日曜日から月曜日にかけて私は、体調不良と育児に疲れへろへろになっていた。先週、体の一部に炎症が出来て2週間ほど放置していたが治らないので、病院へ。抗生物質をもらい飲んだら、体中の菌が死んでしまったのか体がだるくなり頭も痛くなってきた。

日曜日のこと。なにをするのも辛いーーーと思っていたら2年ほど遊びに来なかったくせに突然、アルジェリア人のラマーネがドアの前に。床にはあまちゃんが投げ飛ばしたじゃがいもがころがっていたが、そんな中、一緒にお茶を飲んだ。かわいいママ姿を見せたかったけど、私の方は病におかされていて、はっきりいって乱れ髪の疲れたママだった。「また、来てね!昼ごはん、一緒に食べよう。」とちょっと急かすようにバイバイした。

夕方からはパパの親戚の人の誕生日会に呼ばれていたが、私だけ断った。パパは「一人の時間を楽しめよ〜」と言ってあまちゃんと出て行った。
30分ほどお昼ねして、ピアノに向かった。なにしろ私はわざわざ音大教授からピアノを習っているのに、練習する暇はなく、下手でバツが悪いので練習するなら今しかないと思ったのである。

ピアノを弾くことで日常から離れ、やっと自分らしさを戻したと
気分も良くなってきたが、ピアノを弾いて2時間後、右手がジンジンしてきた。なんで?

右手が腱鞘炎になってしまったのです。

体も痛いと思ってたら、手も痛くて、こころまで痛くなってきたよーーー。と昨日、ベットの上で涙を流してたら、「大げさだなぁ〜」と言われた。

これでは、まずいと思って、今日、薬局に行って「なんだか体もこころも疲れてしまって・・・・エネルギーが欲しくて・・・・」と相談しに行ってきた。お姉さんが薦めてくれたのがWELEDAのヒッポファンという植物エキスのつまったエリキシール(健康飲料みたいなのもの)。それをスプーン2さじほどを水やジュースに溶かして飲む。
それにしてもヒッポファンとはなんなのだろうと通販で買ってしまった「薬草辞典」で調べて見た。(写真つきの巨大な辞典がなんと10ユーロ。)ヒッポファンはオレンジ色のベリー。なんとオレンジの20倍以上のビタミンCを含んでいて、風邪の予防によし。そしてエネルギーを高める要素があるとのこと。

なんだか飲んだということだけで、元気になってきたような気がする。(単純。)実はあまちゃんも一緒に飲んだんですけど今日はなんだかいつもにもなく活発だった。ヒッポファンの効果かな〜?

ところで残念なことに、デジカメをパパに誕生日会に行くときに渡したら戻ってきません。失くなってしまったのかと不安です。
なので写真はありません。

パパは週末、ずーっと「英語教師のための勉強会」に行っている。彼はクラスの担任でもあるが、副教科として英語と音楽を教えている。
英語の勉強会と言っても、内容を聞いたらびっくり。英語の教師が集まって、なぜだかみんなでクラウン、道化師になるためにパントマイムや演劇の練習をしているそうだ。「パントマイムだったら英語は必要ないじゃん?」と聞いたら笑われた。パントマイムからはじまるらしいけどそれがセリフ付きの即興劇になるらしい。それはすべて英語で行うらしいのだ。
「よくも英語でそんなことできるねぇ〜」と感心したら、「英語は問題がないんだけど、即興劇だから自分の番がまわってくるのがどきどきするんだよ。何すればいいかとっさで考えなくてはならないし。」と言っていた。
「じゃあ、パパは即興劇って何を演じたの?」と聞いたら「僕はね〜喋るマッチになったんだ。」と言う。「マッチ!?」どうやら、クラウンの赤い鼻を付けていたのでそこからマッチを連想して、マッチになったらしい。しかもどこからか赤い帽子を見つけてきてかぶったらしい。
そして、マッチの人生を語り、頭を擦られるときの不安な心を語ったとのこと。そこからもう一人の人が「火をかしてくれ!」としゃしゃり出てきたらしく、即興劇とは思えないドラマが展開したらしい。最後は太った女性がマッチの箱となり、パパの演じる不安なマッチ君を助けてくれたとのこと。

ずいぶんと私が子供を見ている間、楽しそうな事をやっているなぁ。

朝から晩までの勉強会のはずなのに、今日、パパは昼休みの2時間家に戻ってきた。「みんなと昼ご飯を食べないの?」と聞いたら「いや〜、こんな晴れている日はちょっと散歩に行きたいと思って」と言う。加えて「そりがやりたくて・・・」と言っているではないの。「そり?」私の方は寒くて嫌だなぁ〜と思ったんですけど、あまちゃん連れて3人で小さい森に行って来た。
これがおもしろかった。坂をすべるそりはいまいち好きでないけど、森の中のそりは楽しい。白い木々は美しいし、雪道を歩く犬達は、かっこよく見える。同じようにそりに乗るかわいい子供たちが「ハロー」と出てくる。

今ごろになって、そりの楽しさ、発見。これから雪がもっとじゃんじゃん降るといいのに。

マッチ君はそれからかなり遅刻して、勉強会に戻って行った。遅刻の言い訳を英語で考えながら・・・・・。




今から森に行きますよ。



あまちゃん、重い。



ビール瓶、発見。

今日の1月27日は記念すべきモーツァルトの250歳の誕生日。ドイツでは各地でモーツァルトのコンサートが行われ、今も横でパパがモーツァルトの特集をテレビで観ている。私達もモーツァルトが誕生日っていうことで今月はちょっぴりそわそわしていた。
だって、あまちゃんのドイツ語の名前はなんと言ったってモーツァルトとおんなじ「アマデウス」というのです。知らない方もいるかもしれませんがモーツァルトは名字であってヴォルフガング・アマデウスがモーツァルトの名前。
あまちゃんの名前を「アマデウス」と付けた時はひと騒動ありました。私達、妊娠している際、ずっと子供は女の子(特にパパが)と思っていたので男の子の名前を全然考えてなかったのです。
妊娠の後期、お腹の子は男の子とわかった時にあまりにアイデアがなく本屋で「名づけの本」を二人で立ち読み。そしてアルファベットの「A」から見て「Amadeus ラテン語で神から愛されるっていう意味」をパパが発見し「素晴らしい!」それではアマデウスって子供を名づけようとなった。
でもドイツでもこの時代に「アマデウス」って名前は古典すぎるしモーツァルトゆえの特別な名前。はっきりいってこの名前ドイツにもほとんどいない。
それで、けっこう保守的な人達、たとえば義理の母などから猛反対を受けたのであった。これはまだあまちゃんがこの世に生まれる前のこと。電話が義理の母からかかってきたと思ったら「アマデウスなんて変な名前つけないでマセールって名前にしたら?」と言われ、でもマセールってフランス語の名前だし・・・と思っていたら「アマデウスってつけたら出産しても見に行かないわよ!」まで言われてしまって。
そうなるとパパも「子供は僕達の子だから、なんと言われようとアマデウスって付けるぞ。」と言い出した。

私の母は「ドイツ人の子だからモーツァルトとかトーマスとか分かりやすい名前にしてね。」とか言っていて「モーツァルトは名字だからアマデウスにするから。」と私がいったら「えっ、アマデウス。難しいなぁ〜アルキメデスにしなさいよ。」と言っていたがはっきり言ってアルキメデスの方が難しい。

弟なんて「ださい名前をつけやがって!」と言っていた。失礼しちゃいます。

いまのところアマデウスと名づけけ大正解。誰もがすぐおぼえてくれる。今では義理の母も「アマデウス、アマデウス〜」とあまちゃんをとってもかわいがってくれます。

今、テレビで中国人のランランというピアニストがモーツァルトを弾いているので今日はここまで。

ちなみにうちのアマデウスは全然、ピアノに興味を示さない。第2のモーツァルトになれるかと心ひそかに期待していた親バカな私でした。



あまちゃん、モーツァルトになる!
これはドイツの雑誌のシュピーゲル誌のモーツァルト特集をちらりと変えてみました。

パパはシュタイナー学校の5年生の担任。そして今日の水曜日は唯一、3時間目から授業があるので朝はゆっくり支度が出来る。パパが家を出る15分前位のこと。「今からあまちゃんを学校に連れて行く気になった。」と言い出した。えっ、子ども同伴で学校に出勤?こんなこと日本の小学校の先生がしたら、父母から文句が来るだろうし、教育委員会から怒られそうだけど・・・・・。
と質問するとパパは「自分の子どもだ。なんで学校に連れていって悪いの?大丈夫、大丈夫。」
と言うし、まあここはドイツだからこんなこともオーケーなんだろう。なんていったって私もあまちゃんが何時間か居ないとなると楽できるーーー。家事が進むーーーー。なんて思って賛成。
15分でカバンにおむつとりんごジュースとバナナを入れて「いってらっしゃ〜い。」と2人を見送った。

「あまちゃん居ないんだからベットカバー取り替えて、掃除しておいてよ。」といわれたのに、私がやったことといえば、まずはコーヒーを入れてゆっくりとのどに促し、PCの前に座りメールをチェックしたり、日本のニュースをチェックして、まずはるいちゃんと電話。その後、ゆきこさんからもらった本をちらりと見て、写真を送ってくれたゆーこピーにも電話しようと思い立ってまた日本に電話。
それにしても、子どもがいないって優雅だわーと時計を見たら3時間はたっていた。

焦った。そこからもうダッシュで掃除、洗濯、ごはんに取り掛かった。

14時にパパとあまちゃんが楽しげに帰ってきた。「どうやってあまちゃん付きで授業をしたの?」と聞くとあまちゃんにチョークを持たせて黒板にお絵かきさせたり、生徒に順番に見てもらったり何とかなったみたい。最後はみんな「また、あまちゃん明日も来るんでしょ?」と言ってたらしい。それにしても本日はあまちゃんの行動とかがおもしろくて生徒たち、よく笑って楽しい授業になったとのこと。
「同僚は何か言ってなかったの?」と聞くとあまちゃんを見て「新しい生徒が来たのね。」とかユーモアを言っていて反対に好意的な目で見てたらしい。

ドイツって国はなんておおらか!

しかもパパは家に帰ってきてからだまされていた。「えりか、すごい片付いているし、ごはんもあるしずっと家事がんばってたんだね〜」だって。私、日本にだらだら電話してたり、漫画を読んだりけっこう楽しんでたの。実は。



今日の音楽のテーマは「モーツァルト」。手書きの楽譜をコピーして配る。モーツァルトが7歳の時、手書きでかいた楽譜と言わないでおいて、この楽譜を誰が何歳くらいの人が書いたのか生徒に推測させたらしい。その後、実は天才モーツァルトが子どもの頃書いたことを言って、きれいに模写させ、演奏をしたらしい。

ところでどう見ても、あまちゃん邪魔しています。



やっぱり、邪魔ですよね〜。



なんか捕われたおさるさんのようですが・・・・

お昼まえに突然、速達がとどいた。名前を見ても見覚えのない名前・・・・「誰だろう?」と思って封筒を開けると日本にいる友達のゆうこピーの結婚式の写真と手紙が入っていた。結婚して苗字が変わったんだ。残念ながらこのようにドイツに暮らしているのでゆうこピーの結婚式に行けなかったのです。ゆうこピーのウェデング姿、かわいい!優しそうな旦那さま。本当に幸せそうな二人。
それにしても、おめでとう!

袋の中をみたら、それだけでなくありがたいことに山椒味のちりめんじゃことふじっこの昆布が入っている。なんと気が利くの。すぐさま、あまちゃんとちりめんじゃこいたただきました。久しぶりのじゃこ。これまたおいしかったです。大切に食べます。本当にありがとう。



今日の昼ごはんに、あまちゃんと2人でちりめんじゃこ食べました。ちなみに今日の昼は鮭のタルタルソース(本当はザクザクのパセリをのせるはずだったのに忘れた)とじゃがいものみそ汁など。あまちゃんが昼寝している間にいつもひるごはんは急いで作ります。だから、適当。びっくりしたのが、後から帰ってきたパパはじゃがいものみそ汁を付け合せと思ってご飯の横に添えて食べていた。完璧に間違っています。


その後、ちょっと恐いのが、エンゲンにいるゆきこさんの事を考えていた5分後、本当にゆきこさんからのダンボールが届いた。
見たら、大量の本と漫画が入っていた。こんなに頂いたら、眠る時間なくなりそう。それにしても、ドイツにいてこんなに日本の本が読めるのもゆきこさんに読み終わった本を回してもらえるからこそ。ありがとうございます。読みたいと思っていた本も入ってこれまたびっくりしたんです。



こんなにいっぱい・・・・・


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