ハルツ地方で休暇用の家を借りていた時のこと。

ある日、子どもたちが「ねえ、この家にはママと同じ名前のエリカおばあさんって言う人が住んでいたんだって」と教えてくれました。



この家の小さな歴史が冊子となって、机の上に置いてあったのです。当時の生活や家族の事、家の設計図まで文と絵と写真で描かれてありました。

家族の写真では真ん中に写っていて、野原では花束を作って遊んでいたのがエリカおばあさんの小さかった頃。


昔は、羊も沢山、飼っていました。。。

エリカおばあさんはこの田舎の一軒家に生まれた時から、ずっと住んでいました。お話が上手で話題も広く、色んな事を後の家族に伝えていったようです。

去年、エリカおばあさんは亡くなって、この家は、エリカおばあさんのの思いと共に開放され今は、旅行者が利用するようになりました。

冊子の最後の方に小さなポエムが書かれていました。手元に無いのではっきりとは思い出せないけれど、こんな事が書かれていました。

「人生は沢山の人との出会いと別れがある。時間は過ぎ去るが、思い出だけが残る」

エリカおばあさんの家で沢山の思い出ができました。エリカおばあさんの事も知ることができてよかったです。どうもありがとう……。


ナナカマドの木と、下には香りの強いハーブ。静かな朝の光景。


家の横には、馬が飼われていました。金髪で美しい馬。


水滴の付いた、蜘蛛の巣は白く光るレースのよう。小さな自然が輝いて見えました。

旅行からの帰り道、ハン・ミュンデンという木組みの美しい町に寄りました。

この町には300年に渡って、町のシンボルになってしまった一人の有名人がいます。


その名は「鉄ひげ博士(Dr.Eisenbarth )」
と言います。

〜Wikipediaより〜

ヨハン・アンドレアス・アイゼンバルト(Johann Andreas Eisenbarth、1663年3月27日???1727年11月11日)は17世紀のドイツの医者である。ドイツの各地をサーカス巡業のような方法で治療旅行し、自家製の薬を売り歩いた。

バイエルン州のオーベルフィーヒタッハ(現シュヴァンドルフ郡)の出身である。祖父も父親も床屋医師で、アイゼンバルトは目の手術や骨折の治療を得意とした。義理の兄弟からも医学の知識を得た。アイゼンバルト博士と呼ばれたが、もちろん博士号を得てはいなかった。アイゼンバルトは、通常120人にも及ぶ芸人や道化師、楽隊とともにドイツの各地を旅した。多くの見物客を集め、楽隊が音楽を奏で、コーラスがアイゼンバルトを称える歌を歌う中で治療を行った。自家製の薬を製造し、大規模に販売した。

1800年頃、"Ich bin der Doktor Eisenbarth" という歌がドイツで流行した。

ーーーーーー

読んだからには、ぶっ飛んだ鉄ひげ博士です。医療行為とエンターテインメントがなぜか一緒になっていて、博士号もないのに自ら、人々にドクターと呼ばせる鉄ひげ博士。とても目立ちがりやだったのでしょうか。

市庁舎の裏に町の案内所があったので、行って見どころを聞いたら「あっ、あと15分で3時になって、市庁舎の時計が鳴りますよ」と
言われました。


ここが市庁舎です。上に時計があるのが見えますか?

3時になったと同時に、時計のあたりで1回、「カラーーン」と鐘の音がして、それからしばらく何も鳴らないのでがっかりしました。これだけなのかなぁと思っていたら、


突然、時計の下の窓が、カラカラと自動で開いて、
鉄ひげ博士のテーマ曲と一緒に、鉄ひげ博士が出てきました。テーマ曲、ドイツではとても有名なようです。思わず歌ってしまうような単純なメロディーです。


鉄ひげ博士って、歯の治療もしていたのかな。なんだか痛々しいです。

面白い鉄ひげ博士のカラクリ時計が見れて嬉しかったです。







町は木組みの家ばかりで素晴らしいです。驚くほど、木組みが斜めになっている家があって、家のドアも斜めになっている家がありました。
ちょうど、その家のおばあさんが窓から顔を出していたので、「ドアまでも斜めになっちゃておもしろいですね」と言ったら、ウンウンと優しく頷いてくれました。

古い町を囲むように川が流れていました。橋もいい雰囲気です。とても素敵な町でした。

ハルツ地方で、有名な城下町のヴェルニゲローデ(Wernigerode)という町に行って来ました。

ヴェルニゲローデ、何だか難しい名前の町ですが、行って見たらグリム童話の本の挿絵に出てくるような中世の木組みの家が沢山並んでいてタイムスリップしたかのようです。

そしてこの町は、4月30日の夜には、「ヴァルプルギスの夜」と呼ばれる魔女のお祭りがあって、それがとても有名だそうです。気がついたのは、その日は我が家の長男アマデウスの誕生日なんです。しかも、夜に生まれたアマデウス……。これは、いつか絶対に、ヴァルプルギスの夜のお祭りに魔女に変装して、アマデウスと訪れてみたいです。


町をフラフラとお散歩……。ヴェルニゲローデで1番、小さな家を発見しました。

ここには、誰が住んでいるのでしょう?


屋根裏をよ〜く見てみると……。
こんな住人が見えました。


面白い姿の彫刻を発見。。。


「私、雨が降ったら、ここに入ることにした!」と娘ちゃん。


市庁舎が、とってもかわいい。
遠足なのか子どもたちが、階段に座ってゴロゴロしていました。


マルクトの真ん中には、金色の噴水がありました。


お姉ちゃんに、噴水の水をかけまくるニコ。


マルクトから、こんな観光客用の小さな機関車(電気で動いている)が走っています。
これに乗れば、一気にヴェルニゲローデ城まで、連れて行ってくれます。



ここも何だか童話に出てくるようなお城でした。


お城の入り口です。ここから、チケットを買えば、中も見学できます。


中庭です。お城の中は、撮影禁止でした。だから、写真がありません。犬は抱っこすれば、一緒に入っていいと言われました。犬を入れるバックを持って来れば良かったなぁ。


お城から、下を見たら、町全体を見渡せました。オレンジ色の屋根が並んでいました。

ここは、町全体がおとぎの国みたいです。。

あと、ここで有名なもの。電気じゃない本物の機関車にも、乗れます!1時間半、ここから乗るとブロッケン山の上まで行けます。

ドイツの中部ハルツ地方を旅行中の私たち。
地元の方達におすすめのスポットを聞きました。

最近、話題の場所を教えてくれました。「ここのあたりには、世界で1番長い吊橋があるよ」とのことです。

わぁ、面白そう!!

家族みんなで、行ってみました。


なんとこの吊橋は483メートルもあるそうです。最近、スイスに新しい吊橋ができたので世界で1番ではないと思うけれど、長いのは確かでした。



アトラクションも付いていて、橋の途中から、バンジージャンプをしてたり


鳥人間みたいなアトラクションもありました。
だから、度々、雄叫びが聞こえるこわくて楽しい吊橋です。

夫が、自分のご褒美(?)にアトラクションをやりたいと言い出して、盛り上がっていたのですが、なんと鳥人間のアトラクションは5時間待ちでした。人気のため予約制です。

吊橋に乗るのだって1時間も、待ちました。


犬にはさすが寛容なドイツ。犬もオーケーです。でも、犬だってきっとこわいので吊橋を渡っている間、ずっと抱っこしていました。
犬を抱っこすると、自分が手すりにつかまれないし、下を見ると、クラクラしそうになりました。



吊橋自体より、その場のみんなの雰囲気が「きゃ〜きゃ〜」と楽しかったです。


朝の6時。まだ誰も起きていない時間。早起きして、コーヒーを入れていました。
ふとキッチンから外を覗いたら、昼間とはまったく違う美しい光景が広がっていました。

朝靄が森と野原全体を包んでいます。


さらに、見ていたら遠くから一瞬、「ぴかっと」とオレンジ色の小さな光が見えました。

目の前から太陽がのぼって来たのです。
その光景はとても、本当に神秘的でした。
夜の闇から、光に変わる時の魔法のような時間。その瞬間ってこんなに静かで美しいものだったんだ……。


光のボールのようです。


やっぱりここの地域には、まだ魔女がいて色んな物を見せてくれるのかな。



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