近くで週末に、中世時代に来てしまったような、不思議なマーケットが開かれていました。

その日の午後は、お友達のシュテファン君の誕生日パーティーに呼ばれていたのでプレゼントを買いにマーケットに行ってみました。

ドイツの昔のマーケットにようこそ!

木で色んな物を作っています。何を作っているのかな?


キッチン用品も沢山、ありました。全部、手作り!それなのに、小さなスプーンが1ユーロからです。


アーモンドナッツにキャラメル状になった砂糖を絡めた物。右に見えるお鍋に、ナッツとお砂糖を入れてからひたすらかき混ぜます。
甘くていい匂いが、します。
このナッツ屋さんは、色んな味がありました。レモン味、ヌテラ味、ピリ辛チリ味、ココナッツ味、卵のリキュール味、などなど。
お試しで、色々ともらったけれど、全部、美味しい!
結局、袋に少しずつ、色々と混ぜてもらいました。


三角の袋に入れてくれます。
甘くて、カリカリ、おつまみにたまらないです。


350年前のモデルの観覧車です。大人の男性が2人で、手で回してくれます。


ハナルナも、乗って、手を振ってくれました。回す方は、疲れますよね。


手作りのオカリナ屋です。お姉さんの吹くオカリナの音が素敵です。

そうだ!このオカリナペンダントをシュテファンのプレゼントに買おうと思いついて、緑色のオカリナを買いました。自分でも欲しくなって素焼きのオカリナを購入。素焼きの方が音が高いです。
楽譜も売られていて、色々と選びました。当然、「中世の音楽」も....。


子どもも吹けるので、今、みんなのおもちゃ。すごく楽しいです。


石屋さん、発見。


ペルーから来た石の彫りもの。色んな動物の形しています。


クリスタルの石をひとつ、選びました。


焼き立てのパン屋。羊のチーズとほうれん草
のパンをハナルナは選んでます。
熱いから気をつけてって言われています。


手作りフルーツワインのお店。ああ、シュテファンにお酒も持っていこうと思って、一本、買いました。試しで色々と飲ませてくれます。北欧のクランベリーのお酒っていうのが美味しいな。これにしよう...。


マーケットでぶらぶら、楽しかったです。
シュテファンに、その後、緑のオカリナとクランベリーのお酒をプレゼントしたら、とても喜んでくれました。

毎年のように、シュテファンはスペインのピレネー山脈でサンティアゴ巡礼の旅をするので、緑のオカリナを首にぶら下げて行ってもらいたいな。オカリナを山の中で、ピーピーと吹いているシュテファンを想像しちゃいます。

幼稚園のカーニバルの何日か前、先生が「クッキーを焼いてきてくれたら嬉しいな」と言っていたので、パーティーに、型抜きクッキーを焼いて持って行きました。


アラビアンナイトのイメージで、星型のクッキーです。



クリスマスに焼いたクッキーのレシピで焼いてみました。

【型抜きオレンジクッキー】

バター(柔らかくしたもの。私は暖房の上に置いておきます)150グラム
砂糖  80グラム
バニラ砂糖 1袋(15グラム)
卵黄  2個
オレンジの皮 一個分(すりおろしたもの。ビオがいいです)
小麦粉 200グラム

これを順番に(適当に)、混ぜる。クッキーの生地を作るというのは、適当というのが大事で、真剣に混ぜると、固いクッキーになるので要注意!
私はお箸で混ぜたりします。



型を取って、180℃ほどのオーブンで15分ぐらい?焼きます。
 
100グラムほどの粉砂糖に、余った卵白ちょっぴりと、オレンジの絞ったジュースを入れる。全部を入れないで少しだけで大丈夫です。
様子をみながら、少しずつ入れて、これもお箸でかき混ぜる。トロリとしたアイシングができます。

焼いたクッキーに、それを刷毛で塗る。

本当は、テーマが「オリエンタル」というのでカレー粉も入れようと思ったけれど、子供用だったのでやめました。オレンジはたまたま、家にあったので使っただけです。

簡単な型抜きクッキーでも、とても喜んでもらい、あっという間に、子どもたちが食べてくれたのでレシピを書いてみました。


昨日は久しぶりに、暖かくて春が突然、舞い降りて来たようなお天気でした。気温は17℃。何日か前は、みぞれが降っていたのに...。


土曜日のマーケットにブラブラと歩いて行きました。お花も沢山、出ていました。

お店の方に声をかけると、復活祭の飾り付けの方法や、ブルーベリーの枝で花束を飾ると素敵になることなどまで教えてくれます。マーケットを歩いて、色々と発見するのが楽しいです。



今日は、マーケットで買ったお花を持って、おばあちゃんの住む老人ホームに今から行ってきます!元気にしているのか、会えるのが楽しみです。

日曜日は、家族でボンという町まで行って来ました。


今、ボンの「BUNDESKUNSTHALLE」というミュージアムで、3つの特別展が見られるのですが、その内の2つが前から、行きたいと思っていました。


ひとつが人類史の展示会で、これは最近、ちょうど読んだユヴァル・ノア・ハラリ「サピエンス 全史 上下」の本をテーマにした特別展。

この本、2冊もあったのにとても興味深くて一気に読んでしまいました。世界的にベストセラーになった本らしくて、ドイツではこんな展示までされているなんて嬉しいです。

もう一つは、ダウン症の歴史や、ダウン症の方達の作品などが展示されている「Touch Down」という珍しいテーマの特別展。
これもずっと行ってみたいなぁと思っていました。

このダウン症の特別展を少しだけ紹介します。実は、先に人類史の方に家族でガイドも付けて行ったので、みんなヘトヘトになってしまって、ダウン症の展示会はひとりで、行きました。


入場料は4ユーロ。入り口で、聞いたら撮影はOKだそうです。


いつからダウン症の人達が歴史上に見られるのでしょう?
これは、紀元前1200年あたりの今のメキシコ、オルテカ文化の子供の像なんです。
この顔は、ダウン症の子供じゃないのかって言われています。昔のオルテカでは、ダウン症の子どもは神さまと思われていたのではないかと...。
真実は誰もわかりません。


五百年前のオランダの絵画。
ダウン症の子供が天使として描かれているのではないかという事です。


私が面白かったのは、ダウン症の論文を最初に書いた、ジョン・ラングドン・ダウン(1828ー1896)について。ダウン症というのは彼の名前から付けられたんです。時代はビクトリア王朝時代。彼はイギリスの優秀な医者でした。当時の障害者への、扱いは本当にひどかった時代に、
セラピーや良い食事、運動、演劇を取り入れる障害者施設を作って実践しました。
また、当時まだ珍しい写真機を買って、施設に住んでいる住民をひとりひとり、写真で撮って、詳しいプロフィールなどを書いています。
そんな中、ダウン症の人達の顔つきや性格に、共通点があることがわかって来たのではないでしょうか。



ダウン氏の孫も、偶然にもダウン症だったんです。ジョン君です。


これは、現在の写真です。
みんなの作文やメッセージが沢山、読めて、よりダウン症を理解できました。




この大きな染色体を刺しゅうしたのも、ダウン症のある女性です。



よく見ると、確かに21番の染色体がトリソミーになっています。



その他にも、ナチス時代の事や、カラフルな絵画、とにかくダウン症の全てについて、盛り沢山でした。



カタログも安いのに、詳しくって良かったです。みんなが読めるように文が易しいので、嬉しいです。我が家の子どもたちも、沢山読んで、「ダウン症」について、昨日、はじめて知ったのです。


幼稚園のお友達でも、ダウン症の子がいたり隣が障害者の大きな作業所だったのに、今まで、気が付かなかったそうです。


みんなが待ってくれていたので、ガイドは申し込まなかったけれど、90分のガイドが週末にあっておすすめできます。(最後の拍手喝采の凄さで良かった事がわかりました)
この特別展示は3月12日までです!


土曜日は夫の誕生日でした。友達親子も来てくれることになり、急遽、朝食とランチを兼ねたブランチを食べに行くことになりました。

当日、朝の10時にカフェで待ち合わせなのに、お誕生日の夫が10時を過ぎても、まだ家で携帯電話を探していてのん気(本人は焦っている)だし、何とか外に出たと思ったら、次は寒すぎて車が凍っていて、動かせませんでした。

また家に戻って、お湯を持ってきて、車にかけたりと相変わらずのドタバタ劇です。道路にいたおばあちゃん達もこっちを見て、笑っています。

やっと動いた車の中で、
「誕生日からこんな慌ただしいなんて、夫らしい...。人は年を取ろうが、何歳になろうが、変わることはできないなぁ」なんて思いました。

ちょうど友達からもメッセージが来て「昨夜、日本のお笑い番組を見てたけど、えりかさんの夫を見てる方がよっぽど面白い〜」なんて書いてあってまた笑えました。

とにかく、そんな始まりのカフェでのブランチ誕生日。

カフェは満席で、楽しい週末の雰囲気で、みんながニコニコしていて、にぎやかでした。

食べ放題のビュッフェスタイル。本当に、色んな物が並んでいて豪華で、そんなに食べれないとわかっているのに、嬉しくなっちゃいます。

目の前で注文してから、作ってくれるオムレツやスクランブルエッグも具が沢山でふわふわで美味しかったです。



ウエイトレスのお姉さんに「夫が誕生日です」と言ったら、途中で照明が暗くなって、
花火が刺さったティラミスの差し入れがやって来ました。

誕生日って言ってみるもんだなぁ。

その後は、歩いて中世のクリスマスマーケットに行きました。魔女とか怖い格好したおじさんとかに出会って、子どもたちもビビりながらも楽しみました。


魂入りの魔女のワイン!?がここで飲めます。


東洋からきたお香達...。乳香です。


竹馬みたいな物で遊んでくれる面白いおじさん...。
ドイツ人って真面目な人が多いって思っていたけれど、夫も含めて、はじけちゃった人がいっぱいだな。これからもみんなで、そんな愉快な人達と楽しくやっていきたいです。



昨日は第1アドヴェントの日曜日でした。我が家のアドヴェント・リースにも1つ目のロウソクが灯りました。

その後、ニコの通うシュタイナー幼稚園と、同じ敷地内にある障がいを持った方が働く大きな作業所のバザーに行って来ました。

ここの幼稚園はシュタイナー幼稚園の中でも昔から特別な幼稚園で、1グループ15人の子どもたちの内、5人は障がいを持った子どもたちが通っている園です。(最近、国の福祉制度が変わったので、今は5人もいないかもしれません)。 

そしてこの幼稚園、障がいを持った人達が働く作業所やホームと同じ敷地内に建っています。普段から、園の子どもたちは作業所のパン屋に行ったり、紙工房に行ってノートをもらって来たりと交流していて、年に一度のバザーも一緒の日に行われます。

わたし達は最初に、幼稚園の方から行きました。何故なら、私がお昼時にランチを売ったり、食器を洗う係だったからです。

アマデウスは幼稚園にいるのがつまらなくなったのか恥ずかしくなったのかお友達の家に行ってしまった(そういうお年頃になっちゃたな)のですが、ニコとハナルナは、私が働いている間、可愛い物を作っていたみたいです。


人形のかたちをしたジンジャークッキー。

これに模様をつけたり、顔をつくったりするコーナがあって、デコレーションを楽しみました。


可愛く仕上がってます。
出来た途端に、「パクパク...」。あぁ〜、もったいないーー。

先生がさらに、別の部屋でこの人形のかたちをしたジンジャークッキーの人形劇までやってくれて、小さな子どもたちがとっても喜んでいました。



他のお母さんと私が一緒に作ったのが、左に見える虹のボールが付いたモビールです。ん〜、まだ売れてないです。

ところで、モビールの後ろのガラスと木の箱がわかりますか。
園長先生はその中で亀を飼っています。園長先生のパソコンの周りは亀の小物で溢れています。
亀が大好きな園長先生です。


これは夏にアクティブだった時の亀。
でも、今は冬眠中....。亀にはクリスマスはないようです。

無事にランチ係が終わりました。幼稚園を出て、作業所の方に移動します。


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