フレゴ号(古いキャンピングカー)で行った旅行の話しが相変わらず、中途半端になってしまいました。

最後はドイツのライプツィヒという町まで行きました。

ライプツィヒの町中には、私はずっと行きたいなぁと思っていた動物園があったのです。



町中から歩いて10分で入り口に着きました。



ヨーロッパで2番目ぐらいに人気の動物園です。体験型動物園で五つのゾーンに分かれています。

特に人気なのは、ジャングルゾーンです。ドームみたいな中に入るのですが、
広くて、そこは本当のジャングルみたいでした。


ジャングルクルーズができます。


見たことない植物が……


巨大な葉っぱでした。人間が小さく見えてしまいます。


真ん中に大きな木があって、空中散歩ができます。

動物もちゃんといました。猿やワニやナマケモノなど。。。


ここは、アジアのゾーン。
いきなり仏様に遭遇。。。


その他に、アフリカゾーンやヒマラヤゾーンもありました。ユキヒョウも見れました。

人間の環境じゃなくて、動物の環境に合わせた動物園で、その中で絶滅寸前の動物を見せ、地球の環境を考えさせられるという意識の進んだ動物園でした。
これからも、ライプツィヒの動物園は進化していくようです。

動物園を出て、町中に戻るとこれまた有名なトーマス教会。


ヨハン・セバスチャン・バッハが音楽監督として働いていました。実際に使われたオルガンがあるそうです。

行った時は,動物園に長居して、ドアが閉まっていて残念。バッハの博物館もあるのでまた、いつか行ってみたいです。


そして、町には、フェリックス・メンデルスゾーンの家もあるようです。
メンデルスゾーンの音楽は人を幸せにして、生き生きさせるって、ポスターに書いてありました。

旅から帰って来たら、急いで練習しなくてはいけないピアノ曲があって、それがメンデルスゾーンなんです。間に合うのかな、がんばります。

もう旅から帰ってきて、夏休みモードからジワジワと新学期の気分です。

今、デュッセルドルフに向かう電車の中。幼なじみのりょうちゃんに会いに……。

昨日、家族ぐるみで仲良しのシュテファンが遊びに来ていて、少しりょうちゃんの話題になりました。

シュテファンとりょうちゃんは、昔、同じ時期にシュタイナー教員養成学校にいたけど、当時、りょうちゃんは、満場一致で学校の学生でナンバーワンのオイリュトミストだったそうです。みんなで言っていたんだって。

それを聞いて、自分のことのように嬉しくなりました。りょうちゃん、凄すぎる……。

今から、そんなりょうちゃんのオイリュトミーの伴奏をしにいきます!

あと、日本のスーパーマーケットにも行ってきます。楽しみです。

家族でキャンプ旅行、みんながいつも同じ空間にいて、密でとても楽しかったのですが、ひとりひとりの個性が弾けすぎて大変だなぁと思う時もありました。

ある湖のほとりでキャンプしているとき、夕日が綺麗だったので、アマデウスをお散歩に誘いました。「アイスも買ってあげるよ」とか色々と言ったのですが、車の中から出てくれないのです。。そんな風に、アマデウスは旅の間、車から出てくれないという事がよくありました。

「外にみんながいっぱいいるから、こわい」と言うのですが、夕暮れで人なんてほとんどいないし、みんな夕日を見ているので、誰もアマデウスの事なんて気にしていません。
それにキャンプまで来て、引きこもりになるなんて……。ゴロゴロと寝てばかりで、小さな仕事ばかりか、シャワーに行ってもらうのも大変でした。

それに車内では、ニコにちょっかいが多すぎて、それも困りものでした。

夫は、反対にカヤックを抱えて、川に入らないと気がすまないみたいです。とにかく水が好きで、見てると、川の中で髪を洗ったり、もうワイルドというか、「ドイツの河童」のようでした。

そうなるとアマデウスの方はあまちゃんと呼ばれるだけあって「天の邪鬼」にみえてくる……。

きっと、この家族は妖怪ファミリーだったんだねと納得しました。

ちなみに、私は「子泣きじじい」です。高校生の時に、似てるとクラスメイトに言われたことがありました。


ライプツィヒの湖から見える夕日です。


わぁ、とっても綺麗……。


結局、ニコと夫はサイクリングに行っていたので、ハナルナと愛犬クッキーと楽しく夕日をみました。

キャンプ場からそんな遠くないクーニッヒシュタインKönigsteinという町の巨石スポットに行きました。

そこはヨーロッパで最大の城塞があることで有名な町だけれど、私たちはその巨石のある岩場だけ行ってきました。

去年のこと。私とニコがいない時に、家族がハンガリー旅行からの帰り道、ここを立ち寄って感激したそうなのです。ぜひ私にも見てもらいたいとのこと。

そんなこと言ってくれて、嬉しい……。
けれど何にも考えてなかったので、靴じゃなくてサンダルで来てしまいました。巨石の上まで行けるかな。



あの岩の上まで行きます。



本当に、大きい石が現れて来ました。







階段とハシゴで、巨石の上まで行きます。


上まで、着いたよ〜!すごい〜!


でも、石の上にいるみんなのことが落ちそうで見てられなかったです……。
すごく高い場所なのに、なんの囲いや注意書きなんてないのです。自分の命は自分で守れってことかな?


「これ以上、ニコは先に行かないで〜。落ちちゃうから」と言ったら、「なんで僕は1番、小さいの?」と泣くニコ。



そんなこんなで風景をゆっくり楽しむ余裕はなかったけれど、実際は大きな岩がゴロゴロと迫力満点!絶景スポットでした。

アヒル農場から、歩いて2キロぐらい行くと、小さなでも可愛らしい町がありました。


Hohnstein(ホーンシュタイン)という町です。車じゃないと来れないような場所にあります。
すぐそばは、ゼジッシェシュバイツ国立公園。不思議な岩と森が神秘的で、鳥の声が聞こえ、フクロウとかたぬきがひょっこりと出てきそうな緑のふかい場所。歩いていても人にはほとんど会いません。

そんな辺鄙な小さな町なのに、驚くことに、町の高台には山城がありました。

そして、唯一の小学校も、銀行も市役所も何もかも小さいのに、町には大きな人形劇の劇場もありました。人形劇で有名な町なんだそうです。


岩の上に小さなお城が建っています。



こんなふうに……。最初に建てられたのが1333年だそうです。



中は子供たちが泊まれるユースホステルにもなっていました。

当時のお城の面影はちゃんと残されていました。
実は、お散歩がてら一人でお城に入ったので怖かったです。
というのは、何気なく入った小さな部屋が当時の牢屋で、天窓しかないような窒息しそうな場所でした……。かつて、生きて帰れない所だったみたい。今は穴を開けて、扉を付けたので私も入れました。




あと、昔、お城の周りは熊を沢山、飼っていて、敵が来れないようにしていたそう。前にチェコのお城に行った時、いまでも熊を飼っていたのを思い出しました。


お城の塔の上から景色を眺めて見ると、絶景!

地下はまた怖い部屋があったので、そこは入らなかったけれど、町の博物館も地下にありました。

ヤゴブ・マックスさんという方がこの地で人形劇に情熱を注いで町の伝統となったようです。実際に作られた人形が置いてありました。




どうやって作るのか、やっと分かりました。



自分でも、いつか作ってみたいなぁ〜。
衣装の作っていたエリザベートおばあちゃんの、切り絵も展示されていて、素敵でした。



小さなハサミで、植物や動物の形を切り取っています。細かいです。


お城を出ました。ここが小さな銀行。


唯一の小学校。。。


この家が市役所だそうです。この町に住んだらみんなが知り合いになれそうです。こじんまり……。

とにかく町全体が、物語が書けそうな雰囲気なんです。石のお城、騎士、熊のガーデン、扉のない牢屋、木の人形、巨石がみえる森たち。
ふと夜中に目を覚ますと、そんな光景が何度も浮かんでは消えていきました。


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