2ヶ月前ほどに何者かによって私たちの口座番号を利用され、お金が引き落とされいた事件。その後、なんとかしようと銀行行ったら、「口座番号を変えると面倒くさくなるので、本人以外はお金引き出せない(買い物してサインを書くのは無効、番号を打つのらオーケー)、とは言っても自動振り替み(Dauerauftrag)も今までのように使用できるというシステム」があるのでそれを利用してくださいと言われた。向こうのアドバイスとおり素直にそれに従ってみた。
その結果、家賃などは問題なく支払えているが、電話会社やインターネット会社やメガネ屋さん等への支払いがストップされて、延滞料金が次々と・・・・・。それらって自動振り替みだと思っていたら違かったよう。相手がこちらの口座からお金を引き落とすって形だったのだ。私達の無知も悪いが、銀行側の説明も不十分だったと思う。

こんな時に夫がいなくて、ドイツ人相手に戦ってやろうと銀行に行ったが担当の人がなんと3週間も夏休みでいない。「あの担当の人って研修生なんですか?説明がなかったんですよ。」と言ってもかわされるばかりで、きっと私はドイツではおかしな外国人か小学生くらいにしか見えないんだよなぁと少し落ち込んだ。そもそも、夫がドイツ人だから頼りすぎていたんだ。

もっと私の頭で複雑なドイツ語も全て理解して、ドイツの銀行のシステムがササッとわかるくらい回転してくればなぁ。「上司出せ!」とか言えたらな。

しかも、犯人の名前や住所も出てるのに捕まえるのに3ヶ月かかるとドイツの警察は言う。そのあたりにも頭にくる。何かと言うとプライバシーの侵害とやら許可証や書類などでスムーズにいかない。

もうお金は引き出されている、しかも延滞料金まで払うはめになるなんて、ついてないとしか言えない。

夫とあまちゃんからキャンプ場から電話があった。
どうやら夫とあまちゃんのテントの横には夫の長年の友達のR氏も末娘のハナちゃん(うちのハナルナちゃんと同じ名前だぁ)を連れて、テントを立ててバカンスを楽しんでいるらしい。たいていこの4人でごはんを作ったり、海に行ったりと過ごしているよう。男友達と子供達のペアーでいいじゃないと思ったのだが、見る人によってはこの四人の組み合わせはゲイファミリーに見えるらしい。
なにやらキャンプ場にいるゲイカップルからもわざわざからも質問されたとのこと。なんせ、あまちゃんがアジア人の顔をしているのでアジアからの里子にしか見えないことが、さらにゲイファミリーに見える要因らしい。
ははは・・・高い電話代を使って話す話題がこれ。そして、途中でテレホンカードが切れてしまった。

ところで同性愛の家族と言ったら、先月号のベビー雑誌ではレズビアンと彼女らのかわいいベービー達のレポートが載っていた。レズビアンのカップルは精子提供者から精子を買って子供を作るのが主流らしい。しかもそのレズビアンは同じ人の精子を使って、二人とも赤ちゃんを作ったので、赤ちゃんは血がつながっているそう。これまた不思議な家族だ。
日本では、こんな記事がベービー雑誌に載るなんてありえない。さすがドイツ。レズビアンも結婚できるのだから。



パパの指をおっぱいと間違えて吸い付く赤ちゃん。

 実はあまちゃんと夫は男2人で、一週間ほど前から北フランスの海岸にキャンプに行っている。と言ってもキャンプ場にはドイツ人の仲間、100人以上と一緒。100人で何をするのかというと、みんなで一日に2時間ほどそのキャンプ場の近くの教会で、コーラスの練習をするらしい。もちろん、歌の先生もちゃんといるのだ。2週間、練習して最後は舞台で発表会みたいなのもあるらしい。
 夫は今回、参加者の一人として歌を歌うのだが、ピアノの伴奏者でもある。そして、その2時間はあまちゃんは何をしているかというと、ベビーシッターの元(と言ってもキャンプ場に来ている仲間のお母さん)でお世話になっている。
 歌の練習以外の時間は仲間達と近くの海に入ったり、森に行ったり好きなことをしているとのこと。
 のんきで楽しそうだけど、なにせテント暮らしだから、どうなのだろうか?たまにかかってくる電話では「あまちゃんにとっては天国みたいなところだよ。子供も大人もいっぱいいるしね。ところで、えりかも電車に乗っておいでよ。テントにスペースあるし」と言っていたけど、私は今回はパスした。理由の一番はハナルナちゃんがテントには小さすぎるということだけど。

ということで、私はハナルナちゃんと2人で、家に残っているけど、なかなか快適な毎日。お友達と電話したり、会えてもゆっくり話せるし、散らかす人も自分だけだから楽、楽。

私の食べる物も普段とは、全然ちがって、お肉はほとんど食べないし、牛乳も毎日1本の消費量から一週間に1本になっている。いつも買っていた健康パンは買わず、ご飯中心。
冷蔵庫の野菜や果物がなかなか減らない。

ドイツ語の勉強と思って、ドイツ語の5年生から8年生までのドリルを用意したがやっていない。ドイツの雑誌を読んで、わからない言い回しを調べてメモしたりはしている。

ところで、ハナルナちゃんは3ヶ月になろうとしている。昨日、顔を覗き込んで唇を震わせてたり、前髪を揺らして見せたら「ウフ、ウフ、キャハ、キャハ!」と声を出して笑い出した。こっちの働きかけにもう反応できるなんて、さすが女の子なのか成長が早い。あまちゃんは、このくらいの時まだボーッと笑いもしなかった思い出がある。視線も合わせなかったので、嫌われているのかこっちが心配したりしていたな。子供の個性を知ることができて2人目を産んでよかったな。



砂丘と草原地帯を抜けると・・・・・



海が見えた。




ズィルト島の北に車を走らせると羊がたくさんいた。スコットランドかと思う風景に出会える。



私たちのアパートメント。とても綺麗で快適だった。

ドイツのリゾート地ということで、期待しないで旅行に行ったのだが、森が多いドイツ本土とはまた違う文化と自然に出会えて色々と驚きがあった。

ここの島の歴史も気になる。なんせデンマークが目の先だ。昔はデンマーク人もたくさん住んでいたらしい。ドイツの男達が鯨を取りに命がけで海に行って、やっぱり帰って来れず、残されたドイツ人の妻達がその後、デンマーク人と結婚したことも多かったらしい。

そしてなによりも、綺麗な海、砂丘、ヒース、草原、初めて見た干潟・・・・、またいつか私たちは再びここに訪れることになるでしょう。





この夏、ブルーベリーのおいしさに目覚めた。



横の人をみたら、北海の島のローカル新聞に日本の地震の記事が載っていた。



アパートメントのおばさんに絵本をもらって読むあまちゃん。



ズィルトには昔からのかや葺き屋根の家がたくさんあった。煙突の形もおもしろい。



カイトゥムという村で博物館に。伝統衣装を知ることができた。



博物館の入り口あたりに鯨の骨が・・・。昔、昔ここでは鯨の捕獲をして人々は暮らしていたらしい。 昔は命がけで船に乗って鯨を捕まえていた人々の絵や歴史の数々が博物館で見れた。

鯨の向こうに見えるのが干潟。海の潮が引いたところが田んぼのようになっていて、そこの上をはだしで歩くツアーとかがある。(今回は時間がなくてできなかったけど)。カフェでケーキを食べている間にその田んぼみたいなところにまた潮が満ちてきた。あまちゃんが「水、水があるよ」と教えてくれた。



近くのお店でお庭に飾る「カエルの王様」を見つける。風が吹くとクルクル回るのが風がよく吹くこの地域らしいアイデア。お庭がないのに、買ってしまった。お庭があるところ
に引っ越すまで、おばあちゃんの家に置いてきた。(彼女はそんなに喜んでないけど、おき場所ないので)あいかわらず、余計な買い物。



おいしいアイスを買ったのはいいけれど、大きいから一緒にたべようとしたら一人占めされ、「一口ちょうだい!」と言ったら「やだ!」と言って、しまいにはアイスを道路にわざと落とした。そして、私たちに怒られたあまちゃん。反抗期なのだろうか?



カンペン(確かではないけどこのような名前)という場所の夕暮れの海岸。ここはドイツの金持ちがリゾートする場所。ドイツでもっとも高い不動産がある。たしかにセレブな人々をたくさんみた。金持ちは頭から足先まで、庶民とちがう。車も違う。我が家のムルティプラだけ駐車場で異常に寂しく感じた。新聞の不動産のページを見ると、確かに何億かださないと家が買えない。こんな辺鄙な場所なのにブルガリとかのお店が並んでいた。

しかし、モンスターな蚊がうようよしていて、金持ちには刺さず私の太い腕に集中してさしてきた。刺されたところが直径10センチくらい腫れてしまった。しかも何箇所も・・・。刺すなら金持ちを刺してくれっていうの!



これはヴェスターラントという海岸の日が沈むところ。何時だと思いますか。夜の10時過ぎです。一日の16時間ほど明るいところなのであった。



ハナルナちゃん、パパのおひざでくつろぎ。日が沈まず、子供も寝ないそんな夜。


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