(9月7日 水曜日)
新学期のはじまり。
シュタイナー学校でもこの日は全校生徒がホールに集まって先生のお話を聞く日。つまり日本語でいうと始業式。でも日本だったら校長先生がいるので最初の挨拶は校長先生の仕事だったと思うが、この学校には校長先生というものがいないので、最初の挨拶はやりたい先生がやるらしい。
なんと我が家のパパさんが間違って?その仕事を引き受けてしまったので始業式に500人を目の前に挨拶をすることに。前日くらいからパニックになっていたが、予行練習をみたらウクレレを弾きながら話すという楽しいスタイルになっていた。「ちょっと軽すぎるかな?もっと真面目にシュタイナーの引用をまぜた真面目な方がいいのかなぁ」とか本人はずいぶん気にしながら学校へ。
そんなこんなでいきなり始業式モードの我が家だった。私の方はあま君の学校の方も始業式に参加できるチャンスがあったので、見てきた。こっちの学校も先生達の語りがユーモアに溢れていて楽しかった。学校の始まりがジャズというのも陽気でびっくり。
最後は12年生の3クラスの先生がイタリア、スペイン、フランスの国旗を持って登場。どうやら修学旅行はその3ヶ国らしくみんなで手を叩いて盛り上がって終了。
色々と新学期から楽しいトークを見られてラッキーだし、色々と勉強になります。
(9月8日 木曜日)
治療教育家のフィンケンラートさんの所へあま君と学校が終わってから行った。新学期から週に1回だけでも行けるようになったのは嬉しい。彼女とはじめて会った時から大好きになってしまったあま君。セラピーとは気がついていないみたい。待合室から大笑いの声が聞こえてきた。
そこで暇だから本棚から借りて読んでいた、彼女の「7歳の子供」の本がなかなか面白かったのでアマゾンで注文しようと思った。7歳児だけについて書かれた本って日本で見たことがなかったなぁ。
夜、パパさんがあることであま君を褒めたら、横にいたハナちゃんのプライドが傷ついたのかブルブルした後、大泣き。妹の方は負けず嫌いな性格かもしれない。そういえばおしっこをもらした時とかもプライドが傷つくみたいで、その時の言い訳が長いのでおもしろい。
(9月9日 金曜日)
朝、あま君とバスに乗っていたら、中学生くらいの女の子にあま君が「かわいい、かわいい」とモテていた。本人も気がついてすごく嬉しそうな顔していた。
これをパパさんに「あま君がお姉さん達からもてるのよ〜」よ言ったら喜ぶと思いきや、「多分、あま君って将来、その勢いですぐ子供を作りそう。面倒を見れそうもないから僕達が面倒を見ることになりそうだ」とか言うので二人で覚悟する。
一方、ハナちゃんは「なんでみんな、童話の中の人も子供を欲しがるのだろう?赤ちゃんってかわいいけれど、子供って大きくなるとかわいくないじゃん」と4歳児にしては冷静な意見を言い出した。
「大きくなってもかわいいでしょ?ママだってかわいいでしょ?」とか言ったら「ママ、かわいくな〜い」と言われる。
午後から子供達は日本語の補習クラス。先生はわざわざ頼んで来てもらうことに。習い事、セラピーが盛り沢山の日々。
植物園の塔のベランダ部分で工作。テーマは「自分の塔」です。