ドイツではクリスマスは親戚が集まってお祝いをする日。実はあまちゃんもハナちゃんも私も風邪を引いてダウンしていたのだけれど、大事な日なので笑顔で参加。

今年のクリスマスもあまちゃんの従姉弟達が全員来た。全員集まるのはこの日くらい。
そして、おばあちゃんの作った手作りケーキをみんなで食べた。直径28センチのショートケーキやさくらんぼの入ったケーキを食べ盛りの男の子なんて何切れも「ガツガツ」って感じで食べる。あばあちゃんの作ったケーキは素朴な味がしておいしい。
お腹がふくれた後は、「夕日が綺麗だから散歩に行こう」ってことになって散歩へ。といってもお庭の温度計を見るとマイナス1度。「寒い、寒い」言いながら外に飛び出した。

散歩の途中、カトリックの教会に入って一休み。外に出ると耳が痛くなるほど寒いのだけれどもちろん祭日のここではどのお店もしまっていてひっそりと世界が止まってしまったかのよう。「ドイツのクリスマスは神聖な雰囲気がするよね」と言うとパパさんが納得していた。

夕ごはんはみんなで私達の提案でフォンデューをした。お肉が食べれない人や好きでない人が多いのでフォンデューがいいかなと思って。

その後、みんなで歌を歌ったり、プレゼント交換。あまちゃんもハナちゃんも色々なプレゼントを頂いた。私からは、あまちゃんには木のクーゲルバーンとよばれる組み立て式のビー球を転がすおもちゃと、はなちゃんには不思議な形とカラフルな積み木。
私も特にパパさんから色々とプレゼントをもらった。携帯電話、コーヒーを入れるガラスのプレッサー、本や香水やカレンダー。ちょっともらい過ぎだけど嬉しい!

ちなみに私からパパさんへのプレゼントなんて東京タワーのお土産屋さんで買った「金色の招き猫」ぐらいで、それをドイツの親戚の前で広げるのがバツが悪かった(しかしその後、招き猫、子どもに大人気)。

ハナちゃんが熱を出しながらもその後、ダラダラと私たち一家だけおばあちゃんの所に2泊もしてきた。「あなた達が来ると一日で私の一年分よりも、部屋が汚くなるよ〜」と言われながら(これ本当!)も結構嬉しそうにしていた。みんなで亡くなったおじいちゃんの思い出話や35年前くらいの家宝の家族で歌を歌ったカセットを聴いたりしていました。



おばあちゃんの膝の上でケーキを食べるあまちゃん。毎年、同じ光景。

あっという間にパパさんの学校も冬休みになってしまった。パパさんの誕生日が12月ということもあって、なんだか我が家はこの時期になると小さなプレゼントを生徒やその家族の方々から頂くことが多い。それはほとんどが手作りのクッキーだったりマーマレードだったり蝋燭立てだったりするのだが、私が感心するのはドイツ人のプレゼントの内容よりむしろプレゼントを包んでいるデコレーション。包装の仕方やそれを結んでいるリボンなどにいちいち「なるほどな〜。こりゃ、かわいい」と思ってしまう。

たとえばパパさんの誕生日のこと。仕事から帰ってきた彼の手に抱えられていたのは50センチくらいの直径の大きな針金でできた籠。そしてその中にはみんなが各自持ってきたプレゼント達が入っていたのだが、その籠自体もすごかった。籠の中にそのままプレゼントを入れてあったのではなく、籠自体にビニールがしき詰めてあってその上は土、苔に覆われていて、さらにまつぼっくり、もみの葉っぱ、りんご、リボン、布製のハートの飾りなどが綺麗に飾られていた。
その後、それが我が家の猫におトイレと勘違いされたことは内緒なんだけど、とにかくそれは一例として私には籠の中にふかふかの苔を敷くなんて発想がなかったのでみんなのデコレーション力には感心してしまう。

あと、家のインテリアもこだわっている人が多いです。この間、訪ねた家族なんてパーティー会場かと思ってしまった。家の真ん中には宝石屋みたいなショーケースがあって、中には黄金の象のガネーシャがキラキラと光るスポットを浴びて飾られてあり、さらに食卓もガラスのショーケースみたいな作りになっていて中に光るチューブやデコレーションが・・・・。それらが全部彼らの手作りだから、「ここまでやるか」なんて思えてしまう(そこのお父さんは聞いたら本当にパーティー音楽を作る人らしいけれど)。

クリスマス前のこの時期なので外に出ればデコレーションだらけなんだけれど、一人一人のデコレーションのこだわりというのもおもしろいなぁ。



デコレーションなんてまったく無しのクッキーをハナちゃんと焼いた本日。

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世田谷公園内のプレーパークにて。ほったて小屋の屋根は滑り台になっていたり、大工仕事、キャンプファイヤーもできる公園。こんな危険をやらせてくれる公園って最近は本当にないので貴重な場所だと思った。落ち葉の掃除に燃えるハナちゃん。



掃除をして思い切り遊んだ後はおいしい水団なべを頂きました。一ヶ月に一回、小さい子が集まってこのようなイベントがあるようです。




友達ノンちゃんはここでプレーリーダーとして働いているのです。かっこいい働きっぷりでした。



世田谷公園の機関車に大喜びのあまちゃん。ちなみにここの公園の行き方は渋谷から田園都市線に乗り換えて一駅目の「池尻大橋駅」から徒歩12分。実は渋谷駅から田園都市に乗り換えるのに行きも帰りも一苦労。渋谷駅、エレベーターもエスカレーターも少なすぎてべビーカーで地下に行く方法が困難。最後はガードマンに導かれ「109」のビルのエレベーターを利用して地下2階まで降りた。ウロウロしすぎて疲れて汗だくになってしまって15年ぶりに渋谷「109」で半そでのシャツを買う羽目になったのでした。この歳でまさかの109です。



ところでこれは別の日。ノンちゃんのおねえちゃんのマーちゃんがご飯を作ってくれました。とってもおいしくてびっくり。さらに「マクロビオティク」に詳しくて色々なことを教えてくれて、本まで送ってくれて感激。マクロビは奥が深いです。

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日本から帰国してすでに4日目になるのに、時差ボケのせいで子どもたちが午後の3時半になるとバッタリと寝てしまう。早く寝てくれるのはいいのだが、そのかわり信じられないほど早起きな日々。親子で起床午前3時ですよ。時差ボケってどのくらいでなおるのだろう?

子どもだけ勝手に起きて遊んでくれればいいのにと思うのだけれど、夢を観ている私を容赦なく起こして「ママー、ママー、これ食べたい、あれ飲みたい、」とうるさい子ども達。

食べ物といえば、帰ってきてはじめてスーパーに行ったときあまちゃんが大興奮していて可笑しかった。 「ドイツにもニンジンってあるんだね〜。ドイツはきゅうりが大きいね〜」「ミルクパンだぁ。食べたい」「ハリボ(グミキャンディー)食べたい!!」これらの事を日本語でやたらめったらお買い物している人達は見つけては喋りかけていた。日本語だったので、まったく通じず。

そういえばあまちゃん、今日になって我に返ったように「幼稚園はドイツ語、ママは日本語、パパはドイツ語、りょうちゃん(友人)は日本語、おばあちゃんも日本語、オミ(ドイツのおばあちゃん)はドイツ語・・・・」ってつぶやいていた。やっとドイツ語を話す姿勢になったのかもしれない。
                   
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そして昨日はパパさんの誕生日だった。パパさんが好きというのでバリバリのドイツ料理を作った。牛肉の野菜巻き。マスタードを塗って、中身はニンジンとピクルスとベーコンを入れて赤ワインで煮る一品。ドイツの味もなかなかだと思った。
プレゼントは花屋に行ったら作ってくれた深紅のバラの花束と新宿までわざわざ母と買いに行ったシチズンのエコ時計(太陽で動く)。それらに思った以上に喜ぶパパさんだった。

こんな感じでドイツ生活がはじまっています。




日本の思い出写真。最後に寄った名古屋のNさん一家のよし君。最近、チェロを始めたとのことで演奏してくれた。上手だったのでびっくり。将来は音楽家か?ドイツに来てほしいです。



名古屋の日泰寺にて。あまちゃん、はじめてのおみくじで堂々の大吉。私は普通に吉でした。「旅行は良し」と書いてあったのでホッとした。



とうとうドイツに帰る日。子どもが5人いて賑やかでとにかく素晴らしいNさん一家に出会えて嬉しい。空港まで送っていただいて大感謝。
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長い間、ブログをお休みしていてごめんなさい。
昨日、東京〜名古屋〜フィンランド(ヘルシンキ)〜ドイツ(デュッセルドルフ)という長旅を経てこのヴィッテンのアパートに到着。
デュッセルドルフの空港でパパを見たあまちゃんの喜びようったら、かわいかった。2人で抱き合って、そのまま手をつないでスキップしながら駐車場へ。

帰ってきた我が家と思えないほど、綺麗になってクリスマスのため四本の蝋燭が立てられたリースが食卓の上に飾られていた。そしてヘルシンキの空港で買ったチョコレートを食べながら久しぶりの一家団欒。

まぁ、その後は大量のおもちゃを引っ張りだすわ、時差ぼけで寝れないわであいかわらず大変ですがとにかくホッとしています。

日本で会ってくれた家族、友人達に感謝。多分、他所の子の倍はバツの悪いやんちゃで行儀の悪い子どもたちを暖かく見守ってくれてありがとう。帰ってくる前は病気になったらどうしようなんて思っていたのに日本でますます元気になっていく子どもたちがおもしろかった。



メールで高校時代からの友人ノン、マーちゃん姉妹から画像が送られていたのでまずはこの一枚。普通にくつろぐ私達です。

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