予約していたアーヘンのホテルに到着。本来ならゆったりとくつろぎたいところだがなんせ好奇心のかたまりの1才児のあまちゃんがいるのでそうもいかず。気付いたらあまちゃんはフロントに電話を入れていて、向こうから「ハロー、何でしょうか?」みたいな声が聞こえてくる。(その後、いくらか電話料金を払うはめになった)それが終わったと思ったら、冷蔵庫の中をひっくり返したりしている。冷蔵庫から出したキットカットチョコとか握り締めていた。そんな困ったあまちゃんにはバスタブにお湯を入れてパパと仲良く入ってもらった。
私はもうベットでうとうとしていた。テレビではケルンのカーニバル恒例のお笑いステージが流れていたが、ショックなことに意味不明。ケルン語で地元ネタばっかりだ。私もドイツ人とまじって大笑いしたいなー。

翌日の朝食は豪華ブュッフェ。クロワッサンなんて優雅に食べながらあらためて他のゲストを見ると家族で気取りなく和気あいあいとしているところもあるが、朝っぱらからきちんとジャケットを着てエルメスのスカーフを巻きつけてお金持ち風の家族もいる。4つ星ホテルは微妙だ。なんで私はこんなにゲストを見てたかって、朝食の後はパパと仮装するからゲストによっては、私達は冷たい視線を浴びるだろうと推測。カーニバルなのにホテル内は誰も仮装していない。やる気まんまんなのは私達だけ?

朝食を食べ、パパがまたあの女装をし始めた。私もチャップリンもどきに変身。そして荷物をまとめ思い切ってホテルのフロントにチェックアウトにパパと行った。

ホテルのフロントで働く若い男の子がパパの女装を見て、肩を震わせている。思いっきりは仕事上、笑えないらしくちょっと見ているとおもしろかった。他のゲストは私達に目を合わせないか、「ふふふ」と笑って去って行った。

カーニバル当日のアーヘンは寒い寒い。チャップリンの私はジャケット一枚だ。寒すぎて歩きかたが本当にチャップリンになってしまう。「チャップリーン」と色々な人に声をかけてもらって、すごい恥ずかしかった。パパは「おばあーさん」と言われ若い女に変身したつもりだった彼はショックを受けていた。が彼を見たらあやしいただのあやしいおばあちゃんだった。

寒すぎてマクドナルドに逃げた。あまちゃんをマクドナルドの滑り台で遊ばせるとすごい嬉しそうだ。あまちゃんはマクドナルドのトイレで働く黒人さんが気に入ったらしく4,5回は挨拶に行っていた。向こうも「ハロー」と手を振ってきた。


チャーリーもどき。帽子をつけたらそれらしくなった。



山車やパレードから沢山のお菓子を投げ入れられた。お菓子を拾うのに夢中で写真を撮るのを忘れてしまった。前にいた子供たちはむきになってお菓子をもらっていて手提げ袋にいっぱいお菓子を入れていた。ボールとかも飛んできて、前の男の子にあげたらお返しにワッフェルをくれた。



有名な大聖堂に足を延ばした。ステンドグラスが素晴らしかった。9世紀にカール大帝のためにたてられたとのこと。

次はこのままケルンのカーニバルに乗り込みます。

ところで、さっき文を見直していたら誤字が多すぎ。チェックアウトは「チャックアウト」になっていたし・・・、カタカナはドイツ語より難しい!

私が住んでいるドイツのビッテンから車を西に一時間半も走らせていればそこはもうオランダ。今回はカーニバルを目的に、オランダのマーストリヒトという町を訪ねた。この町はちょうど、オランダ、ドイツ、ベルギーの国境に接している町。だからパパいわくオランダでありながらベルギーの文化も感じられるとのこと。
私からいうと、こんなあっと言う間にオランダに着いたけど、やっぱりこの町はドイツととも違うし異国に来たなーと思う。言われてみれば風車もないしベルギーぽいところもあるかもしれない。しかし家々は「アンネの日記」の表紙にそっくりだし、人々はオランダ語で当然喋っている。オランダ語は私が思うにドイツ語と英語を足して2で割ったような言語。ドイツ人には、少しは理解できる言語らしいが私には何を言っているのか聞こえない。
オランダ人っていうのはそれにドイツ人より大きい。男の平均の身長が190センチと聞いたが、それはもう私には巨人の国だ。
それにドイツにくらべおしゃれさんが多い。そして自転車に乗っている人が多いなー。

マーストリヒトは期待薄で来てみたが、町の中をマース川が流れ、船やボート、古い教会、連なったアパート、オシャレな洋服や、おいしそうなパン屋が見られ、すぐさま気に入ってしまった。そしてカーニバルも行われていた。アパートの窓から緑、オレンジ、黄色の風船が飾られてにぎやかな日であった。



かわいい坊やが横ぎった。カーニバルの衣装がかわいい。



中心街はこんな感じ。1階はお店が連なっている。



そこをカーニバルのパレードが音楽とともに来た。



オランダっぽい衣装だな。




オランダといえばドロッペといわれる黒いゴムのようなお菓子やアメダマ。はっきり言って日本人に口には合わない。が恐いことに慣れるとおいしく感じるから不思議。袋に入れてはかり売りされている。とはいえドイツのハリボの方がおいしいや。

そのほかにオリボーレンという野球の球くらいの揚げパンが売られている。好みで粉砂糖をかけてくれる。これはおいしい。オランダに来るたび食べようと思った。

そのほかにオランダで楽しみなのはフライドポテト。ソースが色々あってぜったい食べたくなる。
そしてオランダといえばパンケーキ。パイナップルを乗せたものとか種類はいろいろ。。しかしパンケーキのシロップにご注意。あんまりおいしいとは言い難い。



とっても古い聖セルファース教会。6世紀あたりから作られたとのこと。



オランダといえばミッフィー。ミッフィーのお店を発見。絵本からおもちゃとなんでもかわいいかった。ドイツに知られてないらしく、ミッフィーのお店をドイツでやらない?とパパに話を持ちかける私であった。

カーニバル用品のお店でなんと欲しかったチャップリン帽を見つけた。これで明日はチャップリンに変身できるぞ。
短いオランダの旅だったが、ここからドイツのアーヘンに向かって一泊した私達。まだまだカーニバルの旅はつづく。

ドイツは今、カーニバルの時期。4月のキリストの復活祭の前は絶食をしたりと慎んだ生活をする伝統があるドイツはその前にパァ−とカーニバルをして楽しむ。地域によってかなりカーニバルは違うようだがそのことは今は書かない。
木曜日はパパのクラスの5年生は古代文明を勉強しているので、子供たちはインドかエジプトをテーマに仮装してカーニバルパーティを楽しんだ。(最初はインドだけと思っていたが、連絡網の関係でエジプト文明をテーマにした子供がかなりいたようだ。)

一人一品を持ち寄りということで、私もオレンジとナッツとホワイトチョコのケーキを焼いたのに朝になってパパはまんまと忘れてしまって、ケーキは台所に置きっぱなし。私の方はちょとご機嫌斜めだったがパーティーは楽しく行なわれたよう。
みんなで太鼓を叩いたり、パパの扮する蛇使いを見たり、踊ったりしたらしい。生徒の写真をちょっとパパに撮ってきてもらった。



かわいいレベッカも今日はインド人に大変身。



エジプトのお姫様?



エジプトの男ども・・・・。笑える。



ザンニャはピラッミッドの中にすっぽり入っています。ここまでするなんてすごいぞ。

パパもインド人になりきって衣装を着て、ヒゲを真っ黒にし、思いっきり化粧して学校に行ったら同僚の先生がパパと気が付かなかったらしい。残念ながらその写真はないんだけど、なかなかのものでした。

ところで今は仮装パート2が我が家で始まっているのだ。パパは学校の衣裳部屋から緑のワンピースを持ってきて、さっき女装にて「うふっ」とか言いながら化粧したりしていた。「ハイヒールがないー」なんか言っていて、あるわけないじゃん。和田アキ子より足が大きいんだから・・・・。息子あまちゃんも大ウケ。「ママー!」と言っていた。パパも調子付いて、ずっと女声で喋っていてうざいのであった。



どうでしょうか?美しいかしら?

パパが女装するなら、私は男装してやるー。チャップリンもどき。チャップリン帽がほしい。



どうでしょうか?ある意味、自分を捨てています。



パパも大笑い!はずかしー。



こんな夫婦です。明日はみんなでこの格好で、ベルギーとドイツとオランダの国境近くのマーストリヒト(といってもオランダにある)という町に泊まりで行ってきます。こんな家族でホテルに泊まれるのか今から心配。また、デジカメ持っていくので町の様子やカーニバルの様子を撮ってきます。

風邪をひいて弱っている私を前に、木曜日に5年生のクラスでやるカーニバルのパーティーでインド人に仮装するパパは「どうすればいいかなー?何かいいアイデアはない?」と絶え間なく私に聞いてくる。しかも彼はクラス担任なのでそのカーニバルパーティーを仕切らなくてならない。

私の持っている全てのインド人アイテムを、タンスの奥から引っ張りだしてみた。なんでこんなものを持っているのだろうか?青い刺繍の入った巻きスカート、アクセサリー、染めたシャツなどそれらしいものが出てきた。とりあえずそれらをパパが着てみた。当然、サイズが合わないが巻きスカートなんて、けっこうなんとかなるものだ。

カツラも色々持っていた。ブロンドの髪、かみなり頭スタイルのものなど。とりあえずブロンドをかぶったパパは懐かしのヒッピー時代のビートルズみたいになってしまった。

「インド人は黒髪だって!やっぱりおきまりはターバンでしょ。」と私が言いだし、二人で頭にターバンを巻きつける練習をくりかえした。

英語だったが「ターバンの巻き方」のHPも見つけ、それを参考に私のおんぶ紐を頭にグルグル巻きつける私達。「今、日本人とドイツ人でターバンを巻く練習に励んでいるのは私達ぐらいだろう。」なんて思いながら。しかし、楽しくてちょっと練習しただけで、ターバンならまかせてと言えるくらいになった。

そして、弟がなぜだかくれた「踊るマハラジャ」のCDがでてきたので、ターバン姿のまま家族で踊ったのであった。
誰にも見られたくない。

しかし、木曜日は37人のドイツの5年生全員がインド人になって、日本でかつて大流行した「踊るマハラジャ」の音楽でダンスも踊るらしいから、ぜひパパに写真を撮ってきてもらいたいところである。



まだまだインド人とはほど遠い。イスラム圏の人にしかみえない。ということで明日、貸し衣装屋さんに行ってみます。

風邪をひいているのに、パパの生徒が舞台に出るということで無理やり連れていかれたゾーリンゲンでのカーニバルコンサート。オーケストラをバックに子供たちが舞台に出て歌を歌ったり、ミュージカルをする。
そして突然、舞台に出てきたのはお姫様の格好をした「ミスゾーリンゲン」であろうとんでもない美女。私は鼻をたらしながら美女に見とれて「こんな美女だったら、人生何をするか?」をぼーっと考えていた。風邪をひいて集中力ゼロ。

その後、前々から行きたかったゾーリンゲンのお城を目指して歩き出した。パパも私が何も言っていないのに「あのお姫様はすごい美人だったよなぁ」とかぼやいている。そして林を突き抜けてなんとかお城の下までたどりついた。が見たらリフトに乗らないとどうやらお城には行けないらしい。お城は山の上なのだ。どうやってベビーカーでリフトに乗れるのか。あきらめて、城下町?を散歩することにした私達。
私にとっておもしろかったのはここの地域の家の壁と屋根。辞書で調べるとスレートとなっているが、どの家も濃い灰色の壁で統一されている。伝統的な壁と屋根をしている。私が「なんの素材でできているのか?」聞くとパパが先生らしく「ここの壁はスレートというんだよ」と格好よく答えてた。「おおっ、私の夫よ、すごい知識。」と思ったら、前に歩いていたお兄さんがちらりと私達を見て「よくよくみてごらん。同じようだけどスレート材とスレートもどきの屋根があるんだよ。このタイプはもどきですね。」と突然いいだした。どうみても私には違いがわからない。聞いたらお兄さんは屋根職人だったのだ。パパの知識も職人の前ではタジタジでした。
歩いているだけで色々な発見がある。しかし、いつになったら私はお城に到達できるのでしょうか?




かわいい子供たち。美女はみとれていて写真を忘れてしまった。残念。



これが目指すゾーリンゲンのちいさなお城。



林を歩く、歩く。



かわいい像を発見。背中のかごの中にブレッツェルというパンが入っている。昔にこの地域で実際に存在したパンを売る少年



よくよく黒い壁をみるとスレート材です。うろこみたいな壁。
屋根の上にはブレッツェルのパンが乗っている。



ふるーい教会を発見。


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