日本では今ごろ除夜の鐘が鳴っている頃かもしれないが、ドイツではまだ夕方。
今年ももう何時間かで終わってしまう。ということで、ちょっと今年を振り返ってみたい。
それにしてもあっという間の一年。月並みなことを言うが2006年も家族が健康で幸せだったのでよかった、よかった。


思えば、子供が出来る前は「私はこれから何ができるだろう。私は何が本当はしたいのか。」なんて考えながら広い海に浮かぶ一人乗りのボートに乗っているようだったけど、結婚して子供ができてから、毎日池に浮かぶ白鳥付きの家族用のボートを皆なでコキコキと漕いでいるよう。「家族のために今日は何ができるのか」って考えて一年過ごしていたような気がする。それでも、一人乗りボートじゃないからけっこう幸せな一年だった。

来年はもう一人増えて、みんなでまた家族ボートを漕いでいくと思うと本当に楽しみだ。母として生きる、妻として生きる、私として生きるというバランスをとるのはとても難しいような気がするが2007年も自分に自然にやっていきたい。

                      *

生まれながらマイペースのあまちゃんですが、最近やっと3語を続けて話せるようになった。話はじめの子供って面白くて興味深いので、私達はあまちゃんのビデオをこっそり撮っている。行動も生まれながらのメカニックな男の子タイプ。今日も起きて「ねじ、ねじ、ねじ・・・・・」と言って今日もパパの大工道具のねじ、釘箱を一時間は静かに入れたり出したりして楽しんでいた。曲がった釘などは「壊れている・・・」と悲しそうに言いながら。パパの大工仕事の時は必ず、目を輝かせて横で邪魔をしている。釘さえろくに打てない私の子供とは思えない行動。

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夫であるパパにも感謝。おととい、銀行に連れられて年金の契約書にサインした私。彼は私の年金のことまで考えてくれているよう。こっちも密かにこれをきっかけにドイツに骨を埋める覚悟ができてきたよ。

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実家の家族や友達にも感謝。みんながいないとやっぱりやっていけなかった一年だった。では、これから私はドイツの大晦日恒例の花火をしながら来年を迎えたいと思います。
みなさん、良いお年を・・・・。

  

クリスマスのちょっと前のこと。
妊娠してから2回目の超音波の検査に行ってきた。とうとう私の通っている産婦人科も4Dが見れる最新のマシーンを購入したらしく私も興味津々。ちなみにドイツでは3回までなら超音波の検査は無料。オランダなんて妊娠して超音波の検査は1回しかできないらしい。だから「ドイツは恵まれているほうよ」なんて先生に言われた。

お楽しみの超音波検査。お腹にジェルみたいのを塗ってお腹にパソコンのマウスのようなものを乗せるだけで子宮の中が見れる。先生は新しい機械に慣れていないのがバレバレだったけどそのぶん丁寧に見てくれた。

それにしても、お腹の子は背中の方を向いて足を折り曲げて、顔も姿も見せたくないようだった。背中を向いているのに口をあけてのん気に舌を出しているのは見えたけどよく顔を見れなかった。「残念、せっかくなのに隠れちゃって・・・」と先生も言っていた。

気になるのは男の子か女の子かということ。これも足を広げて前を向いてくれたら確かにわかったと思うが、なんだかわかりづらい姿勢だった。「でも、男らしきものはまだ見てないわよー」という先生の口っぷりから女の子ではないかと期待が大。

「なんか子供のコピーをあげたいわ。でもなんか姿勢がよくないな・・・・」と言われ
最後に渡された写真が下のもの。



足だけ?聞いたら全長はすでに20センチだそう。
家に帰ってパパに見せたら笑われた。

クリスマスイブ。
あまちゃんにクリスマスプレゼントを渡す前に完璧な場所を作ろうとなぜだか我が家ではクリスマスイブにイケアで買った本箱を組み立てる作業が始まった。なんと本箱を組み立てるだけで3時間。その後、カーテンも買ったのでカーテンをつけたりしてなんだかクリスマスイブなのにみんでトンテントンテンと大工仕事。

お昼ごはんは我が家の伝統になりつつあるザワーブラーテンという肉料理を作った。3,4日マリネ漬けにされた牛肉を赤ワインで3時間ほど煮るこの料理はパパのお気に入り。肉屋で買ったお肉の質が良かったのか、ものすごいやわらかくておいしくできあがった。テーブルクロスもちゃんと掛けて赤ワインで乾杯。

お待ちかねのプレゼントの時間。しかし、のん気な私たちはプレゼントを包み終わっていないことに気が付いて、あまちゃんがお昼ねをしたらこっそりと包もうと思っていたのにその日に限ってまったくお昼ねの気配がなし。プレゼントは明日にすることにした。

夜にパパは歌を歌いたいがゆえに教会へ。一番前の席が空いていたのでちゃかりと真ん中で一人で大声で歌ってたらみんなが振り返ったらしい。それを聞いて笑ってしまったけど、一緒に行かなくてよかった。



キャンドル。



イヴのお約束のザワーブラーテン。

25日のクリスマス。
ドイツではクリスマスは普通は家族と過ごすことになっている。ということでパパの実家にお邪魔した。大人13人に子供たち。親戚一同が集まっていた。
みんなで予約していたレストランに行って、お昼はクリスマスのメニューを食べた。

カリーフラワーとお団子のスープ。
色々なサラダの盛り合わせ。
コロッケと豚肉と牛肉がスライスされたもの。ライス。2種類のソース。

が出てきたので、次はデザートが出てくるのかなぁと思ったら、なんとここまでが前菜だという。びっくり。
そのあと、色々な肉料理とキャベツとジャガイモ料理。大量な野菜の付け合せがでてきた。デザートはアイスとチョコとバニラムース。

こんなたくさんの料理を食べたことがない。ドイツ人が頑張っても食べれない量で最後は
もったいないので包んでもらった。こんな食べられないほどご飯がテーブルにズラリと並べてあるのを見て私達はまったく恵まれているなーと少し感傷的になった。ところで、あまちゃんは笑っちゃうくらいすべてを食べて、アイスも3杯おかわりしていたので、みんなに「普段、ご飯あげていたの?」とか「こりゃ、将来は相撲をやるにちがいない」なんて私達も一緒にからかわれた。でも本当にパクパクとすごかった。私の作るご飯がまずかったのかなーと思っちゃうくらい。
その後、パパの実家の家でみんなでケーキタイム。おなかはすでにパンパンだったけど、
クリスマスはケーキを食べるのが習慣。



チョコとさくらんぼのケーキは私のお気に入り。



あまちゃんはこの日、一番小さかったのでやっぱり主役だった。でも本人はそんなことはおかまいなしで、やっぱり食べてますね。

そして、クリスマスの歌を歌ったりプレゼントの時間。あまちゃん本やらおもちゃやら
たくさん頂いて幸せ。

こんなクリスマスの日だった。その後、実家に泊まって私も楽でテレビなんてのん気に
観て帰ってきた。

すでに冬休み。
朝、遅めに起きて優雅にクロワッサンを食べていたらパパの友達のシュテファン君が遊びにきた。それから一緒に朝ごはんタイム。その後、パパとシュテファン君とあまちゃんの男3人で午前中からバスタオルを片手にサウナに行ってしまった。私はサウナが好きでないので、家でお留守番していた。というか、男女混合で素っ裸かのドイツサウナにいまだに慣れないと言うのが本音だけど。あとから聞いたらあまちゃんは20分も低温サウナに入っていたらしい。風邪もすっかり良くなっている様子なので、サウナが効いたかもしれない。
                          
   
お昼からはドルトムントで家族でお買い物に行った。どうやらドイツではクリスマスの何日かはお店がぱったりと何日が閉まってしまうらしい。いそいで私達のクリスマスのプレゼントと食料の調達をしなくては。去年とまったく同じパターンだ。

ドルトムントの町に着くとここでも大きなクリスマスマーケットが開催されていた。道を歩いているだけで焼けたアーモンドの匂いやジャガイモもいい匂いがしていた。屋台も種類が多くどれもランプがピカピカとしていてクリスマスの雰囲気が十分感じられた。ちなみにドルトムントのクリスマスマーケットの見ものは「世界で一番大きなクリスマスツリー」だ。見に行ったら確かにものすごく山のようにでかいツリーが飾られていた。「こうなるとクリスマスツリーとは言えないね。山だね、山・・・」と私がブツブツと言っていたらパパは「??」って顔をした。写真を撮ろうとしたらカメラを忘れていて残念。でもツリーは普通に小さいほうがかわいいと心の中で納得した。

クリスマスマーケットから出て、デパートやお店に行くとすでに冬物セールになっていた。安かったので、思わず財布が緩んでしまった私たち。パパは3枚もワイシャツを買っているし、私は靴やセーターなど買った。昨日の家具の買い物も入れて2日で何万円も使ってしまったが、あ〜買い物は楽しくストレス解消になる。


夜は久しぶりに女友達と映画に。ここ何日か映画に行きたいと思っていてちゃんとチェックしていたのだ。私が選んだ映画「リトル・ミス・サンシャイン」。
これがかなりおもしろかった。確かに上映されると「わっはっはつ」と笑い声がいたる座席で聞こえた。その中で一番笑っていたのは私の友達。私もつられてしまって、最後なんて笑いすぎて意味不明な涙が出てきた。日本でも上映されるらしいのでのでお正月休み、笑いたい方どうぞおすすめです。

買い物して映画に行って久しぶりに満足な今日。

あまちゃんが週一回だけ通う幼稚園の準備クラス、そして日本人の子供の会の両方とも今年はおしまい。そして学校で働くパパも冬やすみ。家族でゆっくりと過ごせたらなぁと思う。



アドベントカレンダーとはクリスマスの一ヶ月前から、毎日ひとつずつ窓を開けていく12月のみのカレンダー。窓の中によく小さなお菓子なんか入っている。そしてクリスマスの日には最後の大きな窓があって中はお楽しみ。
子供の会ではもうみんなに会えないので最後まで開けてしまった。窓の中には何が描かれていたのかな?



当然、キリスト誕生の様子が・・・・



あいかわらずあまちゃんはそんなときもランプに熱中。



ぼけているがこれは幼稚園の最後の集まり。みんなでクッキー焼きをした。


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