12月が誕生日だった夫はクラスの生徒さんから小さなプレゼントを沢山頂きました。どんな物を頂いたかというと手作りのクッキー、マグカップ、おじいさんの作ったハチミツ、チョコレート、お茶などです。

本当に幸せな先生ですよね。。。

ところでそのプレゼント達の中にこんな物が入っていたんです。



その名も「よう子の豆腐スパイス」。パッケージには着物姿の日本人らしき女性の絵が描かれています。

「うわ〜何だろう?中身は?」と思って中を開けて匂いをかんで見たら、
なんとカレーの匂いでした。これはただのカレー粉だと思うのですが....。

ドイツ人は豆腐をカレー味で調理するのかな。
それにしてもパッケージの絵は「よう子さん」でなくて「インド象」の方が合っているんじゃないかな?

とにかくこのスパイスを使って豆腐料理を作るしかない....。

と思って、ビオ(オーガニック)のスーパーマーケットに行ってきました。



ドイツのビオのスーパーマーケットでは豆腐コーナーはかなり充実しています。なんせ10人に1人はベジタリアンの国です。豆腐はベジタリアンにとっては肉の代用食なんです。 

上段はソーセージの形をした豆腐達。その他には燻製した豆腐やトマト味やマンゴー味、ハーブ味の豆腐まで....。

普通の白い木綿豆腐らしき物もあったのでその豆腐を買いました。

その日の夕食に、パプリカやズッキーニなどの野菜と豆腐にあの「よう子の豆腐スパイス」を振りかけて炒めてみました。カレー味の豆腐と野菜炒めがあっという間に出来上がりました。

ドイツ人夫、子どもたちがそれを食べて「美味しい」って言っていました。ドイツ人の味覚ではいける味みたいです。

やっぱり、豆腐は醤油味で食べたいと思ったのは私だけ?

ドイツ人の豆腐の食べ方に興味津々です。

お昼に何か作ろうと思ったら冷蔵庫はからっぽ。外は雨が降っていて買い物も億劫だった。だからホットケーキを焼くことに。
ちょっと不健康かなぁと思ったけど、私の焼くホットケーキはあのお好み焼きと比べ物にならないほどおいしいらしい。ドイツではほとんど見ないメイプルシロップmade in kanadaもこんなことがあろうかと思ってこっそり買っておいたのよね・・・・。ところでドイツ人のいうホットケーキはぺらぺらと 薄い。私にとってそれはクレープだ。だから私は妥協して日本のふっくらホットケーキとドイツのぺらぺらホットケーキの真ん中くらいの厚みで焼いた。タマゴも黄身と白身に分けておもいっきりかき混ぜたのでふわふわな生地になった。ホットケーキにアールグレイで昼ごはん。

「なんか私って本物のハンガリーのおばあちゃんみたいじゃない?(ハンガリーではみなさん朝から毎日、ホットケーキを食べているらしい)」とパパに聞いたら「ほんと、ハンガリーのホットケーキのオリジナルな味だね。」と言われた。

ハンガリーの話をしていたら思い出した。
パパが私と付き合う前にハンガリー人の美人な子と付き合っていた。今、彼女は妊娠している。相手はフランス人だが妊娠中に2人は別れた。彼女はシングルマザーに秋になる予定。
この間、パパの携帯に彼女からメッセージが・・・「お腹の子は男の子です」。しかも、あまちゃんのおさがりの服や物が欲しそう(たいしたものはないけど)。がんばれ、シングルマザーと応援したい気持ちとパパの元彼女の子どもがあまちゃんのお古を着るの?と思うと少し嫌な気もする。なんとなく。そう思う私って性格が悪いのかなぁ?

                        *

昨日、当然ですがサッカー観ました。ドイツ対日本の国際親善試合。ちょうど、音楽のクラスでピアノ弾いていてけど、サッカーが観たくてそわそわ。クラスのドイツ人達は「日本なんかに負けるわけないぞー」なんて言ってたのに私は「日本が勝つでしょ。うひひ・・」なんて言っていて猛ダッシュで家に帰ってテレビを観た。日本が勝っていたのに、最終的には2対2だった。それにしてもこの結果は私には良かった。誰にも憎まれないし、平和。
しかし、やっぱりドイツに6年ほど住んでいても日本チームを応援してしまう私。

                         *    

私がけっこう村上春樹が好きなことを母に言ったら、何冊か彼の本を送ってくれた。しかし、その中に不思議なことに20年前ごろ書かれたであろう「村上朝日堂」というエッセイが入っていた。「なんとも古い本を・・・、どっちかというと最近の小説が読みたかったよねー」なんて思いながら読み出したけど・・・・これが面白い。特に、安西水丸氏の描くイラストが面白すぎる。じっくり、じっくり絵を隅々と見ている。そして「あはは・・・」と笑っています。ベットの中で。この村上春樹と安西水丸のコンビはたまらない。



こんな風に生活している人もいるのです。

パパは甘いものに目がない。チョコレートやクッキーを買ってきただけぺろりと食べてしまうのだ。しかもそのせいで、夜はよく腹痛を起こす。そして「なんで甘いものを買うんだよ〜。」と私に文句をいう。
というわけで昨日は甘いものは一切、家に置かなかった。
そしたら、パパが聞いてきた。「甘いものはどこにあるの?」
私はパパのために甘いものは買ってないと答えたら、寂しそうな顔をした。
「でも台所に干しアンズがあるのでそれを食べたら?」と私は答えた。
パパは当然のごとく干しアンズに夢中となり気付いたらかなりの量のアンズをたいらげていた。

それがパパの不幸のはじまりだった。

それから何時間後、寝ようかと思ったら、パパがげっぷをしているのではないの。それだけっだたらいいがおならまでしている。
そのときの私は昨日書いたフランスの恋愛小説を読んでいたので小説とあまりに違う現実の夫の姿を見て失望しかけていた。ヨーロッパ人はおならなんてしないなんて前は妄想していたのだ。

そんなこんなを思っている間にパパの様子が変だ。体から放出されるガスの出具合が普通でないのだ。私も失望から心配へと心が変化してきた。

そんな時は外で散歩するのが一番といってパパは寒い外に飛び出して行った。12時過ぎの夜中に。
通行人もびっくりしただろう。ガスの止まらない人が夜中に歩いていたら・・・

パパいわくその後、これまでにないほどお腹がくだったらしい。

干しアンズには注意しよう。ごはん食べる前の人すみません。こんな話をしてしまって。パパごめんなさい。パパが日本語わからないから内緒でこの事書いています。

お腹にいいおやつを知ってたら誰か教えてください。

親友まりがいうことには、ドイツからのおみやげで村西夫妻にもらったHARIBOのイチゴ味がすこぶるおいしかったらしい。HARIBOとはドイツ人なら誰でも知っているグミキャンディーのメーカーの名前。こっちではあまりの普通に売っているので日本へのお土産になるとは気付かなかった。しかも日本で買うと値段も高いらしい。こっちでは1袋全部100円ほど。
昼間、たまたま大型スーパーに寄ったのでいつもなら見過ごすグミキャンディーコーナーを覗いてみた。

ーーーこれはすっごい。たかがグミキャンディーごときで100種類ぐらい置いてある。ドイツ人ってグミキャンディーが大好きなのね。しかも色とりどりで見ているのが楽しい。
どんなものがあるのか見てみると、笑える。ドイツ人、彼らのセンスがわからなくなった。かわいくないのである。コウモリが袋にいっぱい入っているのとか、白とピンクのねずみがこれまた袋に詰め込まれている。カエルの形はちょとかわいいと思ってしまったが食べる気がおきない。
一番泣きたくなったのは、HARIBOではないが目玉の形をしたグミキャンディーが入った袋を見たとき。誰が買うのか見てみたいもんである。

そういえば、この間ドイツ人と結婚した奥様達と喋ったところ、夜中にHARIBOをむしゃむしゃ食べる夫に愚痴を言ったとのこと。 「お腹にグミキャンディーが付くよ!」と本気で心配したらしい。他の奥さんも同じ様な事を言っていた。「冷蔵庫にグミキャンディー冷やして夜中にうれしそうに食べているのよ。困るわ・・」ちなみにその夫達はパイロットと銀行マンのいいエリートの大人である。そんな大人があのカエルとかコウモリを食べているのか聞いてみよう。




このようにHARIBOは 陳列されてる。




カエルのグミキャンディー




絶対食べたくない目玉おやじ達

外国人と結婚して悲しくなった瞬間。それは納豆を食卓に出した今日の昼食。納豆とオクラをグルグルとかき混ぜ、幸せ〜と思った瞬間である。「ねばねばしているの見ているだけで気持ち悪い!」とパパの一言。「パンを食べる人間にはわからないけど、ごはんにはねばねばが合うんです。」と反撃。ドイツ人パパはこれだから嫌になるよ。さらに「日本の子供は納豆大好きなの。」とあまちゃんに納豆ごはんをあげたところ「うぇ〜」と吐いているではないの。 
 おいしいのになぁ〜ネバネバ系のどこが悪い。もうチューもしたくないまで言われたモンね。
 一生、私は夫と子供に隠れて納豆を食べなくてはならないのでしょうか。

 ところであまちゃんももう1才半を過ぎた。突然、どこの幼稚園に行かせればいいのか心配になった。思い立ったら行動ということで、今日近くのシュタイナー幼稚園を覗いてみた。シュタイナー幼稚園だけあって部屋の空間や色やおもちゃが普通の幼稚園と違う。ちょうどオイリュトミーの授業を行っていた。そして何が良かったって保母さんがやさしそう。にこにこしている。これ大事だよね。だって公園で見かける保母さん、恐そうな人が多い。恐そうなだけかもしれないけど。
今度、あらためて面接行きます。

 夜はノベルトと障害者の人達と音楽をする日。
音楽治療のための曲を弾いた。私がピアノでノベルトが歌を歌う。「雨の日には何をするの?」って歌いながら聞いて障害者が自分で考えて歌いながら答える。音楽治療って何も知らなかったけどこのようにコミュニケーションを絶えず行うことが大事らしい。なるほど。音楽治療を少しずつでも学んでいきたい。
南アメリカの曲では打楽器やマラカスを使ってみんな楽しそうだった。この「Un poquito cantas」という曲はサンバなのかルンバなのか、皆なのりのりになれるのだ。
 私が持ってきた季節の曲はうまくいかなかった。自分でうまく歌えなかったのだ。高音がさっぱりでない。誰も知らないので誰も助けてくれない。パパが皆な知っている曲といってたのに・・・・。
まぁ、最初からうまくできる人はいないということで。
障害者の人といるとそれにしても心が温かくなる。
週に一回でも彼らに会えて嬉しいのであった。
 


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