最近、やっぱり体調が良くない気がする。すぐ疲れて、眠たくなる。
本日、産婦人科でなんとか診てもらえた。しかし、まだお腹の子が小さすぎるらしく、超音波で検査したけど全然、それらしきものが見えなかった。「本当にお腹にいるのかな?」と心配になるのみ。もしかして、想像妊娠?しかも「もし出血したら、すぐに来てください」なんて言われてまた不安。

そんな小さな何ミリかの物体が子宮にくっついていると思うと「落ちゃったら、どうしよう」と不安になるし(これを言うと笑われる)、そんな小さいものが私の体と心を支配していると思うと圧倒される。というような初妊婦でも考えないようなことを、グルグルと考えているこの頃。

ボーっとしているだけも良くないので、週末は少しお出かけもした。まずはあまちゃんも一緒にインド料理やに。私が頼んだのは「5種類のフルーツの入ったカレー」。これを「あまちゃんと食べるので辛くしないでください」と言ったら、インド人のオーナーが「オーケー。辛さレベル2なら子どもも食べれるからね」と言われるまま辛さレベル2にした。

食べてびっくり。辛さレベル2、あまちゃんにあげたらすぐさま吐き出した。すっごい辛い、辛い。食べて汗が出るほど。インド人の言うことはあてにならないのか、舌が違うのか・・・・。そんなあまちゃんもヨーグルトの飲み物、ラッシーは気に入ったようで、ガンガン飲んでいた。

その後、親子コンサートへ。どうやらアフリカ人とドイツ人のバンドが子供のためにコンサートをやると情報を得たので行ってみた。

あまちゃん、アフリカ人が歌おうがみんなが踊ろうがあまり興味なさそうで、コンサート中、横の子のクッキーばかり気になって狙っていた。あまりに欲しそうなので「すいません、クッキーもらっていいですか?」と横の親子に聞いたら「当然よ、どうぞ!」なんて言われて、嬉しそう。

私はひとりでアフリカ人の声と太鼓にえらく感動していた。すごいアフリカの陽気なオーラがドイツにいる私に心打つらしい。スワヒリ語も気になるし、いつか家族でアフリカに行けたら楽しいだろうなぁ。

まだ頭ではあんまり実感がないが、体の方が確実に妊婦になってきている。どうなったかというとちょっとした船酔いのような感じになったり、夜中も物音とかに敏感になってしまったらしく何度も起きてしまったり、軽い腹痛がする。やっぱりという感じ。

下のアパートのポーランド人のおばちゃんと子どもの話していて、「お腹にどうやらもうひとりいるみたい」と言ったら、すごい喜んでくれて「次は女の子がくるのを願っているよ」なんて言われた。

しかし我が家では「ここに産まれて来る子はどうせ男の子に違いない」と女の子が欲しいパパもすでにおなかの子は男の子と決め付けている。すでに私達、名前辞典で男の子の名前を考えている次第。それにしても、男の子のハーフでドイツ語でも日本語でも大丈夫な名前ってあんまりないなぁ。「クロード(蔵人)、カイ(海)レオン(玲音)ノア(乃亜)アモン(亜門)」なんて思いついたけれど、どれもこっちにはありきたりでクロードもレオンもノアもすでに知り合いでいるし・・・・。あまちゃんがアマデウスだから作曲家にちなんでセバスチャン(バッハ)、フレデリック(ショパン)がいいなんて意見もでている。どっちにしろハーフって日本に帰ったら間抜けな名前になるんだよなぁ。「高木ブー」みたいな名前に・・・・。(彼はハーフでないですけど)
おと子のこなんて全然決まってないのに、男の子「名づけ」に盛り上がった本日。

2年前、妊婦だったときは意味不明な眼痛に襲われ、眼科にグルグルと回って大変だった。ということで今からブルーベリー作戦。朝からブルーベリーを思いっきりかけたヨーグルトとブルーベリージャムのパン。効果はあるのかわからないけど。

お茶は助産婦アンニャがすすめるルイボス茶を飲むことにした。この間買った、リンボーダンスのお茶なんて鼻について飲めなくなってしまった。

と書きながらも実はいまだに妊婦なのか信じられない。早く、病院で診てもらいたいな。




ちょっと前のあまちゃん。今日、パパがジャズを弾いたら、ぴょんぴょんと踊っていてかわいかった。その後、パパのお母さんに電話口で、「もしもし」と思いっきり日本語で話しかけていた。

「ブログ、まったく更新してないないじゃない」なんて日本にいる母から電話がきた。ごめんなさい。日本にいる家族のためにももっとマメに書かないと。でも、私のほうはそれどころではなかった。最近、わかったこと。

どうやら、2人目がお腹にいるよう。

あーあ、ビックリだぁ。まさか妊娠しているなんて気がつかず、デュッセルドルフでもビールを片手に「今後はどうするか?」なんて楽しく話していた私。なんと言っても今後も当分は、育児生活が決定。そして、アルコールはこれから禁止。

先週から来るものが来ないので不思議に思って、月曜日にドキドキと薬局屋に行って「妊娠しているかもしれないので調べたいのですけど」と言ったら薬局屋のおばちゃん、笑顔で「それでは、これね」と妊娠検査薬を値引きしてくれ、ハートの描かれた袋に入れて渡してくれた。

その後、調べたら「陽性!」。びっくりして不安と嬉しさが半々くらいがドッと波のように押し寄せてきた。パパは単純に喜んでくれた。「今度は、おんなのこかぁ」なんて・・・・。

それにしてもまだ何ミリしかない小さな命は本当に無事なのだろうか?焦って家から3分という近くの産婦人科に行ったら「予約は11月22日しかできない」と言われた。そんなー、遅すぎる。でもそこは、大人気の産婦人科だから例外かもと思って、私があまちゃんを産んだときに通っていた産婦人科に行ってみた。そこでも同じことを言われた。「11月21日からしか予約できない」とのこと。どうなっているのドイツっていう国は?普通、病気にしろ妊婦にしろ3ヶ月も待てないでしょ。しかし、よく聞いたら一週間に2時間だけ、予約なして見てくれる時間があるらしくてそれに潜り込んで診てもらう手があるらしい。もうそれしかない。

うれしかったのはそこであまちゃんを産んだときの助産婦アンニャに出会えたこと。「あー、アマデウスだ。かわいい!元気にしていた?2人目ができたの?また私のところにおいで!」なんて言われて、あまちゃんの名前を2年以上もたったのに覚えてくれたなんて嬉しすぎる。やっぱり、なにがなんでも前に通っていた産婦人科にいくことに決定!

まだ、安定期でもないし流産する可能性もあるだろうけど、授かったであろう命、大事にしたい。それにしても、妊婦になったと思ったら頭がボーっとしてくるのは気のせいだろうか?元気なあまちゃんもいるため寝ていられないし、しっかりしなくては。

あまちゃんにさっそく「兄弟欲しい?ふふふ」なんて言っても意味わからず。でも、あまちゃんに兄弟ができるなんて素晴らしいことじゃない。そんなことにも気付かず、今日も彼は私のお腹の上に頭を乗せてごろんごろんしていた。




最近のあまちゃんのはやりは洗濯バサミを髪に挟んで鏡を見てうっとり。

2週間前のこと。一人でデュッセルドルフに遊びに来たことをブログに書いたら、ケースケ君から「デュッセルドルフにはおいしいバッテラがあります。今度一緒に食べましょう」とコメントが来た。ペットントンからも「私も連れって行ってください」と返事が来たので、本日みんなでデュッセルドルフで会うことになった。ほんと、ブログをやっていて良かったなぁ。

19時にケースケ夫婦とホテル前で会うことをメールで約束した。時間に余裕があったので、夕方にデュッセルドルフに滞在中のペットントンと駅で待ち合わせして町を少し探索することにした。16時半に駅のホームに降り立って階段を降りると、駅前で待ち合わせをしたのに、少し青ざめたペットントンが立っていた。「なんか駅前にボンベが仕掛けられたらしい。ロープが張られているし、警察が来ているし・・・」。駅に来たとたんテロ騒ぎとは。「死ぬときは一緒だね」なんて2人でフルフルと恐がりながら、地下鉄に乗ってその場を出た。

その後、少し落ち着いてペットントンとあの日本の雑貨屋のMUJI(無印良品)がドイツにもあるということで連れて行ってもらった。本当だ・・・、高級ブティク街にぽつんとMUJIのお店を発見。雑貨や洋服を見ると日本より2、3倍は高い。無印良品はもはや高級雑貨となっていた。その後、キッチン雑貨の好きな彼女に導かれ「キッチン雑貨屋」に行ったりした。ドイツにも素敵な雑貨がゴロゴロとたくさんあった。

雑貨屋を出ると、ペットントンが路上電車を見ながら「ナカノヒロミチだぁ」と突然、声を上げだした。なんだかわからないけど、私もジッと電車の中をみつめていると、ハイカラなインドターバンのようなものを巻きつけた日本人の男性が、こっちをギョっとした顔で一瞬見ていた。どうやら彼が中野裕通という有名なデザイナーらしい。まさか、ドイツで日本の有名なデザイナーが見れるなんてラッキー。

その後、美味しいコーヒーを飲んで、ソファ席でくつろぐ。もうここから動きたくない。ペットントンの出会った素敵な人の話や私が朝に不機嫌だった理由などたわいもない話などしていた。

時計を見ると6時半。急いでコーヒー屋を出てホテルニッコウに移動。
ホテル前に来るとケースケ夫妻にすぐ出会えた。

向かったところは「日向」という日本レストラン。
それから、夢のように美味しい鯖のバッテラやら納豆巻きやら海老のからあげなんてキリンビールを飲みながら食べた。おいしい、おいしい。

「なんかブログ見ているから、何ヶ月も会わなかったのになんか会ってたみたい」なんてミキちゃんに言われて嬉しい。しかも知らなかったがケースケ夫妻はちょくちょくブログを見ているらしく、ちょっと恥ずかった。けれど、ブログのおかげでこんなおいしいものをみんなで食べているのだから捨てたものじゃない。

4人で会ったのははじめてだったのに色んな楽しそうなことを計画した。
1、みんなで葉山に行く。
2、みんなでギリシャに行く。
3、みんなでスイスの山に行く。
4、みんなでオランダにキャンプに行く、などなど。世の中は楽しいことでいっぱいだ。

ホロ酔いで食べて話していたら、気付いたら夜の10時半。
帰りはホームに電車が来ていたので、まともに3人にさよならも言わず、もうダッシュで駆け込んだ。優しい3人はホームまで来てくれていた。感謝。

電車に乗ったら、今日のテロ騒動を思い出し、一人で恐くなった。乗客の半分は外国人(私もだけど)。いやらしく人のリュクやスーツケースをじろじろ見てドキドキしていた。ドルトムントに着いたら乗り換えなくてはいけないのに、夜遅すぎて電車を45分も待たなくてはいけなかった。いまだにボンベの恐怖があったので、外にでてマクドナルドに入った。ココアを飲んだ。夜の12時はとうに過ぎている。

家に結局、着いたのは午前1時だったけど、あまちゃんがまだ起きていたとは考えていなかった。パパと何をしていたのかな。

ところで、さっき新聞を読んだけど、デュッセルドルフのボンベ騒動の件は見つけられなかったが、ドルトムントで電車からボンベの入ったスーツケースがまた見つかったらしい。当分、電車には乗らないかも。

ここ何日か我が家に友達が寝泊りしていていた。今日、彼女は日本に一ヶ月ほど里帰りということでここから電車に乗って空港に向かってしまった。今頃、もう飛行機の中だろうか。家を出る前に「茶巾寿司がいいなぁ」なんて電話口で彼女が日本の家族と話ていたのが耳に入った。いいなぁ。

不思議なことがあった。
それは彼女が普通の心持ちの人でなかったからかもしれないが、いつも彼女とテーブルで夜に話していると不思議なほど彼女のオーラがモヤモヤと見えた。目を擦って見たが、本当に見えた。色も形もどんどんくっきりとしてきた。こんなことめったにないので、正直言って恐かった。「恐い、恐い」と私が言っても彼女はいやに冷静だった。その後、「私ってすごい能力があるのかも・・・・」なんて思って、あまちゃんやらパパを凝視してみるが全然オーラなんて見えない。とりあえず彼女だけだったらしい。

そんな彼女も日本へ旅立ってしまったし、午後になってあまちゃんと散歩にでた。最近、彼のお気に入りは三輪車。後ろに棒が付いていてあまちゃんが漕げなくても押せるから便利。まだまだ、ペダルを漕ぐというより、乗っているという感じ。この三輪車、まだまだ使えて物もしっかりしているのに、フリーマーケットで5ユーロだった。ありがたい代物。

散歩に行ったら、「あっちに行く」と自己主張して、私が「そっちには行かないよ」と言ったら、地面にひっくり返って大騒ぎの大泣き。見ると鼻水もだらしなく垂れている。側にいた子供達が「この小さな女の子(男の子なんだけど・・・)が泣いているけど大丈夫なのか?」あまちゃんに近づいて心配している。

ということで、あまちゃんに言われるまま上手く漕げもしない三輪車と共に少し遠出の散歩に出かけるはめになった。最初、静かに三輪車にまたがっていたが、段々と困ったことにあまちゃん、ウトウトしてきたらしい。気付いたら、目なんかつぶっているし、最後は眠ながら地面にコロっとひっくり返ってしまった。ころんだあまちゃん、再び大騒ぎの大泣き。こっちの方は眠られても、重いので片手で抱っこしきれないし本当に困ってしまって。最後はあまちゃんのほっぺをペチペチと軽く叩きながら「起きてくれー」と叫びながらなんとか戻ってきた。最近はこんなことが多い。

スーパーに行ったら、面白いものを見つけてきて動かなくて、無理やり抱っこしようとすると、「きゃぁー」と騒いで、泣く。スーパーのお肉屋さんがパンダの絵の付いたハムを手に渡してくれなかったら帰れなかったところだった。

そんな子どものいる最近の私の癒しは「お茶」を飲むことかも。でも私は「お茶」を選ぶセンスがないので、家には変なお茶がけっこうある。「ドルトムントのお茶」とか「グレープフルーツ味の緑茶」とか。昨日もスーパーで「リンボダンスのお茶(オレンジ、パイナップル、ココナッツ)」って言うのを買ってしまって、後悔。

そういえば、その私の趣味は自分だけにおさまらなかった。オレンジ味のお茶のみを10種類も友達にプレゼント。「その子、オレンジ嫌いだったらタダの嫌がらせじゃん」と私の後ろでパパに言われながら。



夏の記憶。


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