まだ私が子どもがいなかった頃、「ふ〜ん」と読んだジョン・アーヴィンの「ホテル・ニューハンプシャー」。家族ができた今頃になってその本をよく思い出す。本の中に出てくるベリー家ってまさに我が家のよう。

一人一人が個性がありすぎるわ、次々起こるアクシデントで波乱万丈。時にはユーモラスだったり悲しかったり。そんな感じでも根底にはどこかシアワセがあるからなんとかやっていける。そんな「家族」のおはなしだったはず。


最近、パパさんが小児神経科にて我が家のあまちゃんのことを2時間かけて話した結果

「多分、息子さんはなんらかの自閉症だと思います」言われてしまった。話した相手は自閉症児の専門家の方だったので、私達も「そうだろう」と納得した。

あんなに笑っているし、昨日も砂浜のカフェバーでカップルの前でウケをねらって転んだりとかするので今でも「この子が自閉症?」と思うときもあるけれど、確かに2年以上も電球に執着していたり、知覚過敏になっていたり、幼稚園でみんなと上手に遊べない理由が一方でわかった。

幼稚園の先生や小児科の先生に「ウチの子、どうやら自閉症かもしれません」と言ったら今でも「えっ」って感じだし、友達の8割がたは「あまちゃんはただゆっくりタイプでしょ?」と今でも言われる。自閉症って見た目ではすぐにわからない分、判断も難しいところだろうな。でも、息子に障害があるとしたら、早めに気が付いたほうがいいと思う。そうしたらそれなりに将来の道を見つけたり、こだわりを見せてきた時などの対応の仕方を考えなおせるはず。

なんだか、あいかわらず我が家も色々とありますが、あまちゃんを妊娠している時は妊娠8ヶ月まで障害者の家でみんなの生活のお手伝いしていたこともあって「障害を持った子が生まれてきても全然オーケーよ」とパパさんに言っていたのを思い出した。
もしかしたらあまちゃん、お腹の中でその会話を聞いていたのかも。



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あっという間に学校も幼稚園も秋休み。
休みの1日目は動物園へ。パパさんは用事があったので私と子供達だけで行ってきた。
動物の世界もやっぱり家族を見ているのがおもしろい。お猿の家族もアザラシの家族もあまりに微笑ましくて、子どもたちも大喜び。

動物じゃないけど私達だって微笑ましい家族のオーラをを振りまいていたらしい。なんせいつも笑顔でヨチヨチ歩きのハナちゃんがいるし、喋っていることがかわいいあまちゃんがいるからそれだけで微笑ましいのだ。知らない人や家族から笑顔でよく声をかけられた。

家族でこんな風に動物園に行って、楽しく動物を見たり、子供達が声をかけられたりするんなんて後から見たら貴重な思い出になるんだろうなぁ。

今はヨチヨチ歩いているハナちゃんもあっという間に、そんなことがあったなんて考えらなくなっちゃうほど大きくなってしまうに違いない。そういえば「特に女の子はトゲトゲと生意気になってくるよー」と他のお母さん方から聞いているし。

その後、ヴッパータールの町の大きな噴水に座っているパンク娘達が耳たぶの穴にピアスの代わりにタンポンを入れているのを見て「ハナちゃんだってこうなるかもしれないし」と思ってしまった。(パパさんはそれでもいいと言っていますが)

とにかく一日、一日を大事にしよう。                 

動物園を見た後、パパさんと合流してタイ料理を食べた。しかし、ナンプラーもパクチーも入っていなくてタイの味がしなくてがっかり。野菜も冷凍ぽいし。そもそもタイ料理とお寿司が一緒に食べれるお店ってあやしい。

その後、車の中で子供達が2人ともすぐに寝てしまったので、その隙にカフェにパパさんと2人で入った。カフェでは結婚式のパーティーをやっていてコーヒーしか頼んでいないのに、あまったケーキをいただいた。これはラッキーでした。



ちょっと前の写真。これもヴッパータールの動物園にて。
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デボラのお庭のプラタナスの木。やっぱりこの木、好きだなぁ〜。

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いつもの週末の朝。テーブルの上の市場で買ったダリアの花束(10本で2ユーロ。安い)を見ながら、バラのはちみつを付けたパンを片手に窓から差してくる日を浴びてシアワセ朝食。これこそ、マダムだわ・・・・・・。

と思ったそのとき、

「ぶっ〜〜〜〜〜」と大きなオナラの音。

「パパさん、なにも私がバラのはちみつでうっとりパンを食べている時にそれはないでしょう。日本人の男性で朝食におならをする人はいないんだからぁ。」と叱ると
「ごめん、ごめん、お尻の筋肉が・・・」とかわけわからないことと言ってくる。

「あまちゃん、テーブルでおならをするような人になっては駄目だよ」と息子に会話を振ると
「パパのおならは大きい音だけど、あまちゃんのおならは小さい音なんだ。でも大きくなったら大きいおならができるんだね」と楽しいコメントを言うので面白かった。

                  *
   
あまちゃんは最近、「大きくなったら・・・」をよく言う。その中で一番言うのが「大きくなったら、あまちゃんも学校にいく」だ。パパさんの職業が先生なので、いやでも学校の話題が多いし、パパさんが学校に行く時に一緒に行くというので「あまちゃんが大きくなったらねぇ」と日々言っているからだと思う。

あまちゃんにとって学校は何をするところかわかっていないけれど、憧れの場所なのです。

朝食後、その憧れの学校が「一年に一回のオープンデー」だったので、将来ことも含めて下見がてらに見学。

見に行った学校はケルンの南にあるシュタイナー学校。その学校がちょっと特殊なのは、子どもたちの中に「障害」を持った子どももいる学校ということ。確かに子どもたちの中にダウン症や車椅子に乗った生徒が何人か目に付いた。
今のところあまちゃんは「障害」を持っているかもしれない子どものカテゴリーに入るので、そのような子どもも学べる学校を選ぶ予定。
パパさん、実のところ将来は自分の学校にあまちゃんを入れて一緒に学校に行きたいようだけれど、パパさんの学校のように1クラス、37人の生徒に対して先生が1人より、「障害」がある子がクラスにいる理由で25人の生徒に担任の先生が2人の方があまちゃんにはいいかなぁと思っている。
あとケルンのシュタイナー学校は何年か後に校舎を建て直す予定で、ピカピカの新校舎になる予定。設計図や模型を見せてもらった。目の前は広い公園だし、環境もいい。

学校を見た後はその公園の池で、アヒルやがちょうや白鳥に持っていたクロワッサンをあげたり、日向ぼっこをしたり。

                  *

帰りはドルトムントに行って、パパさんを残して子どもと電車で帰ってきたのだけれど、ハナちゃんがベビーカーには乗らないし、電車の席に乗せてもバタバタして叫び出してバツが悪かった。ハナちゃん、何がしたいかというと、前に座っている人達に駆け寄って、ニコニコと何か手に渡すふりをしたり、膝に顔をうずめてみたり。それに続いてあまちゃんが前の人の手をパンパンと叩きだしてこっちは冷や汗。電車に乗っている時間は15分なのに・・。

前に座っていた人がとっても親切なおじさまで、笑顔で対応してくれ、しかも迷惑をかけたのにたまたま同じ駅で降りたので、向こうからベビーカーを運ぶのを最後まで手伝ってくれた。階段なのにエレベーターがない駅だったのでそもそも一人では駅から出られなかったので感謝。
「ありがとうございます」と言うと笑顔でこのぐらい、たいした事じゃなくお礼をいわなくていいよとのこと。

優しい・・・・。それにしても10月に日本に帰る予定だけれど、長時間のフライトが心配。しかも日本で電車に乗っている疲れたサラリーマンに笑顔で駆け寄って顔をうずめたりする赤ちゃんっているのだろうか?色々な意味で不安。

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公園で知り合ったママさんのアパートにハナちゃんを連れて行ってみた。我が家から歩いて2分。広場の目の前のアパート。ちょうど広場では市場の日だったので何本かバラの花を包んでもらっておみやげにした。

ママさんの名前はエルケさん。18歳の美人な娘と、ハナちゃんより2ヶ月早く産まれたマルタ君という赤ちゃんがいる。遊びに行ったら喜んでくれて、カフェをいれてくれた。マルタ君、突然来た私達に驚きもせず最初から最後までニコニコ。

エルケとずい分話したあと、「どんなお仕事をしているのか?」と聞いたら「ドイツ語の先生なんだ」と言うのでびっくり。私のドイツ語の下手さがばれた〜と思いながら最後に「私のドイツ語の先生になって!」と聞いてみる。

エルケがドイツ語の先生になってくれるかは別としても、彼女とは友達として気が合いそうなのでまた会えると嬉しいな。「我が家にもいつでも来てね〜」と言って帰ってきた。

                   *

気がついたら、玄関に置いていたあまちゃんの木でできたローラーも自転車もなくなっていた。自転車はあまちゃんの3さいのプレゼントだったからショック。「アマデウスが自転車がなくなって寂しがっています」と書いた紙を貼っておいたけれど、盗まれたにちがいない。子どものものまで盗むなんて誰なのか。

そんなこともあったのでなにか掘り出し物を探そうと夜のフリーマーケットへ。12ユーロでtripp trappという赤ちゃん用の調節可能な椅子など手に入れた。まともに買うと日本でも3万円くらいするのでなかなかお買い得だったかも。なかなか気に入っています。
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