久しぶりの更新。
なんだか秋休みが終わってから忙しい。
今日はお昼ごはんを食べる時間がなかったので、幼稚園を迎えに行った際に幼稚園と同じ敷地内にある障害者さんの働くパン工房で買ったパンをバス停で食べる事に。寒い秋空の下でパンをほうばっている間にバスがやって来た。

それにしてもここのパンがおいしいので嬉しい。もちろん粉はデメターのもの。そこのパン工房って会計も障害者の方がやっているのだけれど、計算機も使わないのにいつもサッと計算するのに驚く。あと、一口用に切ったお試し用のパンやケーキは働いている人も買いに来る人もバクバクと食べてしまってアッっという間になくなってしまうのがおかしい。しかもそこに流れる雰囲気がアットホーム。

とうとう息子を小学校に申し込む時期になってしまった。ここの幼稚園に入ったばかりと思ったらもう学校を考えなくてはいけないなんて。息子のおかげで色々な小学校を見て色々と参考になった。でも色々と考えた結果、私達の一番の希望は1年間、彼の小学校の入学を遅らせたいということになった。そもそも発達がゆっくりなのにみんなと一緒に来年、学校に行かなくてもいいじゃん。ってことだけれどそれはそれでけっこう手続きなどが難しいのです。

そしてあま君が幼稚園に残るとしたら、ハナちゃんも同じかたつむりクラスに行く事に決定。パパさんは「兄弟で同じクラスは良くない」と言っていたのだけれど、私も幼稚園の先生もかたつむりクラスにハナちゃんを入れたいということでそうなった。でも一番、楽しみなのは本人だと思う。いつも、園に着くと靴とコートを自ら脱いで、みんなの輪に入っている状態です。



秋休みにフランクフルトのあめりちゃんのところに遊びに行った。一緒にスタバでお茶しちゃった。
あいかわらず可愛く賢いあめちゃんでした。



これは秋休みに久子ママと作ったキャンドルいれ。真四角の紙に色を塗って、折るとこんな
素敵なものになります。蝋燭を入れるとお星様みたいでかわいいです。


 我が家の近所に小さな小さな図書館がある。開いているのはたったの週の2回。火曜日と木曜日。とはいえ時間のある火曜日と木曜日は必ずといって子供達を連れて行くのでかなりの常連さんになりつつある私達。どんなに眠くても「ビブリオテーク(ドイツ語で図書館っていう意味)に行くよ!」と言うと「ビオビオテーク!(発音が難しいのか2人ともこう言う)」と目を爛々とさせる。

そもそも子どものための図書館らしく8割がた子どもの本ばかり。いままで色んな子供達をそこで見たけれどうちの子ほど本を熱心に見ている子もいない。ちなみに読んでいるのではなくて、ただ単に見ているだけなんだけど、今日も通路なのに正座し座り込んで、「消防車」の本に釘付け状態になっていた。

どうやらあま君は「消防車」「海賊」「医者」というテーマに惹かれているみたいで、ハナちゃんはいつでも「かわいい動物」もの。で、私はというとかなり気になるのが図書館の隅にある古い本のセールコーナー。なんと1冊、50セントで図書館のいらなくなった本を買えるコーナーがあるんだけれど、子供用の図鑑や歴史の本が沢山置いてあって楽しい。木の図鑑やら、インディアンについての本やらローマ人の暮らしの本など行くたびにちょこちょこ買っている。パパさんと来た時なんて、「授業に使える」とか言うのでまとめて40冊も買ったら(全部で20ユーロ!)図書館の職員に「あなた達、ここのあたりでもう一つ図書館を作ることが出来そうね」と言われてしまった。

DVDも図書館側いわく、子ども物ばかりでベストセラー作品は置いてないとの事で2週間ほどのん気に借りる事ができるのででちょこちょこ自分用に借りている。

図書館で借りた中で一番最近観た映画はリュック・ジャケ監督の「きつねと私の12か月」。自然や動物が好きな方にはおすすめ出来る作品。出てくる主人公の女の子の髪型や着ているものや家のインテリアもかわいいかったな。細部もかかさず観ます。ちなみに図書館で借りてはないけれど、先週観た映画でよかったのはブラジル映画の「フランシスコの2人の息子」とマオリ族についても知ることができる「クジラ島の少女」。どちらも涙なしでは観れない作品。しかもいい涙です。



この間の続き。昔の学校です。

ハナちゃんに「花子〜花子はなんでそんなに重いの〜?」とかふざけて歌を歌っていたら大うけしてくれて、それから私のことを「ママ子〜ママ子〜」と呼んでいます。





 びっくりするくらい寒くなってきた。朝、ようやく明るくなってくる8時ごろに外を見ると屋根の上や道路の霜が凍って真っ白。足の裏も耳も寒くてキンキンと痛い。寒いと思ったのは人間だけだと思ったら、鳥も寒いと思ったみたい。ギャーギャー言うので上を見たらガチョウか何かの大きな鳥が群れになってアフリカの暖かい地を求め引越しをし始めていた。春になってここが暖かくなったらまた帰ってくるという。

去年の秋は日本に帰っていて、暑かったのでTシャツを買ったっけ。やっぱり日本はいいよなぁ。久しぶりに帰りたくなった。
そうそう、なんと免停中のパパさんは学校が秋休みでなんとリュクを背負って一人でスペインの巡礼地めぐりとか言ってここ何日か山をハイキングしている。
「一人で旅に出た」と言うとみんな揃って「ひどーい、なんで?」と非難な声を上げるので内緒にしていてと言うのでおかしく、さらに免停中と言うことも「学校の生徒や保護者にばれたらバツが悪い」ということで内緒と言うのですが、実はみんなにバレている。ブログにも書いちゃっているし。

そして学校は秋休みでも幼稚園はお休みではないのでいつものように通っているあま君(最近はあまちゃんではなく、あま君と呼んでいる)。

私がここ何日か思っているのは「息子がここの幼稚園に来れて良かった」ということ。はじめて心から嬉しそうに幼稚園に通ってニコニコして帰ってくる。前の幼稚園では「おはよう」と先生が言うと逆走をして部屋に入るのを拒否することばかりだったのに、ここでは自分から靴を履き替えて部屋に入って私にお友達を紹介してくれたりするのにはびっくりした。どうやらこの障害のある子供達も通っている、ゆったりとした小さいシュタイナー幼稚園が彼にとって居心地の良い場所に確実になっているみたい。そういうわけで「秋休みなので・・・」と言えば家にいることも出来るけれど、寒い中、幼稚園に連れて行っている今日このごろでした。



ドイツの昔の食品店だよ。たまたま入った小さな町の博物館にて。

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