっこう寒くて二枚の毛布に包まってコーヒーを飲んだ。ヨーロッパのカフェでは外席には毛布があるのが普通。日本人にはそこまでしても外に座りたいの?って言われそう。それにしても朝は温度が5度だったし寒くなってきました。








 (月曜日)
ドイツ統一の日。
ピアニストのNさんと一緒にピアノコンサートへ。なんとショパン国際コンクールで優勝したユリアナ・アヴディエヴァさんが聞けるなんて嬉しい。しかも全席10ユーロなんて安すぎる!
思っていた通り、素晴らしい演奏だった。なんだか自分の弾くショパンとあまりにレベルが違うので「ショパンの曲ってこういう曲だったのね。小さい頃から真面目にピアノに取り組んでいたら良かった〜」とNさんに言ったら「はは、というか小さい頃からやってもこんなに弾けないし・・・」と言われる。ピアノの先生に言われるとしみじみ納得。それにして休憩時間に習慣とはいえお昼から発泡酒、ワインを飲むドイツ人に驚く。

(火曜日)
なんだか何も考えず流れに乗ってハナちゃんがバイオリンをヤコブ先生に習うことになったけれど、なんとか最近、童謡のキラキラ星の前半が弾けるようになってきた。バイオリンを小さい子が習うということは親子で覚悟が必要だということを二人とも知らずにレッスンはもう八回目位。
キラキラ星の前半が弾けた位で、先生と私で「やったー」とガッツポーズ。自分がショパンの曲を弾けるようになったのより嬉しいかも。でもキラキラ星の後半部分が次の課題。山を登ったらまた山が見えきてそれを登らなきゃいけない気分。
「学校に入ったらただでバイオリンの授業があるんだよ。こんなに小さい子に」と批判的に夫に言われることもある。でも自分からやると言ったことだし、ロシア流に熱心にでも愛を持って先生が教えてくれるのでえらく感動できる。ハナちゃんが自分でやめると言うまでは親子でついていきたい。

(水曜日)
血液検査があったのであま君を小児科医院に連れて行った。学校の時間だったので学校を休ませる。家で一緒に宿題やお勉強をしてみる。宿題といっても夏休みが終わってからまだ学校の授業ではフォルメンを描くことしかやっていないと知ったらみんなびっくりするだろう。文字を書くことも算数もまだやっていないなんて。

(木曜日)
あま君のセラピーの日。今月から私はその間、家に帰っていいことになったので久しぶりに一人でお昼ごはん。一人の残り時間はピアノを弾くことにした。

(金曜日)
幼稚園でみんなでスープを食べる日だったので家族で参加。大鍋に子供達と作ったトマトスープと野菜スープ。障害者の子供達もいる幼稚園だけど子供にとってはごく自然。車椅子に乗っている子にハナちゃんがスプーンを口に持っていってあげていたり家では見れない姿が見られた。



最近、幼稚園で友達ノートの交換がはやっているみたい。覗いたらこんな絵を描いていた。



頭の中はいつもお姫様。

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