(木曜日)
せっかく入学したにもかかわらず、風邪がひどくて一週間も学校をお休みしていたあま君。昨日からやっと学校に行けるように。
私も一緒に学校に行っているのだけれど、私が家に帰ろうとするとぎゃぁぎゃぁうるさいこともあって学校に留まって図書館の仕事をしたり、学校の職員や自分のためにコーヒーを沸かしたり。子供より私の方が学校に馴染んでしまったような気がする。

図書館ではマニアックな建築や家具の本にビニールカバーをかける作業など。「誰が借りるの?」っていうような本で色んな家具の模様とかが永遠に描かれている本。休み時間になると生徒が続々と来る 。図書館っていうより日本の保健室ような感じで、近況を話したりする場になっている。教室以外の逃げ場って大事かもしれない。

あま君と学校からの帰り道、マックカフェに入る。パソコンからクーポン券をコピーしたものを持っていってみたけれどかなりお買い得。レジのお姉さんがまたかわいく親切で、子供の飲みものを頼まないと小さいコップに牛乳を温めて出してくれた。クッキーやグミキャンディーまで笑顔でつけてくれて普通のカフェに入るよりサービスが良い。

お昼ごろ、あま君を留守番させて、次はハナちゃんをお迎えに。彼女は週に一回のお昼ねの時間以外はとってもいい子でちゃんとトイレも自分で行っておもらしなんてしないのに、家に帰るとすぐさまパンツに垂れ流し状態になる。家で緊張感なさすぎなのか私の教育が悪いのか。本人に聞いても、話しをそらしてニヤニヤするだけ。母に話したら「家ではパンパースでいいじゃない」と言われる。
本人は家ではいいけど幼稚園ではパンパースは絶対嫌とのことです。




ウサギにあげるためタンポポの葉っぱを探しているところ。

寝る前や夜中に「触らないで〜、触らないで〜」とよく泣き叫ぶあま君。私達は彼に一切触れていないので「???」と思っていたけれど、こっちも眠れないので他のお母さん方にこの事を相談したら、「目に見えない他の世界の何物かが触っているんじゃない」と本気で言われた。
考えてみたら、私も小さい頃に一人で部屋に寝ていたら、夜中に金縛りにあって特に足を何ものかが引っ張ってくることがよくあったことを思い出した。本当に引っ張っている手の感触まで感じられたあの体験。親子で幽霊体質?
それにしても、十年以上も前に死んだおじいちゃんとハナちゃんが産まれるまで遊んでいたというあま君。「一緒に何をしていたの?」と聞いたら「自転車に乗せてもらったり、お庭でホースで遊んだり、赤キャベツを食べたよ」と具体的に言うので面白い。確かにこの間、ヨハナおばあちゃんが「おじいちゃんが生きていたらあま君と自転車で遊んだろうにね」と私にこっそり言っていたのでびっくり。あの時、あま君は聞いていなかったはずなのに・・・・。とにかく、実際は会ったこともないおじいちゃんと遊んでもらったことが彼の中では真実なよう。



どこからこんな眼鏡を見つけてくるのかね〜。
この顔で普通にアイスを食べていたので写真を撮ってみた。                            


                              

 親子で通学してから一週間。授業はたかが朝の8時から10時までの2時間しかないのに、こっちも新しい環境に慣れるのに精一杯なのか、朝の5時半に起きるのが辛いのか午後になると疲れがどっと出てくる日々。
それにしてもあま君もあま君で授業が始まる前に「クラスに行きたくない」と一人で外に行って岩かげに隠れて出て来なかったりや駄々をこねるたりするのでこれから先が思いやられるなぁ。こういう状況は赤ちゃんの頃からなのでこっちも慣れているけれどね。
他の保護者の方々も毎朝、子供達を見送りに来ている。そして子供達が教室に入る時にみんなで手を振って笑顔で送り出しているけれど、それが一年生らしい朝のほほえましい光景。

それにしてもしばらくの間は授業が2時間しかないということで、お迎えを考えると片道30分の我が家に帰るのも面倒なので、学校の図書館に入って待っていたら仕事を手伝える人を探していると言うので今、こっそりと図書館のお手伝いをしている。

新しい教科書に透明なカバーをつけたり、新しい本を選んでカードを作ったりスタンプを押したり単調な仕事なんだけれど、まともにドイツ語で本を読んで育っていない私には良書を選んだり、その本の特徴をカードに書いたりするのはなかなか勉強になっている。とはいえ、本は読まずとも町の図書館に通い続けている私は子供の本は結構詳しいかも。

何より図書館で学校でクラス以外のお母さん達とお知り合いになれたことが嬉しい。似たように発達に問題のある子供を抱えたお母さん達なので色々と気になることを聞けたり、同じ問題を持っている
ので分かり合えるところが同じ。ありがたく心強い存在です。




この間、近くの農家のお祭りに行ってきた子供達。



やっぱりトラクター。



絵を描いたり、



音楽したりして楽しんだのでした。



この秋のおすすめ。カボチャの太鼓。水に入れるとポコポコといい音が鳴ります。

 あま君と3歳違いのハナちゃんの方もこの夏から実は幼稚園生。お兄ちゃんと同じカタツムリ組に通うことになったので先生方もすでに顔見知り。最初から駄々をこねることなく、楽しそうに幼稚園に通っている。
「何をして遊んでいるの?」と聞くと毎日のようにお姫様ごっこをしているとのこと。幼稚園にはお姫様や王様などの衣装があっていつでも変身オーケー。全身鏡までちゃっかりあってうっとりできるコーナーもあり。
この間、見てみたいと思ってハナちゃんにピンクのドレスを着たお姫様になってもらったら、「ぷっ」っと笑っちゃう感じだったけれど「うわ〜かわいいね〜」と言ったらうふふとと笑って嬉しそうにしていた。私としてはあのおかっぱ姿は着物が似合うと思うけれどねぇ。いつか着せたいなぁ。



ハナちゃんのために用意したのはこの上履きくらい。アマ君の時は色や形を自分で選んで
特注してもらったのに、2人目だからかハナちゃんはデパートで安売りしていたこれを・・・

でも可愛くて気に入っています。日本の幼稚園では子供達はこんなドピンクな上履きは履いて
いないだろうなぁ。足もむれないし、皮が伸びるのでかなり長く履けるのでおすすめです。



この間、こんな所に行ってみた。泥んこになって遊びまくれる公園。
左上にハナちゃんが小さく見えるよ。



公園ではこんなトランポリンに挑戦。とんでもなく上まで行けるのです。



最初はびびりながらも楽しく飛んでいました。



次の日は夜まで開いている日だということでケルンの動物園。



こんな人が歩いていて、これには本気でビビッていたよね(これは動物園のサプライズだと思う)。



なんだか最近、たくましい女の子になってきています。日本に帰ったとき、おばあちゃんに
「この子は根性ものね!」と言われたのは確かで、ゲームでちょっとでも負けるとくやしくて本気で泣いて怒って、クイズをすると何時間でもやる勢い。私達が怒ったときはプライドがあるのか聞いてないふりをするか泣かないで、唇をかみしめているタイプ。

とは言え私にとっては何しても小さくてかわいいかわいい女の子。毎日、顔を見ているだけで心が和んでしまうのです。幼稚園に行ってしまって嬉しいような悲しいような・・・・。

とはいえ本人は幼稚園生活を首を長くして待っていたのです。ハナちゃん、いっぱい楽しんでね!








 

新しいシュタイナー学校でのスタート。
ドイツの入学式って?日本でいう入学式のように堅苦しいものでなくて最初は音楽室に集まって先生が小人や天使が出てくるお話をしてくれたり(これはシュタイナー学校だけかも)、一年間、あま君をお世話してくれる7年生のお姉さんが紹介されたりした。

その後、子供達はクラスに入って45分だけ担任の先生からお話などがあったよう。その時間は別の部屋で親やゲストはケーキとお茶でカフェタイム。



10人だけの小さなクラス。ひまわりのように大きく輝ける学校生活がおくれるといいね。
学習困難な子、大人数が苦手な子など通う学校なのでこんなに少人数。担任の先生とアシスタント先生と教員は2人。授業もゆっくりペースで進みます。



ドイツではこのシュールテューテとよばれるこのとんがり帽子型の袋に入ったプレゼントを子供は親から入学式の後にもらうのが伝統。これは文房具屋さんで売られているのもあるけれど、手作り
が主流。私も立体的なランドセルを背負ったあま君をくっ付けたものを工作してみたのだけれど
どうでしょう?

中にはこれから学校で使う文房具やお菓子が入っている。私の友人達からもお弁当箱や洋服をいただいてなんだかお誕生日気分のあま君。

とにかく入学おめでとう!そしてこれから親子で早起きがんばろう!

1

Search

Profile

Archive

Link

Other