少し前ですが、幼稚園ではきっと最後のマルティン祭に参加しました。聖マルティンを讃えるドイツのお祭りです。

幼稚園では、ランタン祭とも言います。各クラスで作ったランタンをロウソクで灯して、外が暗くなったら、皆んなで歌を歌いながら歩くのです。


隣りのカエル組はこんなに可愛い長靴のピッピのランタンを作りました。


ニコのいるカタツムリ組は、太陽のランタン。このランタン、親も含めて皆んなで集まって作るのですが、我が家はその時、スイスに秋休みで旅行していていなかったのです。でも、先生が代わりにニコのランタンを作ってくれていました。先生、ありがとう……。

外が暗くなるまで、子ども達は園の中で、聖マルチィンの人形劇を見たり、外で温かいプンシュというジュースを飲んだり、パンに挟んだソーセージを食べたりしました。

外が真っ暗になって、出発になりました。
親の持つランタンは歌詞が付いているので、私も一緒に歌う事ができました。


今年は、真っ暗な中、空にカシオペア座などの星が沢山、出ていてそれがとても素敵でした。大好きな宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」の銀河のお祭りを思い出しました。
こっちはランタンで光っているし、空は星が光っていて、お互いに暗い中、空も地上も「ハロー、ハロー」って、光を送って挨拶しているような気分です。確かにお星様の歌も歌いました。

歩いた後は先生たちが駐車場では火を焚いてくれました。マルティン祭の時期を越えたら、焚き火は市で禁止されているそうです。でもこの時期は大丈夫。暖かい火でみんなで寒くなった体を暖めました。


最後はやっぱりこれ。人形パン!

ところで、先週、バザーに来てくれた久子さんが、この幼稚園でのマルティン祭の話しをしていなかったのに、バザーの後、こんなメッセージをくれました。

「……空では星が光って、地上では私達が光っているというのはすごい真実だよね。それを思い出させてくれるのがこの時期だよ……」って。ランタンを持って星空を歩いた私を見ていたかのようなことを書いてあってびっくりです。

そして、久子さんはこんな素敵なお星様を折って見せてくれました。
お星様が手を繋いでつながっているそうです。とても綺麗で習いに行きたいなぁって思っています。

夫が働いていて、娘ちゃんが通っているシュタイナー学校でも、週に1回だけどオイリュトミーの伴奏者として働いています。

1時間目から働いているので、家を出るのが皆んなと一緒に、朝の7時。だから朝はバタバタしないように、5時頃に起きて準備しています。そして、朝の6時にまだ星空が広がる真っ暗な中、犬の散歩に行きます。長く留守番しなくてならない愛犬クッキーが気になります。

家族で車に乗って40分ぐらい学校までかかります。考えたらここ何日か忙しくて夜遅く帰ってくる夫と最近、まともに話してもなかったので、ようやく近況報告を聞きました。仕事だけでなく、趣味でコーラスのアカペラグループに入っていて、今度、アカペラ大会のためテレビのショーに出るとか。何だかよく状況がわからないけれど、そのテレビショーに家族で応援で行くことになりました。こうなったら応援の旗でも作ろうかな(笑)。

そんなこんなで学校に到着。1時間目が始まるのが7時45分から。日本に比べて、早いです。

オイリュトミーの先生は、五十代の女性の先生。すごくフレンドリーで優しいです。
休憩時間に、家族のトンデモ話しや昔に私が有名なシャンソングループが出演するというのでエロテック文学のイベントに行ってみた話し(いつかブログに書きたい)で、先生と部屋に来てくれたN子さんと大笑い。

授業が始まってからも、可笑しくてニヤニヤが止まらなくなりました。

更に、生徒さん達がオイリュトミーの部屋に入って来た時に、先生が伴奏している私の耳元でニコニコしながら「ねえ、エリカ、今日は日本語で皆んなにおはようございますって言ってくれる?」とささやくので、いつもはドイツ語で言う所を勇気を持って日本語で、子どもたちに「愛する4年生、おはようございます!」って言いました。

子供達も目を丸くして、はじめて聞く日本語にびっくりしたのか、「うわぁ」って笑いました。

そんなオイリュトミーの時間でしたが、授業はちゃんと進みました。四角の形に動いたりハレルヤの曲に合わせて動いたり、ギャロップしたり……。「最近の子はギャロップできない子がふえたよ」なんて先生は言っていましたが、子どもたちはとても、楽しそうです。


授業の終わったハナルナに校庭で会いました。こっそり買っていたドーナッツ、取られました。

去年、色々な偶然が重なって、我が家から遠くないシュタイナー学校へ週に2回、ピアノ伴奏をするために通っています。

そのシュタイナー学校は、一般的には自閉症だったりダウン症だったり、生まれた時のトラブルなどで障害を持ったお子さん達が通う学校です。

でも、この学校だけでなくシュタイナー学校では「障害」という言葉は使いません。「魂のケアが必要な子ども達」日本語に訳すると、こんな感じになります。
医者の診断した障害名だけでで、子供達を見るという事はしないと思います。

ちなみに、私の子供もケアが特別に必要な子供がいるのけれど、医者も診断が出来ないみたいで、大変なことがいっぱいあるけれど、最後は「全ての問題は知能が低いから」って言われました。その前はADHDとか強迫性障害など色々、言われていたのに……。「はっきり言ってそれだけじゃないでしょう」と思ったけれど、それから医者には行っていません。
まだまだ医者だって診断できない事が沢山あったり、余りにもひとりひとり違うから、簡単では割り切れないのだと……。
ホメオパシーしか薬もあげなくて、良かったです。

話しが逸れたのですが、土曜日はそのシュタイナー学校のバザーでした。

「バザーの報告するね」とか、日本で障害者の方と物作りしている母に「ドイツではどんな物を皆さん作っているのか、売られているのかスパイになって見てくるね」なんて言ったのに、今回、半分もブースを見てなかったです。


幼な馴染みのりょうちゃんと子供達、久子さん達が来て、お話して「えへへ」って笑っていたらバザーが終わっていました。

久子さんの旦那さまのハンスさん。最近、かわいいお孫さんが出来て嬉しそう……。子どもとすごく遊んでくれて、バザーでニコにも本を買ってくれて読んでくれました。

カフェでは、学校のお母さん達が作ったサラダやスープを頂きました。そういえば巻き寿司もありました。私よりもすごく上手でした。

思春期真っ盛りなアマデウスが突然、来たのだけれど周りの女の子たちが気になるのか恥ずかしくてケーキも食べれなくなって、可愛いかったり、側にいた生徒さんもニコニコとこっちを何度も見て、声もかけてくれて何だかみんなが可愛かったです。


いつも弾いているピアノの上は、こんなになっています。去年も買った素敵なテッシュケース、また買いました。2枚も布が使われていて、裏地が全く違う柄。おしゃれ。


マッチ箱も、また買ってしまいした。夫がクラスに持って行って使ってます。フクロウ付きです。


松ぼっくりとドングリだけのリースもいいなぁー。


娘のハナルナも来てくれました。ここでは色ごとに素敵な物が沢山、売られてました。

でもハナルナが、私の背後霊のように耳元で「ママは必要ない物ばかり、買うーー。これいらないでしょう?買っちゃ駄目よ」って何度もささやくのです。
しっかりし過ぎて、どっちがお母さんか分かりません。


「ねえ、この動物1ユーロだから、1個だけ買っていいかな?」なんてハナルナに、言っていたら、友達のりょうちゃんが15個も横で買っていました(笑)。


これが1ユーロで買った、りすの陶器。頭が動く所が可愛いです。

障害を持った方の作業所で作っているそうです。


蜜蝋のロウソク作り。ロウソクを作っている間、ゆうすけ先生が穏やかにギターを弾いていました。


お友達のザビーネママのお店。旦那さんのミヒャエルの手作りおもちゃで遊んでいます。


先生の黒板に描いた聖マーティンが上手です。今、ドイツではマーティン祭の季節です。

そして、「ルンペルシュティルツヒェン」というグリム童話の人形劇も見ました。日本では有名ではないけれど、ドイツではみんなが知っている童話です。今、調べたら日本語だと「がたがた竹馬こぞう」とも言うそうです。岩波文庫のグリム童話集の2巻に書かれていました(KHM55)。

素朴な人形劇なのに、物語にひきこまれるのかニコとりょうちゃんの娘ちゃんのミアちゃんは2回も見に行っていました。オイリュトミーの先生の奏でるライアーの優しい雰囲気の演奏も付いていました。物語を読んでいる先生の声も自然なのに響いていて、そこだけ確かに物語の空間になっていました。

帰りに学校で作っている蜂蜜とジャムと大きな蜜蝋ロウソクを買いました。学校で養蜂をやっているなんてすごいなぁ。そしてその蜂蜜は不思議なほどゴールド色に輝いていました。

大好きな友人たちまで来てくれて楽しいバザーでした。これからクリスマスまで行事がいっぱいだけど、それだけ笑顔も多い季節です。みんなで楽しい事をいっぱいやりたいです。


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