信じられないことに我が家のお向かいにあったスーパーマーケットが突然、閉店してしまった。思えば、スーパーのパン屋のおばちゃんが閉店の何日か前に「私達はまた会えるのよ」としきり言っていて「当たり前なのに変なことを言うな」と思っていたけどこの事だったんだ。今ではすっかり空き店舗になってしまって、しかも「閉店しました」と一言も書かれていない。まさにスーパーの夜逃げ。
一つのお店がなくなったことが理由でこんな風に悲しくなったのってはじめてかもしれない。我が家のパンはここスーパーのパン屋のパンが95パーセントだったからなぁ。というか他の食品だってそう。これからは何をたべればいいのか途方にくれている状態。それに店員さんが親切で好きだった。もう会えないと思うと悲しい。

そんな理由もあって本日、大型スーパーに行く事にした。ハムでも買おうとお肉コーナーを通りすぎたらあるパックを指さし「これが食べたい!」とあまちゃん。ふと見たらチキンナゲットにそっくりなものがお肉のパックに入っていて「ベジタリアン用」と書いてあった。
おもしろいなぁ。そこにはベジタリアン用のソーセージやステーキやハンバーグのコーナーだった。お肉そっくりなんだけど、大豆と小麦粉を練って作った製品らしい。ベジタリアンだったら偽ハンバーグを食べないで普通に野菜やチーズを食べてればいいのにと思ったけれど、「お肉が好きでハンバーグ、ソーセージ、ナゲットも食べたいけれど、ベジタリアン」という人がいるんだろう。(ちなみに新聞によるとドイツは人口の11パーセントがベジタリアン)
「これはチキンナゲットに見せつけて、大豆なの。ベジタリアン用なの。」と言っても3歳児には通じず。あまちゃん、そのパックを大事そうに胸に抱えレジのところまで運んでいるしまい。まぁ、私も興味が出てお昼はそれを食べることにした。

久しぶりの豆腐もあって「本日、大豆の日」というランチを作ったら、あま坊ったら一口目でウェ〜と吐き出していた。わたくしの手のひらに。
しかもなんでも食べると有名なハナルナも豆腐嫌いとわかりショック!その豆腐、日本円で一丁(400グラム)400円くらいしたんだから。



といっても食べることが好きなハナルナは8ヶ月にしてコップでガブ飲みできる。

夫があまちゃんと用事があるというので、一緒に車に乗り込んで、ヴィッテンの中心街に私とハナルナだけ降ろしてもらった。「買い物してバスで帰るから、じゃあね!」と言って別れてから、何軒か靴屋さんをはしごしたり、ビオのスーパーマーケットで買い物してから、やることがなくて気まぐれに本屋で児童書、絵本コーナーに行くことにした。さあ、本も立ち読みしたことだし帰るかと思ったときに、いきなり「そこにいるって知っていたんだ!」って大きな声が聞こえた。

用事を済ませた夫とあまちゃんが私の目の前にいた。ぎょっとして「なんで知っている?」と思ったのだけれど、どうやらテレパシーで私がどこにいるのかわかるらしい。どこに行っても会ってしまう人っている。そんなくされ縁を感じて冷汗が出そうになったけれど、家族が揃ったので本屋の上のカフェコーナーで休憩タイム。



コーヒーもココアもセルフサービスだけど50セントなんて安い!!ちなみに80円くらい。



なんで児童書の前にいたかというと、今、「長くつ下のピッピ」で有名なアストリッド・リンドグレーンにはまりかけているから。去年は彼女の生誕100周年で特別に9.9ユーロシリーズが出ているのでいまなら安く本が買えるのです。今、読んでいるのはこれ。日本語では「はるかな国の兄弟」という題で出ています。北欧ファンタジーを感じられるし、とにかく面白い。そういえば深夜にアストリッド・リンドグレーンの特別番組もちらりと観た。「どんなことに興味があるんですか?」という質問に「全てよ!!」と笑顔で答えるおばあちゃんの彼女が良かった。あと、ドイツ語がすごい上手で驚く。

ちなみにこんな本も最近、読んだ。これは私の大事な友達がクリスマスに贈ってくれた
本たち。


柳美里シリーズの「命」シリーズ。柳美里の育児日記かと思っていたら全然、違ってなまなましい生死の話。自分をさらけ出して、ここまで書く彼女すごいです。受験勉強みたいに集中して読めた。ちなみに癌のことがすごい勉強になった。

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幼稚園で10時の朝ごはんを食べたあと、ものすごく機嫌が悪くなるあまちゃん。という理由で私はいつものようにみんなより1時間早い11時に息子を迎えにいかなくてはならない。園に着くと「かば組」の子どもたちがホールで体操をしていた。ちゃんとやっているのかなぁと窓の外からこっそり覗いてみると、みんなの中で一番小さいあまちゃんがビリっけつになりながらもみんなと一緒に走ったり体を丸めていたので、それを見て涙ぐみそうになった。そう、あまちゃんが2歳の頃に「体操クラス」に連れっていったら逆走し,やる気もゼロで他の子が体操をしている間、カフェで2人でお茶を飲んでいたのを思い出し、幼稚園に入ってからの息子の成長ぶりにひとり感動。

午後に突然、晴れたのでお昼を食べたあと、湖に行って散歩。寒さのあまりか散歩に来ている犬達が凛々しくかっこいい。隠し撮りしようと試みたが、さっき見てみたら全部犬がそっぽを向いていた。むかしタイに行ったとき、そこの犬をみたらみんな暑さでヘロヘロしていたし、雑巾かと思ったら犬だったりしたので、それを思い出すとドイツに暮らす犬は幸せだ。

あまちゃん、泥の中にすっころんで見事に真っ黒に。そばにいたおばあちゃんに「近頃は洗濯機があって良かったわね」っと言われる。まったくです。何ヶ月か前に自分達で修理しても何度も壊れ、最後は電源が入らなくなったのでジーメンズの洗濯機を買ったけれど、それから快適、快適。

湖は気持ちよく、釣りをしている人やカヌーをしている人、白鳥、黒鳥など見て帰ってきた。







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「なんにも書くことないから今日はブログは書かない」と言ったら夫が「あまちゃんが今日はよく喋りましたと書けよ〜」と横で言っている。
そう、確かに言葉が遅い息子だけれど、「Ich möchte schaukeln (ブランコに乗りたいよ)」とドイツ語で言えるようになっていた。いつも単語で終わらせようとするあまちゃんにとっては進歩、進歩。

本日、市から小学校のリストが書かれた紙が送られてきた。幼稚園に行きはじめたと思ったらもう小学校のことを考えなくていけないなんてなんだか時間が立つのってあっという間で驚く。「どこの学校に?」と思ったら引越しのことや、息子が成長が遅めなので1学年遅らせようとか色んなことを考えてしまった。ひとつ言えるのはシュタイナー学校に行くのは確実だとは思う。それだけは今から言える。

夫は学校で栄養学を教えているのでその準備に追われていた。それにしても、このテーマはこっちも色々と学べる。一口にビオと言っても色々とあってビオ、ビオラーデン、デメターの違いなど。ドイツの農地でビオを実践している割合は5パーセントにも満たないこと。フランスはもっと少ない。ヨーロッパで一番は以外にもイタリア。農地の11パーセントはビオ農地らしい。
そういえば先日、反対に「健康そう、おいしそうにパッケージなどでみせかけてに実は不健康な食べ物でしょ?」というテーマでスーパーで不健康なものを買いまくったしてそれも楽しかった。パッケージの裏を見て「おっ、砂糖しか入っていないじゃん!果汁5パーセントだけだって」とかブツブツ言いながら。

夜にはシュテファンが遊びにきた。大人同士で喋りたいのにあまちゃんは自分の持っているおもちゃを全部「シュテファン!」といちいち見せつけていた。かなりうざがられていたが私が小さい頃も大人の邪魔ばかりしていたことを思い出した。寝たくなくて、騒いであばれていたけれど最後はやけにかわいく寝てくれた。



昨日から続き小雨が降って寒かった本日。
あいかわらず風邪を引いているあまちゃん。熱はないけれどゴホゴホと咳をしている。

することがないので午前中、近所の子ども服屋まであまちゃんと手をつないで、ベルトを買いに行った。お店のオーナーの人がスーパーで見かける度に「綺麗なお姉さんだなぁ」と思っていたのだが、ちょっと話したら「もう私の子どもは大きくて、孫を待っているんですよ」とのこと。と言うことは50代?なんでドイツ人のおばちゃんは年を取るほどおしゃれで綺麗なるのだろう。そして、結局かわいいベルトも見つけた。子どものベルト、けっこう重要だなと最近おもう。頑丈で子どもが自分でできてデザインのいいものってなかなか見つけるのが難しい。

昼は久しぶり、バリバリのドイツ食。ニュルンベルクの焼きソーセージとザワークラウト(パイナップルとマンゴ味)、茹でたじゃがいも、サラダ、そして昼から黒ビール。
「おいしいね〜。やっぱりドイツで食べるドイツの食べ物はおいしい。ドイチュランド、ドイチュランド〜」とビールを掲げて浮かれていたら、風邪を引いている息子に横でゲロリと吐かれた。その後、「さっきのほうがソーセージ、おいしかったなぁ」と夫がポツリ。

一日中、片付けてながらもダラダラとしていた。フルート2本とテレビのリモコンは片付けても見つからなくまたもや謎。

夜は焼きそばを作る。不器用にもあまちゃん、お箸に挑戦。このあいだ、子供用のお箸をもらって使ってみるのだが簡単ではなく悪戦苦闘。

その後、子どもを寝かしつけていた際に夫が子どもの歌を歌うと二人ともよく聞いていてハナルナも「う〜う〜」と歌い出した。私が続けて歌うとあまちゃんが「ママ、歌うな」と言う。いつもそう。私が踊ると「ママ、踊るな」と言うし、どうしてでしょう?子ども相手に本気で腹を立てたのでした。(やっぱり下手なのかな?)



最近、パパさんはふたりをよく籠に入れる。


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